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言霊少女として生きることAct3

はじめましての方も二度目ましての方もそれ以外の方も、ご機嫌清楚ー。

言霊少女バーチャルラップユニットオーディションプロジェクト、与謝野詩歌0023・通称0023小隊隊長にぃさんであります。ついに2次審査予選も終了しました。悲喜こもごも色々な思い出がありますが、前回は手記みたいになっていたので今日は感想文にしましょう。私情たっぷりでお届けします。

二次審査予選初日。

強豪犇めくAリーグへ配属された0023小隊は、絶望の淵にいました。スタートダッシュイベントの戦績は詩歌枠5位。各リーグ3位までしか確実には決勝にいけないので、かなり不穏な配置です。「スタートダッシュイベントのポイントは予選の組み分けには関係ない」という言葉を信じて、思い切りダッシュしたところ見事にズッコケたのでした。私はキン肉マンか。(正確にはルームレベルとルームフォローを鑑みてとのことですので、ポイントは関係なかった模様。)個人的には「息を潜めて下位リーグに配置してもらって無血で決勝進出!」という最高にセコイ戦略を考えていたので、どうしてこうなった状態。5位から下も団子状態だし、これは1から戦略練らないとだめなやつです。前日まで「流石に上から並べるとかないでしょー、Aから順番に1位から振り分けるでしょー。ね、そうだよね!そうだと言ってよ、バーニー!!!」と縋るような思いをルームで吐き出していたのですが、最悪の形で二次予選初日を迎えたわけです。偏に隊長の判断ミス。かつ配信が楽しすぎたのがいけない。スタダ期間ずっと笑ってたし、面白おかしく愉快に過ごしてたのに、ここから先は戦わなくちゃ生き残れないのか。今思えば、0023小隊ですらこんな感想なんだから、AとBのボーダーでAリーグに来た子たちの気持ちは如何ばかりだったでしょう。愚民たちも「やり過ぎちゃったね、テヘペロ」「二番集団のTOPで推すつもりだったのにどうしてこうなった」など後悔の嵐。しかし、もうこうなったからには腹をくくるしかないのです。哀しいけど、これ、戦争なのよね。

はじまる愚民たちの暴走。

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まずは作戦をということで、予選は目立たず騒がず「5位から6位あたりをキープしようね」ということになりました。警戒されないに越したことはないですし、予選は配信時間無制限。決勝もあるのに、配信時間チキンレースになったら私も愚民たちも疲弊してしまいます。全員に余裕のある最終日含む週末で3位に出るのが一番安牌なのでは、ということで最悪48時間配信、24時間配信も視野に入れつつ方針は決定。…ところで、ここまでズッコケ続けた0023小隊にそんな方針は通用するのでしょうか?なぜかバーサーカーがギフトを投げ続けるという暴挙に出た結果、あっという間に4位に浮上。ぽいぽいに目覚めた愚民たちにはボールを投げさせるしかないのでした。(ガチイベ中に無意味なアンケートやってるルームはかなり異質らしい)

ハイポーションゲージの爆誕と即日達成

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ところで、話はずれますがbeginningちゃんというVをご存じでしょうか?人気絵師のLAMさんがデザインをされたVなのですが、半年準備中で予選期間最中にデビューしたんですね。それがハイポーション動画で大人気だった馬犬さんだったわけです。10年の時を経て、またお会いできるなんて!しかもバ美肉として!最高にエモを感じてしまった私は、ノリだけで支援ゲージを作成。「10万ポイント達成したらオーディション委員会来訪時にハイポーション企画やります!!!」この時まだ私はわかってなかったんです、showroomのガチイベというものを。愚民の性質というものを。だってスタートダッシュイベント累計27万ポイントだったんだから、そんなすぐ達成するとは思わないじゃないですか。3日くらいかなぁ…という見通しの甘さをぶち壊すように、バーサーカーの暴走により即日達成。しかも3位に浮上してしまいました。もう隠れてるとか無理だわ。ここで完璧に戦う意思が決まります。開き直りともいいますか、どうせばれたんなら仕方ねぇ喰らいつくか、というような清楚とはかけ離れた闘争本能がうまれたのです。これに関しては愚民の皆さんの暴走がなければ、まだまだ日和っている時期だったと思うので、背中をドンと押されたのでした。

それからどうした?

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とにかく毎日楽しく配信させていただきました。もう本当に呆れるくらいずっと笑ってました。とにかく愚民たちのコメントが秀逸。インターネット老人会したり、台風コロッケ食べたり、ルーム推薦文朗読したり、アニソン歌ったり、サメ映画同時視聴したり、ハイポーション錬成したり。特にハイポーション錬成はその後の名刺代わりみたいになったので、作ってよかったなと思いました。またオンライブ1位もここで獲得。なんという配信内容で1位になってしまったんでしょう。ただここで、初見の方もルームにいらしてくれるようになりました。なにが吉と出るかわかりません。オーディション委員会枠では「与謝野晶子作品朗読withハイポーション噛んだら飲む」と題して、最高の3分間をお届けしました。(ここで審査員推薦枠の芽は断たれたと誰もが共通認識を持った)詳しくは非公式wikiをご覧ください。順位は4位で、延々と上位にひたひたし続ける日々。正直言ってもっと配信したかったけど、これ以上の配信はそれこそ戦争を激化させる可能性があるので、ぐっと我慢。また愚民の皆さんの睡眠時間や生活リズムも心配でした。今更おまいうですが。最終日手前の飯テロから魔女裁判の流れも素晴らしかった。この日に仲間割れしたルーム他にあるんでしょうか?

迎えた最終日。

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とにかく今日一日で、20万ポイント差の3位に追いつかなくてはいけません。迷いなく当初計画していたデス・ロードタイテを発表します。それでも3位のさかいさんが舞台のお稽古があるから20時間で済んだわけで、これもしそれがなかったらと思うと考えるのも嫌なんですよね。流石は一世を風靡したアイドル声優さん。(私はらぶドルが好きだったんだ)一部では無茶という声があがったタイテですが、48時間になっていたことを考えたらなんでもありません。最初の2枠は戦闘意欲を養うために「マッド・マックス~怒りのデス・ロード」を同時視聴。これでかなり士気が上がったので、見てよかったです。そのあとはひたすら1時間15分配信45分休みの繰り返し。起きれるのか、喉がもつのか、体力がもつのかが心配でしたが、アドレナリン効果なのか元気!愚民のみなさんも一日中付き合ってくださいました。一付け焼刃でラップ初心者講座を読んでみたり、落語をやってみたり、お歌を歌ったり、ミレイちゃんお手製の最終兵器が出たり、最終枠手前までとにかく前進。17時~18時ごろに3位に浮上した時に、緊張の糸が切れて泣いてしまいました。絶対3位に入るとは決意していたけど、途中までなかなか差が詰まらなくて最終枠まで抜けなかったらどうしようと思い始めた時間でもあったからです。「ここからですから、泣いてる場合じゃないですよ。」という愚民の言葉に「順位が決まるまでが戦争」と気持ちを新たに。ここから2位、3位、4位とほぼ横並びの状態から最終枠に突入します。もしここで3位になれていなかったら、気持ちが諦めていたかもしれない。伝説の「間違えタワー」も含めて、ここで追い越させていただけたことに本当に感謝です。

そして伝説へ…

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はじめてのshowroom、はじめてのガチイベ、はじめての最終枠。とにかく何事もはじめてだってわけですが、この1時間はずっと目が白黒してました。そこかしこから飛んでくる状況報告。もはや何がどうなってるの状態。ギフトは5分前から投げるのが定石だと思っていたのですが、5分で投げが間に合わないという判断の方もいて、ばんばん飛んでくるハートやダルマ。え?大丈夫?これ偵察されたりしない?ここむちゃくちゃギフト飛んでますよとかならない?というか、1位以外どこがどうなってもおかしくない点差に緊張で胸が張り裂けそうでした。4位では絶対に通らない、そんな共通認識もあったのでなおさら。「最終枠ではマキバオーかけようね」と言っていたので最初はマキバオーをかけていたのですが、牧歌的な雰囲気というか緊張感がなくなったので0023小隊っぽい曲をチョイス。最終決戦といえば「愛・おぼえていますか」だよね!という安易な考えから選んだのですがFバージョンだったので、音がわかりずらいなと歌うことに。「歌で世界が救えるわけないでしょ」って誰のセリフでしたっけ?もう普通に歌いながら泣きそうでした。1日でこんなに感情が動く日ってありますか?私は知らない。特に大人になってから、仕事になってから。どんな仕事にも作品にも当たり前だけど責任が伴うし、無難にこなすのが一番安牌だし、こんなに自分を曝け出すことなんて絶対ない。でもそれを一緒になって楽しんでくれて、ふざけてくれて、こんなむちゃくちゃなデスマーチにも最後まで付いてきてくれた。胸がいっぱいで、言葉が詰まる。5分前になって一度放射をやめてもらって、改めて「GO」と号令をさせてもらいました。そこから先はもう目視できない量のギフトが飛び交って、半ばパニック。誰かが「ライオン」をリクエストしたので、そのままライオンを歌うと「生き残りたい」という感情が増幅。そっか、ここで終わっちゃうかもしれないんだよね。すごい勢いで流れるギフトを眺めながら、走馬灯のようにスタートダッシュイベントからのことが思い出されます。そのうち「打ち方やめーい!」の号令がかかってあっさりとイベント終了。「あれ?まだ30秒あるぞ」「あ、ごめん。まちがっちゃった」などと0023小隊らしいボケをかましつつ「もういい、もう十分!」と号令。とにもかくにもお疲れ様のコメントがやはり怒涛のように流れるのですが、その中にひとつ「暫定1位です」との文字が。は?マ?なんで?ウソでしょ?「まじで…?まだ予選だよ、決勝どうすんのー!!?」はい、ダム決壊。ボロ泣き。もうだめだ。もうなんなの。もうやだこの愚民たち。20時間前まで3位にいけるかもわからなかったんですよ。そう、改めて確認しますと、私達は3位争いをしていたのです。オーバーキルしすぎなんだよ!!!その報告に一斉に沸く愚民たち。とにかく大盛り上がりで一気に祝賀会ムードに。そんな最中各キャラリーグの当落の情報も集まりはじめ、報道ステーションと化すお部屋。特につっぱしちゃんとカワバタの1・2フィニッシュは本当にうれしかった。そして愚民改めBAN族誕生の瞬間。終わりよければすべてよし。幸せの絶頂。それも束の間でした。

最終的に恐怖のどん底へ…

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祝賀会に沸くBAN族たちですが、しばらくして恐怖の一言が投下されます。「棗様が…棗様がいらっしゃる…!!!」誰かが九条棗様のアバターを発見したのです。一斉にざわつく愚民たち。それもそのはず、このルームなぜかにゃつめいとさん(棗様のファン)が多いのです。「あ、違います!棗様、僕初見です!!!」「誰か課金して俺を壇上から降ろせ!!!」「偽名だ、偽名を使うんだ!」「各自バラバラの方向へ逃げろ!」「僕たち、脅されて…全部小隊長が悪いんです…」各々繰り広げられる見苦しい言い訳に、棗様は最後まで無言なのでした。いやー笑った、笑った。一致団結の大団円の後でここまで綺麗にオチがつくことあります?日別累計3位、オンライブ1位後で素晴らしく0023小隊らしい終結なのでした。

愚民改めBAN族の皆さんへ

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予選のことまとめるだけでも随分かかってしまいました。それだけ決勝が短いということだけど。1日3時間でポイント勝負となると本当にきついね。全然おしゃべりした気がしない!!!若干さみしいんだよね…。そんな短い決勝も残り後1日。今のところは最終審査圏内ですが、最後まで何が起こるかわからないのがガチイベです。(そもそも私たちがやらかしたわけですし)慢心せず、油断せず最後まで一緒に走っていただけると嬉しいです。笑劇のBAN族過激団の暴れ方見せてやりましょう!!!

言霊少女の皆さまへ

今書くとまた泣きそうだから、落ち着いたら改めて書きます。色んな子がいて、本当に学校みたいだなーと思っていました。リスナーとしても幸せな時間を過ごさせていただきました。本当にありがとう。


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