絵本『わたしの好きな色』①
大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。
やわらかそうなふわもことしたシルエットと、元気な表情、動きがつけられる手足がポイントです。白と黒だけでは素っ気ないと思い、編み棒の端をイメージした飾りを頭に付けて可愛らしさを出しました。
ひつじは白色が好きですが、友だちに頼まれると自分の毛を色んな色に染めて毛糸を作り、編み物をします。
この子には見えるところに耳がありません。
ラフスケッチやいくつかの下描きの段階ではあったのですが、どこかで描き忘れてしまいました。
途中で気付きましたが、世には既にひつじのキャラクターはたくさんいますし、「耳を描き忘れたから耳がない」というエピソードがついたこの子が唯一のわたしのひつじと言えるのでは?と考えてそのままにしています。
物語では登場人物がそれぞれの好きな色とその理由に加えて、色が自分の気持ちを楽しくしてくれたり、なごやかにしてくれたりすることも教えてくれます。
作品のテーマは「気持ちを支える色彩を見つける」。
色も自分の気持ちの支えになること、そんな色を自分の好きな色を思い返すことで「再発見」してもらうきっかけになることを期待しています(^ ^*)
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