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【#WJ34】週刊少年ジャンプ2023年34号感想【寿司いくら】

アンケ1:暗号学園 2:ヒロアカ 3:殺陣ロール


ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!
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【#wj34】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ34号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【アンデラ公式学パロ編突入!!】

【#wj34】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ34号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【トガちゃん戦決着美しすぎる】


●ONE PIECE 1088話

表紙
実写版公開直前記念の原作実写コラボ表紙!
銀魂実写とか斉木楠雄実写とかでも実写コラボ表紙ってやってるので意外とあるっちゃある形態なんだよな。
実写版のキャスト、絶妙に"わかる"って人選なのすごい。
てか絵の方のルフィ指先赤すぎね?どうした?
巻頭カラー
こちらも実写版の内容に合わせて東の海編コンセプトの扉絵!
この頃の一味を今の絵で見られるの新鮮ですごい嬉しいな……!
ナミの髪とかゾロの衣装とか、実写版に合わせて描いてる部分があるのもめっちゃ良い。
背景の真ん中上は……誰だ……?多分モーガン…?
本編
引き続き海賊島ハチノス。
アバロ・ピサロのシマシマの実の能力による軍艦の破壊をどう防ぐかが今回の本題。
前回ラストまでは、なんだかんだガープがなんとかするのかなって思ってたけど、ガープはあくまで隙を作るのと若手のケツを叩くまでで、主に対処したのは若手のやつらってのが良かったですね。
まあ「一瞬の隙を作る」つって馬鹿でかい岩(山?)が吹っ飛ぶくらいのパンチ繰り出してるんですが……マジで凄まじいジジイだ……
前回出てきた"軍艦バッグ"、ガープとクザンの師弟エピソードとして出てきただけかと思ってたら、コビーも軍艦バッグでトレーニングしてたって明かされるのは上手え〜…!ってなりましたね。ガープからの継承の象徴……!
ピサロの手をブッ飛ばす"実直拳骨(オネスティインパクト)"もめちゃくちゃわかりやすくガープリスペクトの技名だし、コビーが明確にガープの意志を継ぐ若手として成ってるのアツい……
『受け継がれる意志』『人の夢』『時代のうねり』じゃん……(原作準拠)
若い世代に未来を任せるため実戦で最後の教えを授けつつ、冒頭の「老い先短いジジイは見捨ててよし!!」ってのを自分で有言実行して一人犠牲になって皆を逃がすの、カッケェジジイだ……
瀕死で敵に囲まれる大ピンチでも最後まで大爆笑してるあたり本当にあっぱれすぎる。
消息不明だからまだまだ生きてる可能性はありそうだけど。
「海軍の"未来"」から「未来島」に場面が映るのはちょっと面白い繋ぎですね。

●SAKAMOTO DAYS 128話

冒頭、豹の訃報を受けた南雲。
飄々としてるようで仲間思いなので真っ当にショック受けるし弔いもするのズルいキャラクター性だよなあ。
坂本たちは移動中。
「珍しいなあいつ…普段絵文字なんてあんま使わねーのに…」
おや?なんか不自然だな。平助どうした?
後半はスラーたち。
鹿島がなんか消されそうな突っ込み方をしてたので(おいおい……)って思ってたら晶襲来という予想外の展開が飛び込んできた。
「コッ」の大ゴマ、ただキャラがゆっくり歩いて登場しただけなのにこんなにカッコいいのどうなってんだよ。演出力死ぬほど高いとそんなこともできちゃうの???
スラーが晶を思わずリオンと見間違うの、なんか良いね。
確かに今のやさぐれ晶はめちゃくちゃリオンと雰囲気近いな。

●ウィッチウォッチ 118話

vsラブカ。
大ピンチのミハルのもとに助けに来たジキルとフラン。
二人で時間稼いでくれてたけど、ミハルが見破ったタイミングのせいでジキルあんま役立ってない気がしちゃうぜ。
てか両腕と下半身もげてメカ部分露出してるフランちゃん、あまりにえっちすぎる。これをずっと見せてくれ……
あと「何なんだコイツは…」ってフランちゃんに本気で困惑してるラブカかわいい。
そこから本当にラブカの魔法の秘密を見破ったミハル、投擲術を再び活かし目潰しして勝利……!!
「転瞬」、「瞬き」の「瞬」だったのか……こうやって答え明かされてみると予想可能だったなって思わされるあたり絶妙な真相。斬撃が横向きなのもヒントか。なるほどな〜。
まあこんな魔法が宿ってて制御不能なんだったら両親としてはそら閉じ込めておくしかないよなあ。「条件がないと日常生活送れないからね」ってのはまさにそうで、魔法・魔女に全然通じてない家庭だったのが不幸だったなあって感じ。なんなら不意に斬撃飛ばす魔法持ってる娘と一緒にちゃんと食卓囲んでくれてりしてる親、結構頑張ってたまであるよな。
……ということで、能力の謎解き要素が真っ当に面白かったバトルでした。
ラストの「やっぱりはずすな」といい、アオリといい、終わり方も気が利いてて最後まで楽しめて良いマッチングだったと思います。

●アオのハコ 110話

センターカラー!
シンプルな千夏先輩一本の扉絵。
主線が無いのが透明感〜〜!!って感じ。色味が寒色メインなの珍しいかも?
本編
誕生日、両親不在で二人きり。
会話メインで終始イチャついてるね〜。まあ付き合った後のラブコメってそこがおいしいところだからねッ…
でも大喜の「ほいひいです!」は(かわいこぶりやがってよ……)ってちょっとムッとしたかな。
後半はインタビューごっこ。
さりげに今後の目標として縦軸を再確認してるの偉いかも。
後輩入ってくるのとかも展開を想像させるね。
それでいて最後の質問は呼び名イベント……!!言われてみればそうだよな〜。付き合ってるなら呼び捨てにしてほしいって思うよな。
「ち なっ つ」の下の千夏先輩の表情色気すご。
大喜はまだまだ精進が必要なようだけど、千夏先輩はしれっと「大喜」呼び。
千夏先輩付き合ってからこっちほんとグイグイくるな〜。そこのギャップもかわいくて良いね。
アオリ「☆"ビシバシ"もケチャップほどに甘く──」
え、何言ってんの???


●アスミカケル 6話

土井さん瞬殺後から。
冒頭一狼、土井さんのお団子モミモミしてるの仲の良さ感じて好き。
二兎と一狼、試合開始。
一狼、予備動作すら見えない打撃……絵で一目見てわかる凄まじいスピードと威力。
「おい さっきまでの威勢はどうした」
こ、こえ〜〜〜……!!
"現役トッププロ"という肩書きでの絶望感の上乗せをこのタイミングに被せてるのも上手い。
その後の会話にしても、(心からの謝罪には見えないけど)一応優也の件について謝罪してるのでクズ感は個人的にはちょっとマシに感じたかな。家族の件に関しても一狼の言い分も分からなくはないし。それでも嫌な奴ではあり続けてるのが良い塩梅。
そこからパンチを読み切り寝技に持ち込む二兎。寝技!必勝パターン!やったか……!?となってからのパウンド連打で依然ピンチが続くのも、「本気のプロ」という格の高さを感じる。
二兎を怒らせるために挑発し続ける一狼だけど、家族を本気で思うあまり怒るどころか涙ながらに訴えかける二兎……最後技が決まったのは、そこが一狼にとって予想外だったから一瞬隙ができてしまったって感じだろうか。
一狼へのヘイト、溜まってたフラストレーション、二兎を応援したくなる気持ち……などが積もり積もって最後の「三角絞めトライアングルチョーク」は素直にいっけえええ!!!ってなれて良いね!
おそらく次回どうにか脱出されるんだろうけど、ただ一方的にやられ続けて終わりじゃないのは負け試合にしたって楽しいぞ。

○僕とロボコ 146話

やや乗り遅れ感のあるチャットAIネタ。
言われてみればオーダーメイドもAIだから扱いやすい話題なのか。
ロボコGPTスタートからどう見てもギャルゲなの笑った。
後々の方で意外とゲーマーに人気って言ってるけど、「自由にコミュニケーション取れるけどすぐGAMEOVERになるギャルゲ」って普通に面白そうなんだよな。ゲーム実況向きかも。ドキドキ文芸部とかで作ったら親和性すごそう。
後半は流行るロボコGPT。
膝16診断謎のヒソカ推しで笑った。
「気まぐれで嘘つき」
変化系じゃねーか!!
「まだ早い」も天空闘技場ヒソカだし。
それはそうと円ちゅわんの「ホメてあげれば?」、すごい良いこと言うな。一拍おいての「それもそうだね!」も気持ち良いわ。
えっ!?てか進行としては割といつも通りの回だったのに次回に続くの!??

○キルアオ 14話

天馬とのフットサル対決。
2P目の筆絵とか、その後の3人抜き──特に十三の抜き方──とか、しっかり天馬が凄まじい強さであることか描写されてて良いねえ。敵の格の担保大事。
後半は十三とのマンツーマン。
3対1で抜かれたのに1対1では喰らいつけるの結構謎なんだけど十三もノってきたからってことでまあ。
先週も言ってたけど、十三が純粋にスポーツ楽しくて童心に帰ってるのいいなー。青春取り戻してるね。やっぱこの漫画高校生家族かもしれん。
そして楽しそうな十三を相手にしてる天馬の方もマジで楽しそうで、これもなんか分からんけどすごく良い。
二人とも楽しんでるんだけど、それはそれとしてちゃんと十三は家庭科部への仕打ちを忘れてないのも良いバランス感覚ね。シュート決めながら文句叩きつけるの気持ち良いわ。

○アイスヘッドギル 5話

血追いウルフガルド戦。
冒頭の消滅の森のくだり、びっくりするほど頭に入ってこないし、頭に入れなくても全く問題ないので二重にすごいな。
要は目が見えないけどめちゃくちゃ戦えますよってことだと思うんだけど、そもそもウルフガルドが盲目ってここまで一言も言ってないのヤバすぎない?(アオリでは言ってたけど)その後もそれ分かってる前提の会話が進むし。そのせいでピンときてないところあったよ一周目。
ただその後のバトルは先週までとは打って変わってメリハリの効いたコマ割り。
空間を広く使ってるし、「斧突き」みたいな意外性あるアクションも出てきてトドメの「ムース狩り」は真っ当に迫力あってカッコいい!……ちゃんとバトルできんじゃん!!
ラストはリッチの群れ。えっ 結局ウルフガルドって(メタ的に)何の必要があって出てきたキャラだったんだ……!?

○読切 殺陣ロール

23年11号で『ウパ野ルパ子は一般人』掲載の小園江ナツキ先生による新作読切。
「縦ロール」と名乗るお嬢様が主人公のバトル漫画ですね。
「縦ロールお嬢様」という属性自体はオタクに寄った流行りものって感じがするんだけど、キャラデザ自体はあんまり媚び媚びじゃないのが個人的に好印象。
主人公のお嬢様こと絡繰花音ちゃんがまずキャラとして魅力的だったのが良かった。所謂お嬢様としての高貴な立ち居振る舞いをする一方で、駄洒落を言ったり民に寄り添う一面も…という。駄洒落言った後ちょっとはにかんだドヤ顔するのかわいい。
バトルにおいては縦ロールを槍にムチにと応用効かせて見応えある良いアクション。
中でも作品全体のキメゴマであろう
「ノブレスオブリージュですわ」
の見開きはパース効きまくりの迫力満点で「おおっ!」となりました。
その次の見開きもページを跨ぐ脚の構図がめちゃくちゃカッコよかったしね。
「ほんとに殺しちゃ殺陣じゃないわ」ってのも気が利いてて、それこそただの駄洒落ワードかと思ってた「殺陣」に、「"人が死ぬ"のではなく"悪役が死ぬ"のが"殺陣"」という意味合いを付与して、闘いで生き様を見せて改心させるお嬢様のお嬢様っぷりをより際立てるのに成功してました。
やたらたくさんいるのが気になってた執事たちの正体が「改心した元組長たち」というのも最後に明かされ、謎だった部分の構造も綺麗に繋がってスッキリ。
シンプルながら要素を余さず使いきり、キャラの魅力をしっかり魅せられていたかなり好みな読切でした。

○ブラッククローバー 366話

アスタが日ノ国より参戦するところから。
迎えにきたフィンラル、セリフも合わせてなんかすごい王子様っぽくて笑う。本物の王子も別にいるしなこの漫画。
アスタのついで一花もクローバー王国に来てるようす。ただ回復魔法持ちは来てないっぽい。どうなるのかな既にやられた暴牛メンバーたち……
で、ダムナティオと相対するアスタ。
そもそも相手の魔力にデバフをかける効果の天秤魔法はアスタに対して全然意味がないってのがあったけど、大気魔法の方もこんな滅魔を球状に纏う形にしたらそりゃ歯がたたんよな……
てか魔法で生み出したものすら打ち消せる滅魔を全身に纏ったまま戦うってそれ誰も勝てんくね???
ラストはここまで皆をボコボコにしくさったダムナティオを絶天で一蹴!!
これまでのフラストレーションを一気にふっ飛ばす気持ちのいい瞬殺。
アスタ、パワーアップしてきてんだからここはサクッと行ってくれて嬉しいね。
ワンチャン第二形態的なのありそうな気もするけど。

●暗号学園のいろは 33話

センターカラー!
まさかの匿名希望ソロでのセンター…!
前回のセンターですら峠洲坂の3人だったのに初のソロをお前が持ってくんかい!「何でもあり」…!
周りに浮いてる文字列は決勝進出メンバーの手書き文字みたいですね。公式Twitterで明かされてました。

左上たゆたん、左下いろは、右上要塞村、右中きょらりん、右下濃姫、そして真下が匿名希望。
紙版だと裏ページのなめくじを透かすときゅっとしてる指で捕まえてる形になるらしい。な、「何でもあり」……!!
あとそもそもシンプルにツラが良い。美少女すぎるだろ。てか茶髪だったんかい。紫とかかと思ってた。
本編
三竦み捕物帳。
冒頭はB組・ナメクジ㌠。
「誰よもー 夕方多夕はもう出まいって言った奴ー」域城或國、お前じゃい!!
なのに肩代わりしてくれる優しい児戯野さんと、「土葬の火炎」でお馴染み焦茶砂々さん。
獲物であるF組の覆面被った奴がいたので奇襲!
……と思いきや逆に尻尾を一気に奪うは匿名希望!!
覆面取った0秒目からやはりツラが良すぎる。覆面の入手元については「ツテがある」ということで、前言ってた「立ち位置決めんとあかんのや F組と絡む前に。」とも合わせて関係の深い知り合いがいるんだろうな。
「…えーと せやせや「ルール」やろ?」
普段からルール無用すぎて「ルール」って言葉がスッと出てこないの笑う。西尾維新って感じだな〜!
B組3人は30秒で出題。三十秒三重殺。
あれ、なんかぱっと見今までに比べれば簡単そう……?と思ってたら案の定3人まとめて瞬殺。捕まってる3人可愛いし、焦茶さんのウサミミフード奪って被ってる匿名可愛い。ちゃっかり一番可愛いの奪っててあざといぜ……
Q.95だけはわたしも自分で解けたぞ。ジャンプ55周年祝いとは粋だね。
Q.96は頑張ればいけたなーって感じ……
だったけどQ.97はムズすぎ。無理だよこれは。域城さんも(なんでこれが解かれんの?)って納得いってない顔してんじゃん。
さらに解説を補足する華衣さん。負けた後も思ってたより出番多いなキミ!?
凍のワンポイントレッスンでは「暗号に問題文つけるのは舐めすぎ」とのこと。ナメクジだけに(?)
1話の時点でいろはが「問題文が無い」って嘆いてたけどアレはA組だけの話だったっぽいね。
で、3人に勝利した匿名は「直接連行することとは言われてまへんがな」ということで、捕まえた3人を使ってF組をひとり狩るというルールの穴を突く立ち回り。こうなったらグーに勝てるチョキじゃん……!!
流石「何でもあり」、やりたい放題やりやがる……!!
捕まった3人は早くもかわいそうでかわいいイメージになっちゃった。
シーンは転じていろは。やっぱりずっとパスワード総当たりしてる……
匿名、暗号バトルも盤外戦術もできる何でもありだけどツラが良くて表情豊かなせいで表情読まれやすいってのはかわいいね。
いろはが思い浮かべるきょらりんたゆたん要塞村、案の定ノリノリでポーズ決めてて笑った。後ろに白で拡大シルエットも出てるし。楽しそうだな君ら。
てか言われてみれば要塞村さんサバゲー趣味みたいな設定あった気がするなそういえば。
ラストは濃姫さん。
今週の匿名と同じく3人がかりだけど、尻尾取られてるから出題側か。
ここでアッサリ負けてもアレなんで勝つんじゃないかと思うんだけど、暗号出題する側で勝利ってどう描いてくるんだろう。
あと次回はデザインめっちゃ好きな柘榴口さんの活躍も見られそうでそっちも楽しみです。

●夜桜さんちの大作戦 187話

フランスでの課外授業編。
双子を溺愛するあまりついついおせっかいを焼いちゃう凶一郎の伯父としての成長物語でもある…気がする?
凶一郎、六美と双子のこととなるとめちゃくちゃアホになるのやっぱいいね。
「真・夜桜さんちの大作戦」って、こんなんでタイトル回収しないで???
そしてひふみの「おじちゃんくさい こないで
これはショックだろうな〜〜凶一郎じゃなくても幼子にこんなん言われたら再起不能になるわ。
今回凶一郎視点で進んでたから読んでるこっちもドキッとした。
でも六美の「何もしない」のアドバイス通り干渉を最低限にしたら最後は天国みたいなデレ方してもらえて…よかったね凶一郎……
……って思ってたら最後急に皆殺しにしてて怖っ!?いきなりどうした!!?
双子と敵の両方に向けた「ゆっくり眠るといい」とか、圧倒的な実力はカッコいいけどいきなりダークモードすぎてビビっちゃったな。殺し方かなりエグいし。
案内人が動物ってのは前回の時点で予想してたのが的中してニッコリでした。

●アンデッドアンラック 168話

天擂祭終了直後から!
目覚めるシェン。と、シェンの三つ編み持ってるムイちゃん。編んであげてたのかな。
「ジジイとババアになるまで元気でいてもらわないと」
シェンの(実質)プロポーズに対してきっちりアンサー出してきたああ!
普段丁寧語のムイちゃんの口から「ジジイとババア」って出てくるとちょっとドキッとするね。
シェンが眠ってる間、風子とファンは組織入りをかけたバトル。ファン、さすがに不運というタネが割れれば風子にも余裕で勝てるっぽいな。
そうなってくるとファン視点風子が"追い求める最強"じゃなくなっちゃうんじゃない?って思ったけど、代わりにシェンと鎬を削る人生に楽しみを見出しているみたい。
「さっさと最強になってみせろ」は父として師匠としての最大限の激励って感じでグッとくるな…
……とカッコよく去っていこうとしたものの、風子、シェンを使ってこれを阻止。
仲間には入ってもらえなかったけど、一回だけ力を貸してほしい……26年放置して子育てもやらせておいて更にお願いとはさすが風子さん図太いぜ!でもさすがにファンもそんな手伝ってくれる義理なんてないんじゃ……
「お前ほどの女が怯える任務か…面白い…」
「話は聞いてやる」
聞いてくれるんかい!!面白いのはお前だろ!!!
中盤には円卓会議。
「ついに半分まで来ました」
現状の確認。もうそんなに集まったのか…
13人ってのは今ここにいる16人の中からニコ、ムイ、フィルママを除いた人数ですね。
「残るは11人!!」のページの奥の方には15人いる(ニコムイ含む)のちょっと面白い。
この図見るとやっぱりルインも救うつもりなんすねえ。当たり前だけどルーシーとか、風子の知らない否定者はカウントされてないね。不均衡とか前ループ2代目不変とか気になってるけど。
てか久々本編アンディじゃ〜ん!!オラッ!海苔出さんかい!!!
その次のページからは早くも次の任務の話。長期戦の潜入任務……それも10人がかり……ヤバそう。
ファンも「フ…」「ああ」「楽しみだ」とか言ってなんだかんだ普通に参加してくれたね。
新しい任務の舞台となるのは……日本の高校!チカラ編!
チカラ、前ループと違ってまだ能力に目覚めてないから目が隠れるほどの前髪になってないの細かい。
で、チカラと涼ちゃんのクラスに転入してくる風子とジーナ。
ジーナ、もうほぼほぼ前ループジーナと同化しきってるくらいのテンションの高さになってる。よかったね、大好きな日本のJKの制服着れて……
風子はこんなに頼れるボスになったのにいまだに新鮮にドキドキしてるのかわいいね。手を前で構える癖久々に出ちゃってんじゃん。
スルッと二人ともチカラの隣に入るくだりで鵺の陰陽師思い出しちゃったね。
でも「何だ不服か?」が唐突に強すぎてこっちでも笑っちゃった。
ラストの見開きでは10人のメンバーがそれぞれどこに潜入してるか図解。
全員ハマりすぎでニコニコしてしまう。
てかむしろこれ任務不参加メンバーが高校に不向きだっただけ説ない??(ボイド・クリード…イカつすぎ、フィル…子供、テラー…会話できないので教師として潜入不可、友才…アル中)
ムイちゃんのヘアピンかわいいねとかニコすでに科学教諭すぎるとか色々あるけどやっぱ一番はファンよな。
もう完全にオチ要因面白おじさんと化しちゃってんじゃん。ジャージ&ホイッスルも妙に似合ってるし。
よく見たら真ん中のヒキの絵でも喚いてるフキダシ出ててそれも笑っちゃった。
ということで、まるで二次創作のような学パロ(パロじゃないけど)編が開幕!
一応チカラの学校への潜入は小説版でもやってたのでそこからの回収もあるかも。この学校、UMA【チェイン】が出るらしいからな。
あと涼くんが"不熱"に覚醒するんじゃないかみたいな話もあるよね。これも小説版ネタだけどフルネーム「熱海 涼」なのも余計にそう感じさせる。
というかこれ実質シリアスの間の日常コメディパートみたいな章だったりするんかな?楽しくなりそうだ!

●あかね噺 71話

引き続きあかねの『替り目』。
序盤の部分は父親の"弱さ"について理解して受け入れたからこそ、父親をモデルにして演ってる『替り目』においても演技の解像度が上がったってことなのかな。
「前座の高座に聞き入るなんて」
「一生門下向きだ」
と審査員からも高い評価。
特に"一生門下向き"は言われてみればそうかもなという納得感もあったものの、ここまでの物語で志ぐま一門の兄さんたちから学んできたこと──気働きなり噺を深く知るなり──って、ことごとく今回の噺で解像度高い仁を演るのに役に立ってるんだよなあ。しっかり身になってる。
「志ぐま一門らしくなったじゃない」
なんか読んでるこっちがうれしいわ。
そしてラストにはここまでずっとナリを潜めていたあかねの父、志ん太が…!
あかねの高座を見て「画質が悪すぎて 画面が滲んで見えやしねぇ」
元落語家らしい気の利いた言い回し……
ってサブタイトル「解像度」ってここともかかってたのか!!
てっきりあかねの進化した落語についてのサブタイだと思ってたけどなんて粋なダブルミーニング……!

●僕のヒーローアカデミア 395話

「二倍」消失。
1P目のボロッボロのエンデヴァー…!描きたかっただけシリーズだコレ!
本題のトガちゃんとお茶子。
失血死しかけてるお茶子、寒気、震え、虚ろな目、短く浅い呼吸……と描写がガチなので痛々しい……
そこでトガちゃんが変身して輸血するという展開は予想通り。…だったけど、絵力、言葉選び、演出力が凄まじすぎて普通に泣かされたよね。
まず、「大好きな人そのものになりたかったトガちゃん」が、お茶子の血を飲んで半分だけお茶子になる「私の血 全部あげる」のシーン。
トガちゃんとお茶子の姿が半分ずつなのに全く歪じゃなくて、それどころか美しさすら感じられるように描かれているのが、誰かになりたいトガちゃんとそのままのトガちゃんの両方を肯定しているように感じられた。絵で伝える力が卓越しすぎてる。
トガちゃんがこの「"個性"を活かした輸血」という発想に至ったのは以前トゥワイスに同じようにしてもらったからで、それはつまりトゥワイスとの絆がトガちゃんに最後に「好きに生きた」をさせるための後押しになったという風に解釈できて、お茶子エンドではあったものの間違いなくトガちゃんの大切な"好き"の中にトゥワイスも入ってるんだなというのを実感してまた込み上げるものがありました。
一方お茶子の方も、デクをずっとそばで見ていたから、デクの「戦いは避けられなくても その奥にあるものを無視はしたくない」を聞いたからトガちゃんに対してこのアプローチになったわけで、これ以上ないとさえ思える形でトガちゃんの"心"を救ってあげられたのも、これまたお茶子のデクとの絆のおかげだったんだなあという風に感じました。
長期連載であるがゆえの蓄積の多さ、キャラクターたちの関係性のうねりをここまで見事に編み上げることができるのか……あまりにも凄すぎるな……
「お茶子ちゃんはなかったことにしなかった」
「それは痛くて辛いけど」「触れられた時──」「心がフワッて」「軽くなったから」
"触れることで軽くする"お茶子の能力に物語的意味も持たせてるってのは先週も言ってた通りなんだけど、それを象徴する表現として「(トガちゃんの忌まわしき記憶の始まりである)スズメが宙に飛んでいって満足そうな笑顔のトガちゃん」ってのが圧倒的文脈すぎる。
お茶子のおかげで過去をも受け止めて乗り越えて自己を肯定できたことで最後の最後にしがらみから解き放たれたような……
「私はトガヒミコ」「好きに生きて好きに生きた」「世界一笑顔がカァイイ 普通の女の子!」
というラストのモノローグもそう言ってるように見えて泣いた。
最後トガちゃんは命を落としたわけだけど、トガちゃんが命を賭して残した血液が文字通りお茶子の血肉となって生き続けるわけで、これはトガちゃんがお茶子そのものになることができたといえると思うんだよね。
「好きな人そのものになりたくて」血を飲んで個性で姿を変えてきたトガちゃんが"血を与えることでその人そのものになる"──結末としてあまりに美しすぎた。
トガちゃんが傷付けた人たちは?とか残されたお茶子の気持ちは?とか気にしなきゃいけないことももちろんあるにはあるんだけど、今週だけはそれも度外視させてくれというくらい、トガヒミコという一人の女の子の物語をこんなに綺麗に締めることができるのかとただただ感動した一話でした。

○鵺の陰陽師 11話

ビーチで辻田たちと幻妖討伐対決。
冒頭時点でもう学郎代葉チーム追い越しててびびった。本当に強いんだこの2人。
辻田のブチギレ顔すき。
劣勢と見た辻田は町田にも掛け合って幻妖を独占できるフィールドを構築。
しれっと流れの中で辻田は道具屋の娘だからアイテム駆使して戦うんだなとか、町田は防御タイプなんだなとか戦闘スタイルを仄めかしてるの上手い。
町田ちゃん防壁出しながらプルプルしてるのかわいいね。
あと町田は下の名前莉(れい)とか古賀は澪とかそういう情報がサラッと出てるのも助かる。
と、防壁の中にレベル2が二体出現する緊急事態。今まで鵺さん七咲ちゃん代葉ちゃんと上澄み連中ばっか見てきたけどレベル2って普通の陰陽師からしたら結構強敵なのかしら。
ピンチの3人を見て迷わず助けに行こうとする学郎と、学郎を止めようとする代葉。「勝手に行ったこと」ってのも「貴方をバカにしている人たち」ってのもけっこう言う通りで"助けに行かない理由"が十分にあるんだけど、やっぱここで一切躊躇なく助けに行くヒーロー性が学郎の主人公たる所以よな。
代葉は自分を守ろうとして無為に死んだ両親を引き合いに出して止めようとしたけど、それに対して学郎も自分を庇って死んだ父親の話。
ぶっちゃけ学郎が自分で言ってる通りマジで全然状況は違うんだけど、学郎の中に熱を残せている事実だけで学郎の父の死は無駄じゃなかったってことの証左にはなっている感じがするよね。
「命をかけてでも人を守った父親」の姿が学郎のヒーロー性の根っこにはあるんだなあ。
すんでのところで防壁を割り辻田ちゃんを助ける学郎。と、ここで限界が来た学郎を助ける代葉。なんだかんだ代葉ちゃん助けてくれて一件落着やね。
戦いが終わったらちゃんと代葉ちゃんに頭下げてお礼と謝罪をする辻田ちゃん。
さっきまで対抗意識バチバチだったのにすぐ反省してコレできるのは偉い。メスガキ加点が無くて普通に辻田ちゃんにヘイト貯めてた人もここである程度スッキリしたんじゃなかろうか。
リーダーの古賀ちゃんによるお叱りと謝罪もあったので、辻田ちゃんと代葉ちゃんを発端とするイザコザの方も一件落着。
そしたら打ち上げのBBQだ!!!
打ち上げしてるけど明日もあるんじゃないのか!!??
まあいっか!!!

学郎今日だけで120体幻妖倒してんの何気に凄まじいな。雑魚は難なく狩れるくらいには既に強い。
代葉ちゃんも少なく見積もっても140体くらいは倒してるはずなのにそれでも討伐数1位は七咲ちゃんなんだね。何匹倒したんだ…?
で、再び辻田ちゃんのターン。
先刻反省して素直な一面見せたかと思いきや「お嬢さまに安い肉は口に合わへんのとちゃいます?」とか「それ美味かったら哺乳類の顎してないですよ」とか生意気さは健在。どうやらナチュラル煽りカスの様子。
町田ちゃんはフォロー入れてて気遣いの子って感じするね。セリフ無いコマで代葉ちゃんみんなと仲良くなれてて良かった良かった。
そして辻田ちゃんと学郎の1対1。
前回の強気で生意気なメスガキ仕草から打って変わって「あ…学郎兄さんでしたか」の毒気の無い態度よ。
正直生意気メスガキじゃなくなったのはめちゃくちゃ寂しいけど、これはこれで真っ直ぐに美少女でかわいい。
なんていうかこう……メスの顔になってるな、という雰囲気がある。メスガキなので成長したらメスになるってこと……?
さらに学郎の「ガクでいいよ」に対し
「ガクくん て呼ばせてもらいますね」
つ、辻田落ちたーーー!!
はやっ…!あまりにも速すぎる。チョロかわ……!!
ここまで来たら雰囲気とかじゃなくて完全にメスの顔よ。バッチリ惚れてます。ヒロインレース参戦。アチィ~
からのラストには現状メインヒロインの代葉ちゃん。
「今まで食べた食事で一番だと思った」
おお、代葉ちゃんにも変化が出ている。
元はと言えば学郎の行動の影響で辻田ちゃんたちを助けたところからこの変化はもたらされてるんだよね。
つまり主人公のヒロイズムが他のキャラに変化を促してて、これって冷静に見てみたらめちゃくちゃジャンプ漫画やってんじゃん。
この変化がさらに代葉ちゃんとの決戦にも大影響してきたりしたら思わず絶頂してしまうかもしれん
てか来週センターカラーだあああ!!掲載順の推移的には遅すぎるくらいだけどやっぱり自力センター獲得はめでたい!
キャラたちの色も知りたいし、いろんな意味で楽しみですね!

○逃げ上手の若君 119話

利根川の戦い開戦!
盃投げ捨てるシーン、別に何もふざけてないはずなのに勢いのせいでなんか笑っちゃった。
てかジャンプで未成年飲酒描写いいんだ。明らかに現代と倫理規範が異なってたらいいのかな。
時行くん酒によわよわなのえっちだね♡
中盤は北畠顕家と奥州武士。
平時であれば反目しあってそうな両者だからこそ、煽って気勢を上げていくスタイルなの納得感もあり面白い。
顕家の表情、ずっとキレてたのに「結構! 御ぶちのめせ!!」でめちゃくちゃ爽やかな笑顔になるの良いな。見てるこっちも士気あがるわ。
「体を洗え!」「嫌でござる!」「洗えぇ!」「絶対に嫌でござる!」は「働きたくないでござる!絶対に働きたくないでござる!」を思い出しちゃった。
斯波は斯波でしっかり時行たちとの因縁を強調。斯波にとっても中先代の乱は苦い苦い記憶……ということでラストは「時行…生きていたのか!」ダークな笑顔。
NARUTOのマダラの「フルフル ニィィ…」の時みたいな顔してら。

○テンマクキネマ 15話

引き続き「渚」制作。
冒頭ちょっと不器用な倉井ちゃんかわいい。
あと早いうちから編集してるハジメ偉いな。動画編集……ウッ 頭が………
今回のテーマは「音楽」。
イケメンの秋津くんが音楽経験者ということで作曲係に任命されたわけだけど、挫折経験と苦手意識を持ってるにもかかわらず秋津を信じて仕事を任せるハジメ──そしてハジメの映画愛を知ってるからこそ苦手意識を持ってても期待に応えようとする秋津くん……というのが監督とスタッフの関係性としてすごく良いなと思った。
スタッフを信じて作業を振ることができるのも監督の資質なのかも。
ハジメ本人には決して言えなかった秋津くんの気持ちを倉井ちゃんが聞き出す、というのも良いキャラの動かし方やね。
ジト目ニヤニヤ倉井ちゃんかわい。
次回は浜辺へ合宿!また水着出るか……!?

○一ノ瀬家の大罪 34話

颯太の元に来た翼。
颯太、自分と同じように家族に傷つけられて抜け出してきた2人と疑似家族を作って暮らしていた、と。
「恋人でも家族でもない」って言ってるけどけんたは「パパ」「ママ」って呼んでるし「まだそうなってないだけ」感ある。
で、今回は翼があまりに空気読めなすぎてマジでムカついたな……
「文乃さんとけんたくんの家族も近くに住んでるの?」
「なんであの人たち家に帰らないの?」
いやそんなのなんとなくわかるだろ!!!
颯太からの「お前本当にそういうとこだぞ…!」ってツッコミがあるから作者も分かってやってるんだなとはなるけど、だとしても不快の臨界点余裕で到達しとるわ。
「家族じゃないのに一緒に暮らす?そんなのおかしいのに」
おかしいのはお前だよ……
なんかもうここまで主人公が嫌いだと話がどう転がったとしても興味が持てないな……

○人造人間100 31話

No.78&No.86戦決着!
今回の戦いのテーマは「自己犠牲できるのが人間で、絶対やらないのが人造人間」という違いについて。
絢子さんも「自己犠牲する人間が嫌い」、でも「私も結局自己犠牲できる人間だった」ということで尚更テーマ性を強調している節がある。
そして個人的にはNo.100がその点においての人間と人造人間の差異についてかなり自覚的だったのが意外だったな。
‪絢子の回想。「強すぎる力を持つ子供に、自らが傷つけられないよう強く言えない大人」という構図……ウィッチウォッチのラブカも結構近い状況な気がした。この兄妹は師匠と出会えたから真っ当に"人間"になれたんだなあ。
……って、え!??
絢子死んだの!??マジ!?
"すぐ戦線に復帰するのは無理だけど命に別状はない"くらいの雰囲気だったじゃん!?ギャグっぽいノリやってたし!!
でもNo.1の「四ツ星隊員一名の命」って絢子以外ありえんよなあ……
あの流れから死んでるのマジ……??
死ぬにしたって……もっとこう……

●ドリトライ 12話

vs虹村。
前回虹村を圧倒してたけど虹村も同じ技使えるんじゃ?という疑問、ちゃんと作中でそうだが?と言ってくれたのはよかったね。
虹村が技も体も勝ってるけど、心が圧倒的に負けてる感じ。
オヤジに怯えまくってたり、人を殺してまで逃げ出したり、クスリと雑魚狩りで精神安定を図ったり、とにかく心が弱ぇ描写がこれでもかと盛り込まれてて、ここまで格を下げなくても……!ってなった。
ラストでは「分かったんだ」「心の強さの本当の意味」
あっ……これもしかして……終わっ……

●次号
週刊少年ジャンプ35号

表紙&巻頭カラー
SAKAMOTO DAYS
晶vsスラーになる?予告的にはそんな感じしないけど予告ページの信頼度って微妙だからな(元も子もない)。

センターカラー
逃げ上手の若君
北畠顕家編って扱いなんだ。
人気投票どうなるか楽しみ。小笠原殿5位くらいにいないかな。

鵺の陰陽師
マジで大人気コンテンツじゃんって!!!
このままガンガンカラーとってくれ。

読切 忍CHAOTIC
現代の忍がテーマの読切。トーキョー忍スクワッド思い出した。あれは別に現代じゃないけど。


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