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【#WJ32】週刊少年ジャンプ2023年32号感想【寿司いくら】

アンケ1:暗号学園 2:アンデラ 3:人造人間



ジャンプ歴20年Vtuber寿司いくらのジャンプ感想です。
毎週火・水曜22時からの配信でも感想を語ってますのでそちらもよろしければどうぞ!

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【#wj32】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ32号の感想を語り合おうぜ!前半戦!【魔虚羅使ってるよなこれ…!?】


【#wj32】ベテランジャンプ読みと週刊少年ジャンプ32号の感想を語り合おうぜ!後半戦!【暗号学園の厨パ】


●僕とロボコ 144話

表紙
3周年突破&劇場版決定記念表紙&巻頭カラー!
3周年突破ってマジ!?そんなに経ったの!?感想配信始めたのがロボコ連載開始のちょっと前だから3周年いつの間にか過ぎてることになるな……こわ……
巻頭カラー
ワンピヒロアカブラクロ呪術以外で巻頭カラー見開きのみって珍しいね。
ロボコもそれやって許される格の作品になってきたってことかしら。
イラストはいつものみんなが満面の笑みで3ピースしてる構図。なんだか微笑ましくて良いね。
なんでニョンタはサービスしてんの?
本編
引き続きモツオとの別れ編。
前回終始シリアスだったから今回はどうなるかと思ったけど序盤から回転数多めにばんばんギャグぶちこまれてきててすごい安心した。ちゃんと面白いし。
ボンドの隠し芸…曲刀投げるやつ…なんだっけ元ネタ……!(配信で教えてもらったけどハンタの無限四刀流の人らしい)
早々に仲直りして、殴ってくれのくだりもアホすぎて好き。
からのパパ襲来。
ギャグ密度高い回だったけどモツオがパパ説得するくだりは一切のおふざけなし。
今回の問題、どう解決するのか気になってたけどモツオとの対話でパパが色々思い出して「私を殴れ」とは思わなかったなー。
「仕事のせいだから父親説得したところで解決しないよなー」って先週言ってたけど、仕事すら全部ぶん投げるレベルで説得成功するのは想像できなかったよ。
そこまで没落する!?とは思ったけど、これで金持ちのまんまだったら「じゃあ最初から引越し必須になるような仕事断っとけばよかったんじゃん」にしかならないから翻ってこうする必要があったんだろうな。にしても思い切ったなーとは思うけど。すごいハッピーエンドへの持って行き方。
まあ今のモツオ、頭脳担当とかイケメン枠とか、金持ち以外の個性で十分やっていけてるから没落しても意外と全然影響ないのかも。
さりげなくモツオママがメイコにクリソツなの(おや…)となった。

●SAKAMOTO DAYS 126話

引き続き豹&平助vs熊埜御。
今回序盤は平助のレスバ決まってるな〜。
「お前が本当にそう思ってんなら俺の命なんてどうだっていいはずだぜ!」
「俺のやり方に文句あんならかかってこいよ」
どちらよそれ言われちゃ何も言い返せない…!ってなるフレーズだし、言ってる内容が主人公すぎる。
てか性格的にジャンプ主人公っぽいのは坂本より平助なんだよな。
その後もアクション!遠距離から狙撃する平助に、接近してきたら豹がカバー……やっぱ良いコンビじゃん!!
熊埜御も鉄骨吸着ワープとか砂鉄グローブとか"磁石"ってだけですごくいろんな戦い方見せてきて面白い。
ラストは平助、豹の顎の謎パーツに跳弾させて熊埜御に隙作ってからの豹の拳が炸裂!!
味方の身体使って跳弾……そんなのあり!??
斜め上の発想のアクション、おもしれ……!
「こうした方がよく見えるぜ…!」は(え、こうってどう…?)とは思ったけど。いっそ両目瞑って心の目みたいな話?

●アオのハコ 108話

前半は千夏先輩の新部長就任。
後半が今週メインの松岡と大喜のくだり。前回と対になる話の構造になってる?
松岡パートではこれまでどんな思いで千夏先輩にアプローチしてたかが語られまして。
読者視点、松岡はポッと出で大喜から千夏を掻っ攫おうとしてる新キャラって感じだったけど、実は逆で松岡のが先に千夏のことを想っていたってのはやられたなー。いけすかない野郎だったのにちょっと可哀想にすら思えてきた。いわゆるBSSじゃん。
ただこう、ずっとムカつくキャラとして存在しいまだにしこりが残っていた松岡を、「ずっと想っていたのに潔く身を引く」という形で爽やかに決着つけてきたのは良かったね。最後の最後にちょっと好きになれた。まあ諦めよすぎじゃない!?とはちょっと思うけど。
最後は「夜 空けといてね」。
誕生日の!?「夜」を!!?!?
エッチ すぎんだろ……!!

●読切 こちら葛飾区亀有公園駅派出所

久しぶりのこち亀本誌掲載!
今回は実在する人工島、"軍艦島"が舞台。
紅月灯(あかつきりん)、前にも少年編で出てきてたらしいけどその時は明らかに勘吉よりだいぶ年上のお姉さんだったらしい。謎だ……
軍艦島の住人たちの暮らしっぷりとか軍艦島ならではの景色なんかの描写は流石。単純に記録を描き起こしただけじゃなくって活気に溢れてどこかノスタルジックという雰囲気まで伝わってくる。こういう"空気"みたいなのの表現、こち亀って上手かったよなーそういえば。
紅月ちゃん、案内役だったり島の行末を憂いてたりとヒロイン力はかなり高かった。それだけに終盤青野くんと弟に話の軸を持ってかれてたのは勿体なかったな。
紅月ちゃん以外の、みんなから一目置かれてるやつとの絡みで勘吉がみんなに認められる展開をやりたかったのかなというのはわからんでもないけどね。
そのお陰でラストには島を後にすることに名残惜しさを感じられたし、現在の軍艦島は…石炭需要は…と思うとすごく切ない気分になった。
作中ではそこについては触れなかったね。そこの栄枯盛衰っぷりに「軍艦島」のもの悲しさ、魅力が詰まっている気がするんだけど。
あとそういえば、勘吉は模型作って軍艦島知り尽くしたはずなのに紅月ちゃんに一番高いところどこか聞いてるのおかしくね?とも思った。
というような感じで全体的に細かいツッコミどころはあったものの、どこか懐かしい空気にゆったり浸れた良い読切でした。
(そもそもこち亀という作品自体今となっては懐かしさをはらんでいるというのもあるかも)

●僕のヒーローアカデミア 393話

トガちゃんの回想から。
「やです」プイ
かわいすぎない???
そしてトガちゃんvsお茶子。
"我々は大勢であるがゆえに"、物量系の技の名前としてめちゃめちゃオシャレ。小さいコマだけど圧倒的な人数に巻き込まれ流されるの恐ろしいな。人混みが凄すぎると死亡事故が起きたりもするっていうし……
その後は殺す・殺せないトガちゃんと救うお茶子の対話。
「好きなものを好きと言うあなたの顔は羨ましいくらいに素敵な笑顔だと思うから」
好きなものを好きと言ったら異常者扱いされ、笑顔を浮かべればやめろと言われてきたトガちゃんにとってこんなに救われるセリフあるか??
しかもお茶子っていう「誰かの笑顔のために」がヒーローとしての根源にあるキャラがこれを言っているわけで、一番説得力あるよね。
「罪をなかった事にはできない!全てを肯定はしない!!」ってのもむしろ嘘偽りない本心であることが感じられる。
極めつけには「血なんて一生くれてやる!」トガちゃんにはこれを言ってくれる人がずっと必要だったんだよな。これを正面切って堂々と言い切るお茶子、男前すぎるしヒーローすぎる。
トガちゃんの抱える悩み、歪みすべてに対する完璧な答えを身を挺して提示してきたなあ。
前回まではコレ解決できんの?って言ってたけどセリフ・絵・演出がめちゃくちゃパワフルで勢いがあってかつキャラクターの持つ要素がバチっと噛み合っていて、綺麗に押し切られてしまいました。

○あかね噺 69話

センターカラー!
パステルでどこかノスタルジーを感じる色遣い。背景の入道雲の夏っぽさもそう感じさせる一因かも。
あかねの太ももと膝小僧がまぶしい。
本編
あかねの『替り目』開始。
しっかり楽しく見れるけどインパクトに欠けるなーと思ってたらところにまさに
「前の二人に比べるとインパクトに欠ける」
と来たので納得感すごかった。
なぜかというと「自分の芯に向き合った時間」が足りてないと。
上手いのは上手いんだけど味が出てない、個性が無いみたいな話なのかな。
連載初期からずっと言われてた「あかねの落語は分かりやすい個性とかストロングポイントが無い」ってのがここにきて明確な課題になるとは。
あかねの落語の根底にあるのは「おっ父の落語が凄いんだというのを示す」という目的。
そこに来るとラストの「今のお前に志ん太はどう見える」ってのは気になるところ。「今思うと思ってたより…」になったらかなり芯がブレることになるよなー。
そもそも"おっ父の落語"は"あかねの落語"じゃないよねという話もあるし。ここのエピソードきっかけで"おっ父の落語"と決別してあかね自身の落語を見つけていくみたいな流れになりそう。
あかねの落語……言うならば「あかね噺」、か……!!(ありそうなタイトル回収)

○アスミカケル 4話

前回ラストで登場した兄の一狼をガンガン掘り下げる回。
冒頭の回想部分、「親父はな 弱ぇから死んだんだよ」のところ気になる。
父親の死因何だったんだろう。
回想明けには子供達や優也に優しいプロ格闘家としての一面も見せ、意外とそんな悪い人じゃない?二兎がビビりすぎてるだけ?と思わせておいてのラスト。優也がボコられかなり嫌な流れ。
普段が温厚な分ブチギレてる二兎の顔がシンプルにカッコよく感じるなー。
一狼ニヤついてるし、二兎を焚き付けるためにやった説かなりあるよね。
二兎視点理解の及ばないヤバ兄貴だったけど一狼視点二兎を自分に届きうる・自分をより強くする存在として見てたみたいなことあったりするんじゃなかろうか。アンデラの前ループファンみたいな感じで。
……にしてもちょっとラインの越え方が小物っぽいというのは気になるけど。
優也くんも協力してくれての狂言だったりしないかなー。

○呪術廻戦 228話

領域展開バトル第3ラウンド、縮んだ結界から。
バスケットボール程度とは、思ってたより小さかった。イメージの形成に獄門疆に封印されていた経験が役に立ってる──そういう一見意味ない経験も役に立てて戦うみたいなの好き。
こまい結界も震え出し、第3ラウンドどうなる……!?割られた!負け……!?
ってなってからの相打ち。魅せるね〜!!
大ダメージ受けてもなお楽しそうな宿儺が印象的。
「同時だっ!!同時だったんだ!!」
があまりにモブっぽすぎて笑う。観客が板につきすぎだろ!!
ラストには五条の考察。
「なんで宿儺は領域に付与されている以外の術式を使わない?」
これ、魔虚羅の車輪がガゴンッってなってる描写あるしさては使ってないように見せかけて既に使ってるな……?
影の中に潜ませて五条の戦いをずっとラーニングさせてるってことなんだろうか。
宿儺は術式を使ってこないわけではなく実はずっと使っていた、みたいな話か。
長い目で見て確実に勝利するために短期的にはリスクの高い戦い方をしていたってことになるのかな。そうなると五条既に詰められ始めててかなりヤバいんじゃないか……?

○アンデッドアンラック 166話

センターカラー!
むせかえるほどの中華アトモスフィアたまらんね。
中華拳法つったらやっぱこのハイキックの交差よな。
よく見たらファンと風子も左右対称でとことん対照になる構図になってる。
本編
回想から。ファン、風子に言われたこと一字一句違わず正確に覚えてるんだ……
そしてシェンvsムイ。を観る風子とファン。
ファンが如意金箍出してきた時の風子の顔よく見たらおもろい。"はじめまして松尾です"みたいになっとる。
今度はシェンの回想。
前ループの幼少期と違って早々にファンに拾われてるからシェンが甘ちゃんだね。前ループだと衣食住のために強くなってその辺のやつシバきまくってたもんな。
回想明けたら「全部理解した」シェン。
「誰かの為に強くなる」これが「最強になる為の真実」。
しれっと1コマ挟まる「ジジイ あんたもだ」のコマの破壊力すごくない!??
メイにはパンパンダ買い与えてるし、ミルクがすぐそばにあるし、オムツはきちんと替えが綺麗に並べて用意してあるし。
シェンは腕に抱きついてるし、ブランケットはほとんどシェンに使わせてるし。
もう…なんか…"パパ"すぎる。
ファンあんなにグチグチ言ってたのにこんなにしっかり父親代わりやってたのかよ!??
「絶対理解できない したくもない」って言ってたけど多分まだ理解してないって思い込んでるだけだよ!?
からの
「ずっと一緒に強くなろう!!ジジイとババアになっても!!きっと…最高に楽しいよ!!」
こんなのプロポーズ以外の何者でもないじゃん!!
シェンムイご成婚おめでとうございます……
と思ってたらこのタイミングで不真実発現……!!まあ来るならここだわな〜〜!!!
吹っ飛ばされたムイちゃんは崖下へ……崖から落ちるくだりきたーーー!!
天擂祭会場が切り立った崖の上って時点で不真実発動で崖下に落下する展開予想してる人いましたね。お見事。
まあでも前ループの悲劇の内容をなぞりつつ克服する構造にするのが美しいからこうなるよな〜!
シェンは真っ直ぐ飛び降りて助けに行くし、ファンは「止まらんか!!行けばお前も…!!」って思わず素でシェンの身を案じてるし。おめーら……!
そこにさらに組織メンバーも総出で飛び降りて2人を救出!!
全員が別のやつの脚を持って繋がってる上に不真実封じの目隠しジャケットまであるからちょっと情報量多い見開きで一瞬戸惑っちゃったけど助け方は面白い。
各々上の人にお礼述べてるの良いね。
で、一番上でボイドを持ってるのはファン!
お前……お前も思わず助けに来ちゃってんじゃん……!!すごい澄ました顔してるけど!!ファンのツンデレ面白野郎っぷりが止まらない……!好感度上昇も止まらない……!!
これでいよいよ次回はファン対シェンの決戦。身につけたての不真実でシェンがファンに勝てるとはあまり思えないんだけど、今のファンは「誰かを想う変わらない心」の要件を満たしてるのでむしろそれでも問題ないかも。
どう転んでも爽やかに決着を迎えられる戦いになりそうな予感。
それにしても、ファンが助けに来てなかったらヤバかったぞ風子!?もっとちゃんと悲劇対策しよ!?とはちょっと思ったかな。

○アイスヘッドギル 3話

新キャラのサナの登場回。
一見地味に見えて素顔が美形ってのはメインキャラ(多分)としては王道でかなり良いね!ギルと違って捻くれものっぽいし。
罪人の一族……ということでギルともなかなか近い境遇なのは注目ポイントかも。
ただこう…しつこいくらいにとにかく盗みまくってたり、要所要所の態度が悪かったりと、好きになれる要素が少なくてコイツのこともっと知りたいってイマイチならないんだよな。今後良くなったときに落差を生むためのマイナススタートなんだろうけども。
でも最後の方の「嘘だ」「それも嘘だ」のところは良かった。サナの部屋の様子っていう具体的な根拠から内面を見抜いていく、ギルの意外な鋭さみたいなので「おっ」ってなったね。
最後は崖下に落ちたサナを助けに飛び込むギル。
アンデラの直後に崖下ダイブ丸かぶりやんけ!!!
てか前回の話なんにも関係なくね!?やっぱ第2話必要無かったじゃん!!

●ウィッチウォッチ 116話

災いの日編。
前半はケイゴvs黒和さん。
かなり"対話"の側面が強いバトルだな。今の黒和さんがかつてのケイゴと似た境遇だからかな。
スケート辞めたことやウルフを宿していることからも、「アイデンティティ」がかなり大きなテーマ性を持っている。
その悩みを乗り越えたケイゴだからこそ「「生きてていい」って最悪な言葉だな」とか「どんな境遇で生まれたって自分の人生は自分のもんだ」「オレが証明してやる」ってセリフにはキャラの魂がこもってる感じがしてアツいね…!
一方後半はミハルvs転瞬の魔女。
魔女さん、このデザインで居合使いは意外だったな。そもそも魔女・原宿系(であってる?)・歯列矯正……ってどれも刀使いのイメージとはミスマッチなのであえてそういう造形なんだろうな。
こっちは「答えるメリットある?」「デメリットも別にないけど」でレスバしあうオシャレなバトルやってて、ケイゴたちとはだいぶ温度感が違うバトルに仕上がってるね。でもどっちもちゃんと面白くていい感じだぞ!

●逃げ上手の若君 117話

北畠顕家登場回!NHKで松井先生も出演する時行と顕家の特集番組が行われるタイミングにバッチリ合わせてきてて上手い。
本編。最初の顕家、布の隙間から見えてる目の感じとか光が漏れてるのとかから帝かと思ったけど違った。まあ流石に帝が直々にこんなとこまで来ないわな。
時行と会うなり言葉責めSMプレイから入ったかと思うと、外套を脱ぎ捨て正体を明かす顕家。復唱要求といい名乗りといいインパクト大きくて鮮烈な登場だな〜!
さらに後半では目の前で弓を引きながら暗唱要求。
胆力と覚悟を問うための試練なのに命の危機で興奮するド変態稚児なせいで微妙にズレてるの笑う。
ただし「従う相手が親殺しの名を下した帝でも」からは一気に真剣な空気に。
本当の意味で真っ正面から時行は胆力と覚悟を示せたね。顕家の規格外っぷりを描写しつつもギリギリのギリギリで避けたことで戦いの場における時行の力も描いて、実力主義の顕家に認められる納得感が出てる。
帝サイドの人物が時行を信頼するためにはよっぽどのことがないといけないと思うんだけど、その「よっぽどのこと」をしっかり一発で決めてきたなあ。
ここからは顕家が師匠ポジみたいな感じになるのかな。楽しみ。

●キルアオ 12話

幻獣組、天童天馬との勝負を取り付けた前回の続きから。
前半は勝負当日までの各々。
家庭科部、思いの外ノリが楽しくて良いな〜。
十三と部長の息の合ったブチギレも良いし、なによりノレンを"イタイ人"みたいに…っていう天丼めっちゃ面白かった。
ノレンも辱められることでキャラが活きてたし。ノレン、もしやイジられて輝くタイプのキャラなのか……?
後半は試合。すばらしい展開の速さ。
守備においても攻撃においても天馬が圧倒的なのはすぐ理解できるし、十三のシュートひとつで「あの十三のシュートをここまで殺すとは…」と「あの天馬が止めきれないシュートを撃つとは…」でお互いの格を高めあってるつくり何気すごいよね。
互いにどちらが上か分からないけどとにかく強いキャラとして存在できている。
ここで次週はセンターカラー!早くもめちゃくちゃカラー多いな!?

●鵺の陰陽師 9話

鵺さんの提案から。
完全に油断してたのに急に中心に据えられてクソ焦ってる学郎おもろい。
「10日後の俺 よく頑張ったな…!?」
やっぱツッコミ独特〜!現実味なさすぎて他人事みたいになってんじゃん。
翌日、断ってたのに代葉ちゃんいるの笑ったし、「鵺さん普通に手加減してる」も確かに…!と思って笑った。
先々週のカッコいいレスバはなんだったんだよ(手加減はできるけどわざと負けるのはできないって前言ってたから矛盾はないんだけどね)。
その後も「攻略ルートに入る」とか「取り繕った笑顔すらしてくれない…!」とか1コ1コのギャグがキレてて良い。鵺さん珍しく笑ってないのは自分が海に行けないからかな。
後半は学郎と代葉ちゃんの下校。
「……」「す 数学すき?」「……」「……」
あまりに滑りすぎてて笑う。学郎も多分別に数学好きじゃないだろってのもツッコミポイント。会話が弾みようがねえチョイス。
からの喫茶店。食事券のコマはこの漫画らしからぬ真っ当な笑わせ方って感じでこういうのもできんだってなった。
結局キッチリ頭下げてるし。差し込む陽光が美しいのジワる。
そんでこの流れのままシリアスパート入るのすごくない?振り回されてるけど振り落とされはしないの不思議。
「鵺に利用されているだけ」
利用されているだけってのは代葉ちゃんもそうなんじゃないの〜?とは読んでてちょっと思うね。
この一連のセリフに対して学郎が考えを述べることで学郎の主人公性がバシッと発揮されるし、それによってその後の展開に繋がっていくんだな。
まさかのほっぺチュー実行。
割引券はギャグとしてしか認識してなかったからここでシリアスな文脈(ラブコメ/学郎を認めた)で落とすの普通に構成うまくて感心した。ラブコメとしても真っ当に面白いじゃん……
あと本人たちは真剣そのものなのに急に現れた店長で笑わせてくるしね。
「マーベラス」じゃないんだよ。
この店、モブもよく見たらカップルばっかだし、全組に3000円割引したら赤字もいいとこだろ……って思ってたけどなぜかこの店長ならそれでもやるだろうなという納得感がある。なんなんだ。
ラストは海行く感じに。かわいい女の子で強いフックを作っておいて、きっちり需要に応える水着回を予感させてくるのシンプルに楽しみだしヒキが上手いな。いつにもまして次週が楽しみ。
今週やたらテンポ良く感じたけど、パンケーキ届くまではほぼ1ページ1個以上のペースでキメのギャグが入って区切りになってたんだな。ギャグを境に次の展開に移るのでテンポが良いし飽きないと。なるほどな…
まあそもそもギャグが面白くないと成立しないので真似しようと思っても簡単には出来ないが……
てかよく見たらパンケーキ食わずに退店してない!?食わんかい!

●夜桜さんちの大作戦 185話

体調を崩したあるふぁをみんなで看病する回。
いろんなキャラが代わる代わるやってきて順番に楽しいことしてくれるの良いわ〜。
二刃お姉ちゃんの母性っぷりすごいし、「ババア」発言でシバかれる年中組のハイテンションおもろいし、かと思えば激キモの凶一郎が忍び寄る緩急。
ネモとランドも独特の角度から絡んできて新鮮。
中盤には太陽。そんなに多くを語ってないはずなのにかっこい〜!頼れるパパだ〜!ってなる。
アイさん殺香もついでに合流しつつ、最後は全員で夜桜汁飲んで綺麗なオチがついたね。
みんなが愕然としてるとこであるふぁが悪い笑顔浮かべてるの好き。
今週号は全体的にシリアスな作品が多かったからこういうコメディ全振りみたいな回はすごい助かるな〜。癒される。
それでいてラストには次回に続くシリアスなヒキも。七悪どしたんや?

○暗号学園のいろは 31話

牡丹山さんの飛び込みから。
たしかにハッキリ良いリアクションしてくれるやつ貴重かもこの作品……
相田彦一はスラダンの「要チェックや!」の人ね。褒め言葉かは相当怪しいラインのキャラだぞ。
で、まさかのD組&F組、B組&C組が同盟を結成。トナメだから6組中3組しか見られないと思ってたらこんな形で全クラス出してくるとは恐れ入った。
確かに試合じゃなくて模擬戦争ならそういうのもアリだわな。なんならこういうアイデアって普段はいろはから出てきそうなもんだし。
トナメで1回戦圧勝が不正解なの罠すぎる。
からの要塞村&匿名登場。
要塞村参戦が「人望モンスター…!」ってみんなときめいてるのに匿名参戦が「………………!」ってなんとも言えないリアクションなのジワる。喜んであげて?
決勝メンバー6人、学級兵長候補4人は良いとしてあと2人どうするか問題。
牡丹山、雁音、真蟲犇って成績優秀なんだ。言われてみれば席替えテトロミノでも早々に勝ち抜けてたな……雁音さんの眼鏡兵器はハンデ用って話だし、まだ爪隠してそう。
A組の実力者といえば…でお声がかかるのはもちろん夕方多夕!(公式ツイッターによるとたゆたんの瞳は夕焼け空らしい。何その情報良すぎん?!!??)
空気清浄機付きヘッドホンなんてあるんだ。なんでそこくっつけた!?あとなんで今それ考えてるのだしなんで当たるのだし。
たゆたん勧誘のためいろはが持ちかけた決闘は「失言半減質疑応答」!
自分からこの土俵に臨むのか……!!
たゆたん机の下確認してて笑う。華衣さん……
「友達呼ばわりしないで」で気合い入れ直すのがいろはらしくて良いね。凍は枠外から返事しないで??
勝負が始まるや否やたゆたんのエッグい質問。
前回よりもいろはの身の上を知っているので、より踏み込まれたくない場所を突く突く。
それに対しいろははうまいことはぐらかす答え!
この競技、文字種制限と咄嗟の返しだから赤裸々に答えざるを得なくなってしまうという仕組みなので、裏を返せば前もってめちゃくちゃ答えを準備してあれば曖昧に濁すこともできるってことなんだよな。
それにしたってどの23文字になるか分からない以上かなりのパターンを想定していないといけないわけだけど。
しかも「回転させたり裏返したりで別の文字として使う」という工夫も!
いろは、とことん対策してきてるな……!!
「計29文字なんて46文字使えるのとほぼ同じだもん!」「いやいや…」
牡丹山さん良いな……感性が普通だ……
そしていろはの会心の一問、
「なんで幼馴染の東洲斎さんのことをたゆたんはスンとしてきょらりんって呼べないの?」でたゆたんが降参。
答えたくない+はぐらかしたくない質問ってことでこれは上手い問いだな〜。
先にたゆたんがエグい質問してる分「そこに踏み入るのは無神経じゃない!?」みたいなのも感じにくいし。
ポニテで笑顔のいろはクッソ可愛い。ポニテでマジ顔じゃないのって珍しいから新鮮。
何気に「夕方さんのアキレス腱」っていう負けフラグになりそうな要素が出てきたのは不穏。
きょらりんとの関係性との掘り下げ兼「あの夕方さんが……負けた……!?」はやってきそうだな。
てか質問直後の各々の目線のシーン普通に華衣いるじゃん!!!やっぱり今後は机がある場所には華衣がいると思った方が良さそう。
何はともあれA組決勝メンバー6人集結!
この作品特有の"カッコいいポーズ"が見開きでバシバシに決まってるなー。
集中線をギューンと集めてる匿名可愛い。
あと濃姫さんがたゆたんの肩に手置いてるのもなんかわからんけど良い。
「列強対最強」ってフレーズもかっこいいね。
背景のオノマトペは何だ?「フン」?フンって何??

○テンマクキネマ 13話

天幕さんの過去の話。
思ってたより白河監督との絆はガッツリ深い……どころかほぼほぼ親子でしたね。
それはオヤジ死んでるのを知った時衝撃だったろうなあ。
ただ分かったのは意外とそれくらいかな。
ハジメを選んだ理由も結局微妙な感じだったし。
「やがて「牙」を撮る監督」だから……と思いきやはぐらかして。
もしそうだったとしても映画館で涙してた様子を見ただけでそんなん分かんなくない?っていう。
なーんかなー。
てか急に天幕さんオリジンってこれ……もしかして畳みに入ってる…のか……!?

○ブラッククローバー 364話

暴牛vsダムナティオ。
暴牛号が速攻で粉砕されることでヤバさが一瞬で分かる。
そっから、ゴーシュがヒーラーのグレイを増殖させて一人一人につけることで全員が被弾覚悟の捨て身の戦い……って壮絶すぎる。
そうなってくるとヒーラーがヘイトを集めるのは必然……本物グレイに直行したダムナティオからグレイを守るべくゴーシュも被弾……!!これダメージ描写的にもその後の横たわり方的にも……え……マジで死んだの……!?
確かにこの二人がいれば暴牛に負けは無い──裏を返せば展開がわからなくなるためにはこの二人がいなくなる必要はあったかもしれないけどまさかここまでやるとは。え、死んでないよね……!?
圧倒的すぎる、ダムナティオ……!
それでも諦めずに立ち上がる暴牛の面々、もはや狂気すら感じるレベル。
早く転送終わってくれ……!!
てかフィンラルバネッサ抜けてるのもかなりでかいんだよな……

○人造人間100 29話

絢子の回想から。
先週も感じてた"非情ぶってるけど非情になりきれてない絢子"が、さらに"自己犠牲を否定しながらも自分も兄と師範のために身を粉にしてきた"と具体性を伴って舗装されたのは綺麗。
そこからNo.100の戦闘。あしびに化けた敵を、あしびだったら再生するから無問題でシバくのは予想通りだったけど、シバく時のとにかく生き生きと暴れるNo.100の様子が痛快ですごく良かった。
もはやギャグみたいに敵をタコ殴りにしてるもんな。なんなら前半の絢子の悲壮感が完全に前フリみたいになっちやってるし。
ラストの絢子「本物」を前にしてドン引きしてるの笑う。
あと468ページ2コマ目の表情めっちゃかわいくて色気あって好き。

○ドリトライ 10話

川で修行中に虹村襲来。
お守り奪われて燃やされそうになってるところを生野が止めに入ったのは王道展開ながら良かった。
し、その後虹村が薬物注射し始めたところは「オイオイ…」ってなって、サイケデリックな見開き、明らかに狂った顔つきになった虹村…あたりの不気味さの描写はきちんとゾッとできてめっちゃ良かったと思う。
薬物常用者ってキャラづけは戦後かつ裏格闘技ならではって感じだしね。
てかこんなガッツリ薬物の描写していいんだ……
お守りの行方が曖昧なのと、ラストの青空の作画のバランスが怪しいのはどうなん?と思うけど。

●一ノ瀬家の大罪 32話

幸恵、睡眠薬で眠ったと思ってたけど原因不明ってことは違うのかな。
さて本題は幸恵の昏睡に端を発する過程崩壊回。
各々の言い分、分かる部分もある一方で、悪い部分も各々あるからなんとも複雑にこじれてる問題だな〜。
翔は頼りなく、美奈子は一人で溜め込んで爆発し、詩織は言いたいことだけ言う……みたいな。
美奈子、ヒス母親ってこういう時今の話題と関係ない過去から蓄積してきた鬱憤を持ち出すよな〜っていう妙なリアリティがあった。耕三のオムツ替え問題とかね。
こういうの抱え込まずに普段から家族に相談したらよかったんちゃうん?とはちょっと思うよね。爆発するくらいなら。
徐々にヒートアップしていく感じとか、取り沙汰されてる話題とかがリアルでマジにキツい家庭崩壊。でも不自然にニコニコしてるよりはこっちの方が不思議としっくりはくるんだよな……

●次号予告
週刊少年ジャンプ33号

巻頭カラー
僕のヒーローアカデミア
巻頭やってる場合の体調か…!?
本編はお茶子vsトガ決着かな。

センターカラー
あかね噺
2連続カラー第2弾。
とにかく不穏な本編。

キルアオ
またセンターとは景気がいいぜ。
幻獣組との初バトル。タイミングも良し。

読切 NARUTO外伝〜渦の中のつむじ風〜
全世界人気投票による波風ミナトの短編!
予告的に螺旋丸開発秘話とかなのかな。

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