診断されるまで。

息子がが産まれて診断されるまでを思い返していきたいと思います。
息子には学年で3つ上の姉がいます。
なので出産子育ては初めてではありませんでした。
息子は正常分娩。しかも短時間の超安産でした。
親孝行息子として我が家の仲間入りをしました。
完全母乳ですくすくと大きくなりました。
身体の成長に関してはなんら問題はありませんでした。
一歳半の検診でも違和感はありませんでした。
なぜなら。
言葉を発していたからです。
自閉症の特徴として、とても紛らわしいのが、一時的に意味のある言葉を発する…です。
抱っこ!まんま!ねんね!
何故かこのような症状があるおかげで、
定型発達をたどっていると思ってしまいました。
その後、言葉は消えていきます。
6ヶ月くらいから見られる人見知りも、思えばなかったです。
人がたくさんいる大手スーパーでも、泣くことが増えました。
今思うと感覚過敏です。
ザワザワがとてつもなく嫌だったのでしょう。
スキー場の雪でも歩く事を拒みました。
単なる臆病だと思っていましたが、空を仰ぐように一歩も動かず泣いていました。
きっと雪の白さが大きな恐怖だったのでしょう。

そんなことも知らずに
いろんな所に何の手立てもなしに連れ回しました。
母が一番後悔する3年間です。