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【#WJ39】週刊少年ジャンプ2023年39号感想【寿司いくら】

アンケ1:暗号学園 2:鵺の陰陽師 3:人造人間100


ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!

↓配信アーカイブ
#wj39】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ39号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【宿儺「俺が3人分になる…」】

【#wj39】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ39号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【学郎の盡器特性かっっっこよ!!】


●キルアオ 18話

表紙
18話にして表紙&巻頭カラー!速い!
よっぽどアンケ調子良いんだろうね。
制服の緑ラインやっぱちょっとダサくね…?
巻頭カラー
1P目はあらすじ。十三&天馬vs殺し屋2人。横たわってるノレン上着半脱ぎなのえっち。
扉絵
レギュラーキャラのみなさん。
天馬がいないのは1P目にいるからかな。多分その巻き込みで部長もいないの可哀想。
てか白石くん髪水色なの!?シン赤紫なの!?(こないだのセンターではピンクだった)
十三が持ってる国語の教科書表紙と同じなの、素材がこれしか無かったんかな…とか邪推しちゃう。
本編
殺し屋2人の説明から。
こんないきなり最上級ランクから出しちゃって後々大丈夫!?ってなった。
普通に大人かと思ったけど15歳と13歳て同世代くらいじゃんね。兄が小柄な司令塔で弟が巨体のパワー担当という伝統のアレ。
兄のカズマ、特技が催眠術…しかも「誰でも」「強力に」「瞬間的に」かけられるとか男性向けでも女性向けでもエロ同人で引っ張りだこな性能してんな……
ただこいつめっちゃ悪役ムーブなんだけど、「至らぬ点がある可能性は否定できんが大丈夫わしがフォローする」って弟想いな一面も既に見せててちょっと憎めなさ滲ませてるんだよな…
さらに天馬との問答。
「八百長で勝つくらいなら本気で負けて泣く方がいい」
「オレお前ら嫌いだわ」「ちょっとこのまま見逃すとかはできないね」
天馬かっっけ……回を追うごとにこの男に惚れさせられていく……
中盤以降はバトルスタート。
弟、エイジの戦法まさかのゴルフで笑った。
実質黒子のバスケvs ROBOT×LASERBEAMじゃん。
さすがの天馬もめちゃくちゃ焦ってておもろい。
終盤は十三とカズマの対面。
ちゃんと十三の狙い読んで先手打ってくるあたりカズマも一筋縄じゃいかない格の高さあるね。
そこからエイジを逆に利用する十三の面白い機転。さあ戦況はイーブンここからどうなる!?でヒキ。巻頭らしい引き込む締め方できてていいんじゃな〜い!?

●夜桜さんちの大作戦 191話

掲載順高ぁ!??
四怨嫌五回あたりのアンケの反映か……やっぱあの2人人気すごいな。
さて今回は前回に続き双子大ケンカからスタート。
またしても打ちのめされる凶一郎ええな。「誰か…誰か…!」のコマめちゃくちゃ顔面凹んでて笑っちゃう。
そしていよいよ最深部、七悪のもとへ。
七悪、中性的だし管つながりまくってるし全裸だし乳首見えてるしえっちすぎるかもな……
それはそれとして助けを求める凶一郎。全てを察した七悪は……まさかの罵倒……!
何かと思えばあえて嫌われ役を演じることで双子を仲直りさせる狙いかー。巨大隕石を前にアメリカとソ連が手を組むみたいなことね。
読者ですら「えっ七悪そんな子じゃなかったよね…!?」となってしまうくらいなので初対面の双子は素直にキレちゃうわな。
「兄弟喧嘩をあしらうなんて簡単だよ」
「兄ちゃん お疲れ様♡」
あ〜〜わたしの知ってる七悪だ〜!安心した!
…と思ってたらドエグい新技を急に出してきた双子。安心できねえ!!
七悪、回避は不可能そうだけど受けきれんのかコレ……!?
てかなんか最後のアオリめっちゃ遊んでんな!?
次号DEAD or ALIVE!?君たちはどう生きるか──。
こんなんいいの!??

●僕のヒーローアカデミア 398話

引き続きオールマイトvsAFO。
芦戸リスペクトの"ピンキー"を繰り出しつつ回想in。
「家族は昔殺されました」
「"無個性"には役割がないから」
だから人柱になる──って話でしょこれ。この頃から覚悟ガンギマリすぎる。
回想明けには田等院駅前。見開きでブッ壊れされる街並み、完全に1話の扉絵と構図を一致させてある
その後もオールマイトがデクに初めて正体を明かしたあの屋上のすぐそばにぶっ飛ばされてるし、めっちゃ第1話リフレインしてるな…!
あの頃と違いOFAは無いし身体も街もボロボロだけど、それでもあの頃と同じかそれ以上に高らかに笑うオールマイト。
ともすれば狂気的にすら見えるんだけど、まだ役割を持てる喜びを改めて噛み締めてるんだな。どっちかというと狂喜?
スラスター"ウラビティ"は飛行装置、"インゲニウム"は加速装置ってとこかな。名前だけで性能の想像がつくの良い。
ラストは4人の表情ドアップ。
いつものトゥルーオールマイトの吐血描写ですらなんだか頼もしく思えてちょっとエモいかも。

●アオのハコ 114話

雛ちゃんの話を終えて。
なんだか本格的に部活パートに入っていきそうな気配。個人的にあんまり興味ないのでふーん…って感じ。ユメカも頑張ってるみたいやね。
菖蒲ちゃんはそういえば遊佐くん好きって設定あったなあ。作中でも「そういえばそんな話あったな」って言われてて笑う。
大喜についての針生先輩の談。
確かに良くも悪くも挑戦者ってのはあるなー。大喜も十分な実力者のはずなんだけどね。
西田の発言、針生→西田って順で話してるはずなのにコマ内の並び順逆だから読みづらいな。

●SAKAMOTO DAYS 132話

冒頭鹿島の語り。
なんか回想見る限りスラーの中、有月と赤尾以外にも人格いそうじゃね?
鹿島からしても今のスラーはやりすぎらしい。だから止めて救ってやってくれって話ね。
全然関係ないけどシンの部屋のゴミ箱、丸めた紙がいっぱい入ってますね……フーン……
次のフィールドは美術館。しかも殺し屋展なので武器もその辺になんぼでもあると。面白くなりそ〜。
スラーの目的はそこに訪れる殺連会長、麻樹 栖を爆殺すること。
麻樹 栖……過去編で部屋の扉開いたまま四ツ村さんの家族の話して「殺すぞ」って言われてた人ですね。結局会長まで上り詰めたんだ……
後半は平助。
一般人撃っちゃったトラウマでスランプ入っちゃってんじゃん……つら……
となっていたら唐突にORDER3人組登場!!
こいつら出てくると問答無用でテンション上がるんだよな〜〜!!てか南雲はともかく神々廻大佛はだいぶ久しぶりの登場な気がする。
さらにまだ見ぬもう一人も来てるとのこと。上終(カミハテ)さんというらしい。
この漫画への信頼がすごいので上終さんもどんなキャラか楽しみ。

○鵺の陰陽師 15話

センターカラー!
本編の内容に沿って夕暮れの廊下で向かい合う学郎と代葉ちゃん。
代葉ちゃんイメージ通りの銀髪で良い。
あとおしり-太もものエリアが……エッチマンです……
天井に映ってる怪物の影は何を暗示してるんだろう。
本編
「眇の鴉合」および式神の仕様の説明から。「式神固有の能力」って説明されてるけど眇の鴉合の固有能力ってなんなんだろうね。
代葉ちゃんの攻撃、いきなり凄まじい威力で大迫力だ。学郎死んだ……?
…と思ってたら狂骨も「生きてるのか?あいつ」って言ってて笑った。
てか狂骨ビール飲んでんじゃん!!サッポロっぽいやつ!!
階下に落ちた学郎。それでも下からバンバン衝撃波撃ってくるので追い討ち瓦礫アタック。
式神の妨害もありモロに被弾し生き埋めになる学郎。
代葉ちゃん、努めて冷静に振る舞ってたけど学郎の「助ける」を思い出して苛立ちが抑えられなくなってる。
初めて現れた自分を助けてくれる人に、どう見ても自分を助けられる実力がないという、絶望というか憤りというか期待を裏切られたというか……代葉ちゃんの気持ちも分かるな。
「……止めなくていいのか?」
また狂骨ビール飲んでる!!今度はエビスっぽいやつ!興乗りすぎだろ!!
ゴッゴッと蹴られ続けて気絶から目覚める学郎。自分の身の程知らずさを自覚して、代葉ちゃんに謝らなきゃ、と一度はなるものの……
代葉ちゃんの悲しみ、失望、怒り……様々な感情がない交ぜになった表情……
「戦うなら立て!」「出来ないならもう眠ってよ!」
このセリフからも期待と失望を感じるよね。期待させるだけ期待させて結局駄目ならそもそも期待させるなみたいな。
そして代葉ちゃんの表情を見た学郎は……!?
謝罪とか身の程とか全部忘れて、代葉ちゃんを救うための覚悟があらためてキマっていく……!!
「俺は…藤乃さんに勝つ…!」
ここで盡器特性のお披露目!!
学郎の盡器の特性は「影を吸ってエネルギーとして打ち出せる」。
うおおシンプルに設定として良い感じに厨二臭くてカッコいい……!!
そして学郎が影を集めるから逆に周囲の影が無くなって画面が白くなるのが、ベタとトーン多用して暗がちの通常時とめちゃくちゃ差があって映える。めっちゃ良い演出……!
照らしたりするのではなく、影を背負うことで周囲の暗闇を失くすってのが学郎のキャラクター性を象徴してるようで良い能力だな〜!
硬いイメージだった防御結界も一撃で粉砕してヒキの盛り上がりもひとしお。
「もう痛みで揺らいだりはしない!藤乃さんに勝って…そして助ける!」
誰かを助けるためになら躊躇なく突き進める学郎のヒーロー性、普段のコミュ症ぶりとのギャップもあって真っ直ぐカッコいいんだよな………
学郎は今週気づいてたけどクラスメイトは初対面で代葉ちゃんの悲しい顔気づいてたよ」とか言われてて笑った。

○ウィッチウォッチ 122話

前半はモイちゃんvsラン。
ここの二人はやっぱクソ真面目だな〜。
めちゃくちゃ真面目に真っ当なバトルしてる。
後半は大ピンチのケイゴ。
なんか前よりもゴーレムでかくね?!気のせい!?
で、まあケイゴにコイツを処理しろってのは土台無理な話だよな。なんせ火力が足りない。
這いつくばりながらズルズル移動してるの、本当に限界な感じがあって見てて痛々しいな…
そしてもう全部諦めて大の字になったところで……
変身の魔女 宮尾音夢参戦!!!
引っ張り引っ張り満を辞しての名乗り、演出も合わせてテンション上がって良いね。
でも最後の見開きのポーズなんかわからんけどちょっとシュールだな。

○呪術廻戦 233話

宿儺がダウンして五条vs魔虚羅。
五条にとっての「敗北」のイメージはやっぱりパパ黒なんだね。アニメ勢にも嬉しいサービス描写。
意外とすぐ復活してきた宿儺、魔虚羅のサポートに回ったり消化器投げてきたり、なんか…みみっちい……!!
でもこの勝つ手段に頓着しないのも呪いの王たるところなのかもしれない。知らんけど。
一方で満象の水流を応用しての穿血とか術師としてのレベルの高さも覗かせる。こうして見ると伏黒全然十種影法術のポテンシャル発揮できてなかったんだなあ。
宿儺、虎杖の中から脹相の穿血見て「あれ良いな…」とか思ってたってことなんだろうか。
さらに嵌合獣 顎吐。合体とかできたんだ!?
BLEACHのアヨンに似てるってめっちゃ言われてた。確かに顔かなり似てる。
「3対1だ」
ここめちゃくちゃ「俺が3人分になる……」じゃん。芥見先生ハンタ好きすぎだしわざとでしょこれ。
「迷子の宇宙人みたいになってますよ」
の後の宿儺、ネタわかんなくて笑って誤魔化してる感あって笑った。
ラストは「無制限の「虚式」」。
おっ 来たな五条の隠し玉!

○暗号学園のいろは 37話

センターカラー!
学級兵長たち、揃い踏み!
まずシンプルに絵うんまっ!!
兵長たちのカラー判明助かります。縊梨さん緑髪なのイメージ通りだったな。アンヴァリッドちゃんピンク髪なのは意外。かわいいね。
それぞれのポーズは各自のクラスを表す暗号になっているらしい(公式Twitterより)。
陸繋島さんは翅が小文字のb。
いろはは服のボタンがモールスのア=A。
縊梨さんは見たままE。
柘榴口さんはフードのパッチワークが点字のD。
夜鳴鶯アンヴァリッドはポーズがド=音階のC。
儚さんは髪が小文字のf。
らしい。分からんて!!!
背景は地味にいつもの「Q.○○」枠の黄金バージョンなんだなあ。この扉絵も暗号だもんね。
本編
冒頭は要塞村vs陸繋島、東洲斎vs柘榴口。
気になるけどここは描写されないのよね。
その次に前回ヒキから続くアンヴァリッドちゃん。骸骨雀と亜鉛、捕虜になってるのに得手仕手にメロメロなの呑気か?
「クマクマクマクマクマクマクマクマ」
「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い」
ビッグモーター思い出しちゃった。
再び狩りに出るアンヴァリッド。肩いからせてちょんちょん歩いてるのかわいっ。威嚇するレッサーパンダみたいなかわいさがある。
「精神感応クラス」の説明をするアンヴァリッド。確かにC組の精神感応だけ聞いてもなんかよくわからんかったもんな。
要はエスパー……超能力者を真剣に「育成」しようとする…っていうクラスか。西尾維新っぽい雰囲気がムンムンだ。
アンヴァリッドがいろはの潜伏を看破、準備運動を始める2人。
「ヨイヨイ」「ぐぐい」なにその可愛い音。
匿名希望がしれっと不在だけど、「体力勝負で決着をつけるべき」って思ってたから先に帰したのかな。
で、追いかけっこを始める2人!
そういえば本来しっぽ鬼がメインの競技のはずなんだよな三竦み捕物帖。暗号好きすぎて誰も鬼ごっこしようとしてなかったのおもろい。
並走する1枚絵だけでも圧巻だったのに見開きでは次々アンヴァリッドが体操技を繰り出す大迫力作画。ただでさえ難しい体勢ばかりだろうに作画カロリーもえげつなくて、西尾維新…鬼…?ってなった。
追いかけっこの結果からくもいろは勝利!いろは、先週ペロリストしたせいで体調崩してたのか……
尻尾を取った後は暗号対決!「自分自身」を題材にした暗号!
それも先ほど繰り出した体操技が解読に必須という無駄のなさ。体操もアンヴァリッドにとっては"自分自身"の重要な構成要素というふうにも取れるね。
そしていろは、あっさりとこれを攻略…!
本調子じゃないつって即これ解けるあたりマジで強くなったないろは……
でもわざわざいろはにしか解けない問題を出してくれたのにはどんな意図があったんだろうね。
そうこう言ってるうちにゲームセット!
捕虜の数はナメクジ ㌠ が2名で1位。
ヘビ ㌠ は取られてるし取ってないしで人数少なくて寂しいね。
要塞村さんが不甲斐なしと反省して敗因の振り返りなどしていたら……
「優勝は」「ひとりの捕虜も出さなかった1年A組!」
おおお!やっぱ勝利条件ひっくり返してきた!!最初の説明で言及されてなかったから気になってたけど!
B組の3バカ、シュンとしてたり優勝発表ウキウキだったり、A組優勝で顔寄せ合ってたり愛嬌たっぷりすぎる。かわいいなこいつら……
A組勝利、一見ちゃぶ台返しにも見えるけど、戦争を想定するとそりゃあ暗号兵は相手を捕まえるより相手に捕まらない方が大事だよなー。納得。
そしていろはが事前にちゃんとその可能性に気付いた上で行動していたのも納得感を高めてるね。
「みんなが無事でなきゃ」
といういろはの人格、経験に根差した思想が、そのままナチュラルに戦争におけるリーダーに求められる資質になってたんだなあ。
「よって暗号学園初代学年大将は…」
「いろは坂いろは!」
要塞村さんガッツポーズでいろはと肩組んでて爽やかすぎる。スポーツの試合?
匿名希望はキラッキラの笑顔で飛び跳ねて喜んでてかんわいっ。
きょらりん&のんのんは澄ましてるね。カッコつけたい感じなのかな。
たゆたんは勝利条件にそもそも気づいてたまでありそう。だから勝ちに行くより負けないよう支援に徹してたみたいな。
てか冒頭、捕まえる側の要塞村さんはともかく捕まった側のきょらりんが勝って逃れてんのデカいな。描写こそされてないけどちゃんと勝利に寄与してる。
何はともあれ三竦み捕物帖、A組勝利で決着……!!
見どころたっぷりで、最後はどんでん返しアリのめちゃくちゃおもろい章でした。

○あかね噺 75話

前回から続いて志喜彩祭!
いきなり法被スパッツのあかねドッッエロくてびびった。え?ちょっとエロすぎでは……?
それはそれとして今回もお祭りでの志ぐま門下生たちそれぞれの姿を見ていくコメディ回。
こぐま兄さん、前回はいつになくノリノリだったけど今回イメージ通り限界来ててニッコリしちゃった。
享二兄さんは安定のクソ真面目&酔っ払い。
こんなにガチってるのに抜けても全然大丈夫なんかい!
お次はまいける兄さん。見せ物小屋って書いてあるけど何この……何……!?
少なくともお祭りで連想される何かではないなコレ……!
さらに志ぐま師匠も登場。まさかの褌姿のケツブリンブリン。
「あかね お前褌締めろ」
えッ!?あかねの褌姿見れんの!??って一瞬期待しちゃった。そんなわけないか流石に。
いや、まだ単行本オマケという可能性が……(相当なさそう)
すわセクハラかとあかねも一時戸惑うものの、最終的には言われた通り心の褌締めて吹っ切れたあかね!この素直さもあかねの良いところ。
そんなこんなで次回は寄席。
勝ち負けのかかっていない純粋にお客を楽しませる高座ってのも思えば久しぶりかも。

●逃げ上手の若君 123話

新生逃若党の初陣直後から。
敵の本拠地の杉本寺がどえらい要塞になっとる!のでどうしよう…という話。
素人考えだけどこういうのって「めちゃくちゃ火矢を打ち込む」じゃダメなん?(配信で教えてもらったけど、そもそも櫓に防火加工がしてある、延焼して山火事になると自分たちも危ない…などの理由が考えられるとのこと。なるほどなあ)
本編で採用されたのは川の水を断つ水攻め(水攻めという言葉、水を断つ策と水を流し込む策の両方の意味があるらしい。ややこし!)。
で、そのため川周辺の敵を一掃するのが北畠顕家と。志ぐま師匠に続きこっちもブリンブリンだ。
顕家の戦い方、向かいくる敵向かいくる敵、モンハンもかくやという拡散矢の速射で殺しまくり。え、強すぎん?この人だけ無双ゲーやってる?
そしてその無双を可能にしているのは配下との信頼関係。刀一本差してないってのは時代的にも信頼の表現としてハッタリ効いてるなー。
圧倒的ワントップを活かすために周りが力を結集……RIGHT WINGのイヴァン雷帝(エゴイスティックエンペラー)ってこんな感じだったよね(伝わりにくい喩え)。
死体の山が直線状に積み上がってるの、尊氏征伐の時もちょっと描写されてたね。なるほどこういうわけだったのか。

●アスミカケル 10話

大牙さんvs姫川。
姫川が二兎と同じ組み技タイプなので実質大牙さんvs二兎…とは先週も言ってたけど、思ってた以上に二兎もそういう目線でこの試合を見てる。
なのでオーバーハンドが当たらず「惜しい!!」とか言っちゃう。感情移入しすぎで笑った。
タックルとオーバーハンドの二択……MMAらしくなってきてていいねえ…!(MMA全然知らないけど)
これに対し大牙さんはというと……?!
姫川の攻めのリズムを見切って、出足を潰す遠間からの蹴り……!
防御も回避もできない、攻撃に入ろうとするタイミングにキッチリ合わせてカーフキック入れてくるの巧みすぎる。手押し相撲で相手の攻撃に合わせてカウンターすると強いあの感じ。
ジワジワダメージ入れて姫川の良さを消していく大牙さん、さすがにMMA選手としての格が違いすぎるなこれは……。
顔面真っ黒でデカい大牙さん怖すぎる。
2R目にはさらにハイキックやパンチなど高低差のある手札も織り混ぜ翻弄する大牙さん。
痺れを切らした姫川は雑にレスリング技を決めようと走るものの……
カウンターの膝蹴りがクリーンヒットでKO……!!
「これはレスリングじゃない」
「「MMA」だよ───」
大牙さん、思ってた以上にクッソ強くてほぼ完封みたいなもんだったな……かっけえ……
相手の手に合わせ的確に嫌な処理をしてきてジワジワアドバンテージを広げて勝つ、というのがなんだかめちゃくちゃ上手いカードゲーマーみたいな勝ち方だなって思った。
それでも気絶しながらのタックルで大牙さんを押し倒すことに成功していたという点で姫宮もただのかませじゃなく将来性を感じさせる負け方。
試合後なんかも自然に二兎と反省会してるし良いキャラだな〜。
というか姫川を擬似二兎とすることで姫川の敗北から二兎の今後の課題も浮き彫りにしていくのさらっと構成上手すぎじゃない?
必殺技習得!と次の展開を提示してくれてるのも次回を期待しやすいし。やっぱ漫画がうめ〜!って如実に思うな。

●アンデッドアンラック 172話

チカラ編クライマックス。
COLOUR、とにかくすばしっこくて攻撃が当たらないのがめんどくさいって感じやね。まあ不動を活躍させるならそういう造形になるか。
絵の具を飛ばす攻撃にも何かしらの追加効果があったのかもだけど全部避けるか防ぐかしてるから分からずじまいやね。
風子たちとCOLOURとの戦いを見てブルっちまうチカラ。前ループ序盤あたりの描写からしてもいきなり肝が据わってるタイプではないのでそれはそう。
ただ、戦ってる人の姿を見て覚悟を決められるタイプであることも前ループと同様なのでここでしっかり覚悟を決めて涼ちゃんにも宣言。
この「本当は怖くて仕方ないけど誰かのために覚悟を決める」ってのはこの作品では何気にチカラならではの魅力な気がする。風子さんはジーナ戦のお陰で割と序盤からガンギマリなので……
「ここで動かなきゃボクはずっと不動のままだ」と意志を固めたチカラを迎えにくるのはショーン。
風子、あくまでチカラには普通の生活を送らせるつもりだったのか。まあ言い方的にそうだったわ。そう考えるとチカラに選択肢を与えたショーンめちゃくちゃファインプレーだな。
「常識か 組織か」
韻踏んでていいねえオシャレだねえ。
そこから再びCOLOUR側。
攻撃もぼちぼち入り始めて身体小さくなってるし絵の具も尽きてるしけっこうCOLOURもう殺れるんじゃない…?
……と、ここでショーンに肩車されて現れるチカラ!RRRかな
ずっとバックで音声だけ流れてた卒業証書授与、チカラが不動を発動したタイミングに合わせてチカラがいない授与式を描写することでチカラの選択を象徴しているかのよう。
この描写、チカラが選んだのは"こっち"…って感じがすごくするよね。
ぶっちゃけチカラなしでもそろそろいけそうだったんじゃね?感はちょっとあったけど、チカラの足止めにより気持ち良くCOLOUR撃破成功!今更だけど風子さんの掌底って一撃でUMA仕留められる威力なんだね。すげえ……
戦闘終了後は複雑な感情の風子。泣くほど嬉しい気持ちとせっかくのチカラの日常が…!という気持ちとのせめぎ合いせめぎ合い……
でもやっぱチカラ自身が選んで決めたということに大きな意味があると思うので、翻って風子がチカラに日常を送らせてあげようとしていたということにも意味はあったと思うな。
そしてそこに駆けつける涼ちゃん。
結局チカラは卒業証書受け取れてないわけだし(見に来てた両親ちょっとかわいそう)、そら涼ちゃんも怒る怒る。
まあでも今から説明するのもめんどいのでそのままゴリ押しで最後の記念撮影!
涼ちゃん(とファン)みたいな拒否るやつを無理矢理画角に入れるってので不動自体は活かしつつも、チカラも入る自撮りの形で最後はチカラの本意である不動じゃない写真でシメ!
楽しげで爽やかな卒業写真でめちゃくちゃ良いね……
シェンムイはここでもイチャイチャ見せつけてくれちゃってさ!
あとその場にいなかったイチコ一心ビリーもムーブによってギリ写り込み。
そういえば一心とビリー全くと言っていいほど出番なかったな……
そして一番はやっぱりみんな目についたであろう、「急に動けるようになったので勢い余って天井に突き刺さるファン」ね。
直前の「くっ…」「俺は写らん!!」も合わせてもはや完全に面白担当だな(知ってた)。
前章今章でファンも完全に組織に馴染んだ感ある。それも今章の目的の一つだったのかも。

●僕とロボコ 150話

OM逆襲編。
「幻」がロボコGPTに影響受けてるのすごい笑った。そう繋がってくるのか。よりにもよって「人間めぇ〜」を………
てかそれを置いてもロボコが本当にOMの祖…ってめちゃくちゃ重要そうな設定出てきた。
ただのOMではないとは描写されてたけど始まりのOMとは。
でもだとするとそのロボコはどうやって生まれたの?という謎が残るな。
ブラックロボコ、パワースピード耐久力全ての面でロボコを上回る……って話だけど「戦場時代のロボコの戦闘データを採取し続けていた」=最近のデータは採取してない…ってところまでセルの設定と近似してんじゃん!
実際ワンパンで勝ったのは平家での日々でパワーアップした分なんだろうな(そして当たり前のようにワンピパロ)。
理央をかばうことでボンドも活躍。ジャンプがあればなんでもできる。
危ねえ…これが無かったらボンドだけ特に活躍しないまま終わるとこだったぜ……
ボンドの無事を喜んでファミチキ食わせてくるロボコ普通にかわいいな。
ラストはまさかの理央ちゃん自身もOMで「幻」を止める鍵になっているという意外な展開。
ただ正直それよりもまだ続くの!?の驚きの方が強いな……!
「これでようやく…」「ストーリー展開が終わる!!」
いやほんとそれよ。

●一ノ瀬家の大罪 38話

けんた回。
前半の颯太と翼の会話で提示された「痛みを知ってるから人を傷つけようなんて思わない」(じゃあけんたは?)に対して理由を示してるのが今回の後半部分。
けんたのママが初めてしっかり描写されましたね。やっぱり翔の浮気(仮)相手の人だ。
正直けんたママがそこまで間違った教育の仕方をしているようには見えないな(後で出てくる「いい子だったらよかったのに」はライン超えてる感あるけどこれ言う前からクソガキだったので教育とは別の話になりそう)。
なので個人的にはけんたに対して「あ〜〜〜違うんだこれ もう根っこが!」って思っちゃうんだけど、実際子育てしたら割とこんなもんなんだろうか。
けんた、どういう理由か分からないけど母親を喪ったっぽくて、新しい家族に求めていたのも母親と同様に「気づいてほしい」「叱ってほしい」だったと。
それなのにひたすら甘やかすだけの颯太に最後はいよいよ爆発。
ガツンと言わない颯太にむかついてた部分もあったのでここは正直ちょっとスッとした。
というか今回は意外性中心ではなくドラマ中心の回だったのでここ最近の中では割と見れた方だった気がする。
意外性連打じゃなくこういうドラマを初期から重ねてこれてればここまで見放されることもなかっただろうになあ……

○テンマクキネマ 19話

倉紅井ちゃんの『渚』出演がママンにバレて絶体絶命なところから。
ママ、狭い視野と凝り固まった思想で子を縛って、言うこと聞かないとヘラって無理矢理聞かせる……典型的な毒親だあ……
で、結局倉紅井ちゃんはスマホも取り上げられて連絡不能、撮影続行不可…という状況に。
これはもう無理か……と思われたところにやってきた雨の日…!
撮影するなら今しかない!という千載一遇のチャンスが、連絡がつかなくても撮影場所へ集合する合図になるのめちゃくちゃ綺麗な構造で震えた。
しかもこの"思わず母の元を飛び出して最後の撮影に向かった"という状況自体が、母と訣別する『渚』のワンシーンとシンクロしてさらに火力を高めてる。
この作品がやりたかったのはコレだったのかあ……!
お見事。

○読切 妹尾の頭部

なんか久しぶりのジャンプ・ショート・フロンティア!
作者は『守れ!しゅごまる』の伊原大貴先生。
本編は、頭部がまるで財布落としたくらいのカジュアルさで失くなった妹尾が、自分の頭部を探したり探さなかったりする…というもの。
切れ味鋭いフレーズによるツッコミ兼ボケみたいな伊原先生特有の芸風が、頭が無いという一個のフックによりかなり活きてて面白かったと思います。ところどころくどい言い回しだなって思うところはあったけどそこは好みの問題そう。
「自分が嫌い」という、妹尾とヒロインの姫宮に共通するアイデンティティにまつわる思春期らしい悩みが「頭を失くす」というテーマで一本軸が通って描かれてたのも噛み合いを感じて良かったです。
あと姫宮ちゃんが普通にかなりかわいい。
伊原先生……もう一度信じてみても……いいのか……!?

○人造人間100 35話

No.100とNo.1の間で語られる、"理想の人間"の答え合わせ。
すなわち人造人間を作った博士のオリジン。
殺人兵器の研究に没頭し、移り住んだ島でも自己中心的な生き方をしてきた博士が、人の心からの優しさに触れて考え方を改める……すごく綺麗な話だ。
「私が作った玩具の価値はリンゴ1つにも満たなかったんだ」
のところの絵、めっちゃ良い。
──からの空爆でメチャクチャになる島。巡り会えた理想の島、理想の人間たちが自分がかつて開発した爆弾で全て台無しになってしまうのあまりに皮肉すぎるし最悪な因果の巡り方……だけど黒幕の原点のエピソードとしては最高だな……
こうして博士は島の人間たちをモデルにした"理想の人間"を作ることに固執するようになっていくわけだけど……
ここで32話でNo.1が言ってた「造り手は自分の中に存在しないものを生み出すことはできない」が効いてくるんだな……
あの島の人たちみたいに素晴らしい人間を作ろうとしたのに、それとはかけ離れた自分と同じ利己的な人造人間しか作れないわけでしょ。
残酷すぎるよなそれ……最高……

○ドリトライ 16話

青空vs親父。
夕華の計らいで仕切り直して試合は明日。
間に夕華の回想挟まったけどなんの意味があったんだこの回想。
回想明けには決戦の地、巌流島。
砂浜に急にリングあるのなんかシュールだな。人が島の割にまあまあ集まってるのもなんかおもろい。
後半には親父も巌流島に現れ試合開始。
拳で海割ってるのヤベっ!って思ってたら最後の最後には拳軽く当ててグローブもリングも観客もぶっ飛ばしてるのめちゃくちゃすぎる。
芯を捉えるとかそういうアレじゃ説明つかんだろさすがに!
でもこのめちゃくちゃさ、打ち切り前の最後の輝きって感じで嫌いじゃないかも……

○アイスヘッドギル 9話

グレイティストさんに連れられて王都へ。
早速王に謁見。展開速いぜ。
王、装飾王と言うだけあってすごい装飾品つけてて作画カロリーすっごいな。
回想シーン。スリズさんのセリフ、マジで頭に入ってこなくてヤバい。この漫画、どうやったらここまで頭に入らないセリフ作れるんだ。もはや才能じゃないか逆に。
で、回想明け、グレイティストはギルとサナを部下にするとのこと。
おお〜いい展開。
まあでも王からしたら面白くないよなあ。最後はギルを殺すべくいきなりバトルになるわけだけどそれを一蹴してギルの方から王へ働きかけを。
なんか一気に話動いていい感じの流れになってきたじゃん……!!
でもこれ、1話旅立ち2話サナ登場3話コレで良かっただろ!!
ここまでくるのに話数かけすぎだって!!

●次号
週刊少年ジャンプ40号

表紙&巻頭カラー
ONE PIECE
実写版公開記念表紙&巻頭カラー!実写とのコラボ表紙はこないだやってたけどまたやるんかな。

センターカラー
アスミカケル
11話で初自力センター。良い調子。
本編的にも主人公の新技習得回で良いタイミングだ!

あかね噺
志喜彩祭寄席。兄弟子たちの高座も久々に見られるかな?

夜桜さんちの大作戦
何も間違ってないんだけど「七悪たちに命の危機!?」ってすごい逆転しててじわじわ面白いよね。

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