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カービィ流行語大賞2022 結果発表!

そもそもカービィ流行語大賞2022って?

というツイートを受けて、自身も興味が出てやるかーって軽いノリでやって見ました。年末じゃないやん、というツッコミが多数あるでしょうが、これは気づいたらハッシュタグができて盛り上がっていたので、盛り上がっているうちにやった方がちゃんと投票数が集まると考えたからです。

選考過程

最初に1人15個流行語を選んでもらい、その投票数が多いものを上から10個選び、その後選ばれたもので1人3票の決戦投票をしました。
が、ここでの1位が群を抜いた投票数だったので、早々と殿堂入りすることにし、実際の決戦投票は2位決定戦の形にしました(そのほうがより色んな方向に目を向けられるという判断)。
それでは、説明も済んだので結果発表に参りましょう!

2022年12月15日更新 - 当時から時が経ったので情報の見直しを行いました。

11位 24票

ジョロニア

小ネタあり意味深あり、カービィ界に大きな波を呼んだ、『カービィのグルメフェス』CPU名を代表してランクイン!
ジョロウグモ+セクトニアという由来も伺えるその名前は、鏡に呑まれる前の名かそれとも…

英語版は恐らくグレーな方法で全ての名前を早々に掲載されていた中、日本ではファンの集合知によってそれと同じ数揃えるという恐るべき偉業も印象深いです。
他にもノミネート投票では「デデデソウル」がかなり人気でした。
熊崎さんはちょっと気になるペンネームくらいのノリで付けたとのことなので、そんな深い意味は無いと考えて良い…はずです。

10位 34票

特茶

ケルセチンゴールドや体脂肪などもセットで集計。
5月頃に公開され、体脂肪を熱演するワドルディとケルセチンゴールドを最終決戦能力のように使う姿が話題に。
最後にはデブ体型を気にしている様子のデデデ大王の姿も。

サントリー関連では、他にもクラフトボスとのコラボもありました。

いずれも映像制作は空気株式会社が担当。この「選べるって、楽しい!」編は京都アニものづくりAWARD 2022でアニメーションCM部門、コンテンツコラボ部門の2部門でノミネートもされました。

9位 38票

ハンマーバグおよびそれに付随する関連バグ

『星のカービィ ディスカバリー』で発見されたバグ。ハンマーでホバリングの疲れによる落下に、「メテオスタンプ」(空中でB長押し)のバウンドを合わせて上手くホバリングすると常軌を逸した大ジャンプができるというもの。ブリザードブリッヂの戦いを大きくスキップする「ブリブリスキップ」も話題になりました。

双星並ぶ真の魂沌

中でも大きく話題になったのは、カオス・エフィリスが増殖するバグ。第2形態になった後に、上手く第一形態の出現判定を踏むとカオス・エフィリス第1形態がもう一度現れるというもの(厳密にはハンマー以外でも可能だが、便宜上まとめて集計しています)。自ら敵を増やすその様は「ダークメタナイト???」と言うツッコミも受けました。

2022年12月15日更新 - ワイルドハンマーのメテオスタンプをムービー中に使うと、ラボ・ディスカバールの床を突き抜ける新バグが発見されたらしいです。

8位 40票

コロコロ!タマコロカービィ

『星のカービィ ディスカバリー』屈指の難関、「コロコロ!タマコロカービィ」も堂々のランクイン。ジャイロ操作、タマコロという名と、『マリオギャラクシー』シリーズを想起させ、そちらも高難易度だったため発売前から一部の任天堂ファンが既に戦慄していたとかいないとか。
『コロコロカービィ』も脳裏を過ぎりますが、元々開発チームの自由制作で生まれたとのことなので、開発経緯上はあまり関係なかったと推測されます(ネーミングで後から寄せた可能性はある)。
開発中はもっと難しかったとか…

そして、このゲームを作ったタマコロ屋ワドルディにもその恨みの矢は降り注ぎ、多くの人が店ごと焼却を試みていました。

フェスでも演奏されていましたが、なんとなく周りの空気が一変したのを覚えています。

7位 51票

いつしか双星はロッシュ限界へ

『ディスカバリー』最終決戦を飾った特大ボリュームの楽曲。ボス戦が前半・後半とその以降パートで細かく分かれているという驚異の構造もファンを驚かせてくれました。第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100でも堂々の1位を飾り、「いつしか○○○○は○○○○へ」構文もよく見ました。
最終決戦のデッドリーサン・グレーザーと合わせてサビになるシーンも話題でした。
フェスでは流石にネタバレ配慮で演奏されませんでしたが、元は弦楽器とかけて「弦界」という文字を振っていたというエピソードも明かされました。

5位 61票(同率)

ア"ーーーー!!カービィ!!!!発熱してる!!

あったかぬいぐるみ ワドルディ」の予約ページで紹介された、「あったかぬいぐるみ カービィ」の感想の一つ。あまりの圧の強さが印象的。
投票当時は新しい話題だったのもあってランクイン。

星のカービィ 30周年記念ミュージックフェス

2022年8月11日に開催され、ファンを大いに盛り上がらせたフェスもランクイン。さっきのタマコロも演奏されましたね。
フェスそのものだけでなく、ノミネートでは館内アナウンスで言われていた「ブラボー(ブラボー禁止)」や、フェス現地を逃した人の行き場所として広まったミーム「シンガポール」、デデデ大王フェスでの「シャウトオブクマザキ」も候補に挙げられました。
ちなみに昼公演でゼロがトラウマと語っていたMCの桜野友佳さんですが、後に克服に挑むという動画を投稿しています。


4位 71票

アニメ「星のカービィ」

そのカービィフェスで公開された大ニュース。Wiiの間が終わって以来、正規視聴方法のなかったアニメカービィがいよいよ見られるようになったということで、会場もインターネットも大いに盛り上がりました。
これに伴ってトレンド入りした「環境破壊」もノミネートに結構集まりました。


3位 78票

尊厳破壊


ワイルド デデデ
メタナイト デブ

『ディスカバリー』で獣のような本能剝き出しの姿をさらされたデデデと、『グルメフェス』でそっくりさんにデブの風評被害を浴びせられたメタナイト。たまたま同年にメインキャラが連続でその名誉を棄損される展開で、『ディスカバリー』が出てからしばらくは尊厳破壊という文字を毎日のように見た気がします。
ノミネートではこの出来事を経て、落ち込んだデデデを指す「ダウナーデデデ」や、「デブナイト」といった投票もありました。

2022年12月15日更新 - 角川つばさ文庫の小説『星のカービィ まんぷく、まんまる、グルメフェス!』の表紙にはメタナイトが描かれています。果たしてメタナイトは本当にデブになってしまうのか!?是非買ってその目で確かめて見てください。

2位 82票

エフィリン 裏切り/エフィリン ごめん

『星のカービィ ディスカバリー』で登場したエフィリン。発売前から某道化師やら某魔術師やらのせいで散々裏切りそう裏切りそうと言われ続けてしまう。
流石に熊崎さんがそんな同じ展開何度もやらないだろ…とも言われていましたが…

いざ、発売されてみるとエフィリンは裏切るどころか、終始カービィの味方として最後まで活躍。追い打ちをかけるように、ラスボスのフィギュア説明で「博愛の心が分離」して生まれた存在と明かされ、敵対するはずもない存在だったと判明。その日からしばらく、エフィリンと検索に入れるとサジェストが謝罪で埋め尽くされたのでした。

2022年12月15日更新 - そんなエフィリンですが、ピクシブ百科事典とニコニコ大百科による「ネット流行語100 2022」で34位にランクイン。カービィに留まらず、ネット上でも話題になったキャラクターでした。

1位 殿堂入り



・ ・・-・ ・・ ・-・・ ・-・・ ・・ -・
ピコン!

言語設定… オート…


認証システム… 作動…

認証中……認証中……
ピコン!

入館コードを承認。

館内ナビゲーションを 再起動します。

パッパカパーン!パカパーン、パッパッパッパッパン!
いかがでしたか?

科学研究所「ラボ・ディスカバール」の

カービィ版流行語大賞!

それでは最後に、

殿堂入りの単語について

ご紹介します。

当単語はこの界隈に飛来して以来、

多くのファンに対し

侵略活動を続けて来ました。

流行性を把握した

シークレット・クマザキは その対象を使用。

以来、当界隈にて

単語の持つ 流行力の 研究開発が始まり、

今、我々が手にしている

流行の 基礎となるのです!

(中略)

それでは ご覧ください!
究極の流行語、それではご覧ください!です!

というわけで、「知ってた」という声も聞こえてきますが、それではご覧ください!がノミネート投票者のうち2/3が票を入れる圧倒的な差を見せてくれました。
フェスでも熊崎さんが発言していましたね。小説版でも印象的に使われていました。

まだまだ!ノミネートコレクション

せっかくたくさんノミネートの票を入れていただいたので、2022年の振り返りも兼ねていくつか紹介していきましょう。太字で書いているものが、ノミネート票の入った用語です。流石に全部は紹介できていませんので悪しからず。

カービィ30周年4月を前に、『ディスカバリー』が界隈を席巻。「ツインワイルドフロスト」や「ワドルディカフェ」といった難しいシーン、「こらしめられたガルルフィ」数の開示。「開発者に訊きました」での「カービィがかわいそう」なども話題になりました。「夢啜る極蝶」のまさかの再登場も衝撃的でした。これから訪れる30周年への期待が膨らんでいました。

『ディスカバリー』を経てカービィ界は大盛り上がり。The 8-Bit Big Bandによる「メタナイトの逆襲」の演奏が「グラミー賞」に。「Kirby's Avalanche」がオンライン配信されて、日本でも気軽に遊べるというのも大ニュースでした。

書籍も大量に発売された30周年。奇跡の復刊を遂げた「ププヒロ」をはじめ、ゲームの設定を見事に取り入れた「つばさディスカバリー」も発売。カービィシリーズの解像度が妙に高い「ことわざ・四字熟語」の例文。マジでほぼ全てのキャラクターを紹介した「キャラクター大図鑑」もありました。

話題はゲームに戻って、ミュージックフェスの余韻も残った中での発売となった「グルメフェス」。「ホバリング」などの必勝法の研究から先述したCPU名の小ネタはもちろん、BGMも歴代作品から厳選された幅広い選出でファンを唸らせます。

2022年9月13日のダイレクトの大トリ1個前で、発表されて大いに話題になった『Wii デラックス』。ノベライズの『天駆ける船と虚言の魔術師』の発売もあり、リメイクが来てもおかしくないような雰囲気を醸し出していましたが、いざ出てきた時は衝撃が走りました。清々しいまでの仲間面で現れた「マホロア」は再び注目を浴び、「違法建築」とも言われた「マホロアの城」が何なのかも今後の情報に期待です。

なお、PV内で「ビシバシ」でも知られるウィップが「おなじみ」とされたことにツッコミの声が見られましたが、ウィップはWiiDXも含めて9作品出演。恐らく多くの人がおなじみと思っているであろうウィング(8作品)やUFO(6作品)も上回っており、立派におなじみと言っても差し支えないと言えるでしょう。

最後に

いかがでしたか?(ちなみにこれもノミネートにちょっと来てました)

2022年はまだまだ3か月。そして、これからもカービィシリーズの歴史は続いていきます。とりあえず直近には『Wii デラックス』が控えていますね。
その度に界隈にも新たな流行が、新たな風が吹いてくることでしょう。『ディスカバリー』で初めてカービィをやったという声も多く聞こえてきます。これからのカービィシリーズも期待ですね。

ノミネート120名、決戦187名の投票者のみなさんもありがとうございました!

後書き

今回の流行語大賞をやろうという提案、集計作業のお手伝い、記事の最初のイラストと様々な面でらってんさんにお世話になりました。
この場を借りて、お礼申し上げます。



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