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絵本『わたしが好きな色』⑦

大学の卒制では絵本『わたしの好きな色』を制作しました。その絵本の物語と、登場人物のご紹介です。今回はともだちのクジラです。

クジラは広い青空を思い出して、気持ちが軽やかになる青色が好きです。

青色が好きなクジラ。

クジラは物語の展開上、サイズ感も重要なポイントとなるため、実際の形そのままのキャラクターになりました。

絵本ではページからはみ出し、小さなひつじと並ぶことでサイズ感を表現。

わたしはNHK「みんなのうた」の「まっくら森のうた(作詞作曲/谷山浩子)がとても好きなのですが、その歌詞の中にある魚が空を飛ぶ描写から得たイメージがクジラが空を舞う設定に繋がっています。

はじめ、ひつじはクジラの吹いた潮で空を舞っていた。

作品を作っていると、自分の体験や好きなものが源泉になっていることを実感します。制作の真っ只中にいる間はそれに気付いていないことも多く、完成した後の振り返りで気付いて「なるほど~」と自分で自分に納得するのも楽しいです。
 


物語では登場人物がそれぞれの好きな色とその理由に加えて、色が自分の気持ちを楽しくしてくれたり、なごやかにしてくれたりすることも教えてくれます。

作品のテーマは「気持ちを支える色彩を見つける」。

色も自分の気持ちの支えになること、そんな色を自分の好きな色を思い返すことで「再発見」してもらうきっかけになることを期待しています。


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