それでも私は結婚したい。


いい女というのは、自分で自分を守れる女のことだ。

経済的に男に助けてもらわなくても自立していけること。

故に誰かに寄りかかられても、ぐっと支えられる力があり、あわよくば上に引っ張っていってやれる余力がある。

そういう男みたいなたくましさを持ち、かつ、それを無駄に威張ったり自慢げに顔に出したりしない賢さを持っている女を、世間は『いい女』と呼ぶのである。

決して、金箔入りの化粧水をふんだんに使ったり、高級なバッグを持ち、流行りの服を着こなすだけの金のかかる女を『いい女』とは呼ばない。


だがしかし、男と言うのは心底単細胞で間抜けな生き物なので、なんせ見た目がそこそこキレイでないと、恋愛というフィールドに私たち『女』を置いてなどくれない。

実に自己都合で身勝手で、恩知らずな生き物なのである。


悲しいことに、我々女は、幼い頃から刷り込まれたシンデレラやらなんやらのお姫様思想によって、素敵な男と結婚して家庭を持つ事がこの世の幸せそのものというイメージが先行し、私たちは気が付くと『結婚』に夢を見ている。

そこに待つのが決して幸せだけではないのを知っていても、どういうわけだか結婚という疑似ゴール体験したくてしたくてたまらなくなる。

未知の世界に対するシンプルな欲求なのか、それとも世間の目から自分を守る術なのか、もはやこの欲求を前にすると真実を見失ってしまうのだ。

猫がマタタビに狂うように、アラサー女は結婚の二文字に躍り狂わされてしまう。

理由もわからずに発狂するなど、我ながらに恐ろしい出来事であり、一度落ち着いて考えなければならないと、私は考えた。

何を隠そう、私もものすごく切実に結婚がしたいアラサー女なのだから。


そもそも、なぜ結婚がしたいのか。

死ぬまで一人で生きるのが辛いのか?

耐えられないほどに寂しいのか?

人がしてるから羨ましいだけなのか?

親を安心させたいからなのか?

理由は腐るほど持っている。なんだかんだ理由をつけていいのなら、もはやイチャモンと言ってもいいほどに理由なんて持ち合わせている。つらつらと書き連ねて108個の結婚したい理由で数珠でも作れそうだ。怨念に近い。だから書いていて自分でもすごく怖い。こんな女に迫られている男を不憫にすら思えて来る。でも正直な気持ちをここに書いておきたい。気持ち悪くて本当にごめんなさい。


情けない話だが、【結婚したら人として認められるのではないか】と思う時が、私にはある。

仕事が飛び抜けて出きるほど器用でもなければ、夢中になれるほど自分のしたいことがあるわけでもない。

社会で認められるような気がしないなら、別のどこかで認められたい。

結婚して、『ちゃんと家の事もしていますよ』という認定証が欲しくなる。

結婚してなくても家の事をちゃんとしてる人はモチロンいるのだけれど、結婚していればむしろしていなくても『している、出来ている』と世間は認定してしまう。ものすごくオートマチックに、コンマ1秒かからずに『結婚しているイコールちゃんとしてる大人』と決めつけてくれるのだ。忌々しいよね。


世間が認定してくれれば、なんだかそれで許されている気がしてくる。生きてていいよと認められているかのような気持ちになる。

世間の目なんて、困った時ほど何も助けてはくれないものなのに、気にしないで生きていくほど強くなれない理由として、

『自分、自立してしっかり生きていますよ!助けは無用でござる!ビジネスもプライベートも着実に人生の駒を進めてますから!ご安心を!!』と、心から思えていない証拠でもある。



要は、誰かに助けてもらいたいのだ。




…ダサすぎる!!

もしかして、結婚したいのって、私は『社会に必要とされてないから、誰か社会に必要とされている人と一緒になることで、必要とされてると認識されたい』ってことなの?

ダサ…、本当迷惑な話ですよね?

ムリムリ、どうりで結婚出来ないわけだよ。私、全然いい女じゃないじゃないもん。

まともに働いたって、自立といって良いのかわからない程度に底辺賃金だから貯金も全然ないし、こんなんじゃ「精子バンクで精子も買えませんよね。あなたは子供産めませんよ。大人というか、そもそもそれって女として失格ですね!」って言われてるのと同じじゃないですか。


稼げない、イコール女として失格

みたいな感じなんですかね。この時代。正直そこそこ稼げてたら結婚なんかしなくたって、バリバリ働いて社会に必要とされてる女の人だって沢山いるわけだし、要は、稼げてないから結婚したいんですかね?


書いてて、情けなくなってきました

しいて自分の良いところを上げるとすれば、

アラサー女にありがちな無意味なヒステリーや八つ当たりはしないし、お金もかからない。料理も掃除も得意だし、そこそこ小綺麗に暮らしているつもりだ。

でも、それだけじゃ結婚は出来ない。

なぜなら、私はそんなに稼げていないから。

もうこれが根底としか言いようがない。


「おんぶにだっこで暮らしてくれ!」なんて我が儘は言わない。

そもそも純粋な気持ちとして、自分の人生、一人より二人の方が絶対楽しいから、一緒に暮らしていこうよ!と思っているだけなのだ。本来は!!


それが結婚に直結しないから、フラストレーションを感じてしまう。結婚しなくても、日々を一緒に楽しく過ごしているのだから、何も文句などないはずなのに。

恋愛は、保険がきかない世界だから、過剰に不安を感じてしまうのだろうか。

保険があれば、この焦りや悩みから解放されるのであろうか。

わからないけれど、

とにかく結婚出来たら、無駄に夕日に涙を流したり、懐かしい曲を聞いて吐き気がするほど寂しくなったり、やたらとセンチメンタルに溺れなくて済むような気がしてしまう。


結婚してても、きっとそうやって切なくて物悲しく感じる日もあるかもしれないのにである。

手に入らないものほど欲しくなる、根本的に解決出来ない女の性分なのかもしれない。

落ち着いて考えようと思ったハズなのに、結果まだ結婚したいと思ってますね…なんてことでしょう。


今回考えてみたまとめとして、改めて気付いたことが、1つ。

男の人は【稼げて自立してる女が好きだし、そこそこ稼げていれば、別に結婚しなくても人生は結構楽しい。】


稼げる術さえ持っていれば、私たちはどこまでだって自由でいられるのだ。

世の中は、結局金だ!と昔誰かが言ってた言葉が、ストン。と府に落ちてくるお年頃。


あなたは、結婚したいですか?

私は、それでもやっぱり結婚したいです。

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おっぱいの中に揺れる野望

煩悩と欲望を2時間煮込んでおきました。
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コメント9件

もう最近私が感じてた苦しさを全部書いてくださってありがとうございます。泣
ナディアさん
読んでくださってありがとうございます😭
泣 ナディアさんの記事もめちゃくちゃ共感しました。。
最後までわかるーと思って読ませていただきました。
私はアラサーなんですが、共感の連続でした。
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