おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ゲーム大好きの琴鵺 影千代でございます。
　今回は『違う冬のぼくら』というゲームをプレイしたので、そちらの感想を綴っていきたいと思います。

結論から言うとすごく楽しかったです！！

　2人プレイ必須のゲームなので、興味があると言っていたフレンドにお願いして一緒にやってもらいました！
　選んだ「ぼく」によって見える世界が全然違う世界になるだけではなく、地形だったり配置してあるオブジェクト（物）も違ったりします。
例えば、こちらの画面では動かせるオブジェクトだったとしても、相手の方では地形の一部になっていたりしています。
なので、ストアページにも書いてありますが、コミュニケーションは必須になっています！

ちなみに作者のところにょり様はこうおっしゃっていました。

　ちなみに私と一緒にプレイしてくれたフレンドとは、バチバチにブチギレる喧嘩をしても仲良く出来るような気の置けない仲なので、特になにか変わるわけでもなく、冗談を言い合いながら世界観をお互いに楽しんでいました(｡･･｡)
　別ゲーの話になりますが、前にその友人とプレイした『It Takes Two』の方が仲がやばくなりましたｗ
あれはPS（プレイヤースキル）が関わってきたりするゲームだなぁと思うので、あちらの方が友情崩壊しかけましたｗ
　ちなみにこれは私もフレンドも共通認識ですｗ友人の懐の広さに感謝が絶えません！
今でも仲良しですよ！それじゃなきゃ、このゲームはできませんよw

ゲームのざっくり内容

始まりは一人の終電に揺られ帰宅途中の社会人の独白から始まります。
私はここのセリフの一部がすごく、物悲しさを感じて胸が締め付けられるような寂しさを感じるのですが、そこが私は大好きです。

「あの冬を思い出す。
　とくべつ寒くもなく雪も雪がふるわけでもない、
　平凡なあの冬を。」

　ライラ系フォントもいい味出してますよねぇ。儚い感じが引き立てられているように感じます！
本当にこのセリフが好き(●´ω｀●)
　緑の服の「ぼく」と青い服の「ボク」の子供2人。「家出をしよう！」「山の上にある像を壊そう！！」と2人で旅に出ます。そこで出会った鹿の変わり果てた姿を見つけた直後、2人は吐き気や気分の悪さに襲われ気絶してしまいます。
次に目を覚ました時、お互いの目に写った世界は全く知らない見た目をしていました。
どこか歪で、奇妙な世界。
そこで多くの体験や出会いでを通じ、友達と協力しながら最初の目的地である像がある山の頂上を目指します。

というお話です。

楽しかった点と惜しかった点

　良かったぁ点と惜しいと感じた点を綴っていこうかなと思います。
個人的にはとても楽しめたゲームでした！ですが勿論、惜しかったなと思うこともあるので、そこも包み隠さず感想なので書いていきます。

楽しかった点

　一番良かったのはストーリーです。
私には非常によく刺さる出だしと、子供だからこそ何にも囚われず、そして子供だからこそ色々な事に囚われてしまうあの胸の苦しさを感じました。
大人の中での問題なのに子供に降り掛かってくる感じとか、そこから派生する友人関係。
大人になって思い出すと、「なんて愚かな事だろう」と思うような事を子供の頃の狭い世界と視野で「やらざるを得ない」という、根拠もない使命感と責任感。
　そして子供の頃の行動力や世の中の見方です。
大人になるに連れ失ってしまった、何にも臆さない行動力と何もかもが新鮮で何を見ても興味津々になれたあの世界。今では新しい事にも心を動かされない時すらある人もいるのではないでしょうか？私は偶にあったりします。
それをパンくずを拾うように思い出しました。

築いた友情がふとした瞬間に壊れたり、いまえ思えば「何故この人と友人関係になったんだろう」と接点すら思い出せないぐらいの友情を築いたり。
　ゲームとは何もかも違いますが、一緒にプレイしてくれたフレンドとの関係も似ていたのも影響が強いかもしれません。

　ゲームシステムも面白かった要因の一つです！
　2周して両方の画面と真エンドを見ました！！画面が違うって１周目の途中で気がついて、「気になるからやってみようぜ！！」とやってみましたが、画面が変わればギミックも変わり、ギミックを解いている時、自分はすでにここで向こう側の画面を知っている筈なのに、全くわからない気づかない等があり２周目もとても楽しめました！
プレイしている最中「あ！ここかぁ！！」なんて言う瞬間が何度もありました！
　そしてストーリー中それぞれの「僕」が見ている世界が、何故こうなっているかの理由なども、なんとなく推測する事もできます。
それが合っているとは限りませんが、それもこのゲームの一つの楽しみかなって思います！！
正解は作者様のみぞ知る。

　何より外せないのは「僕」たちの目線です。
ここまで良かった点を呼んだ方ならなんとなく察するところがあったのでは？とも思いますが、彼らの目線は非常に興味深いものでした。
　見えている世界はもちろんですが、彼ら自身が正反対だし、子供ながらに大人から押し付けられるエゴをよく理解しているというのが子供っぽくて凄く好きです！！
　大人同士の揉め事とか大人同士の責任の擦り付け合いなど。そういう環境にいなかった方もいるかと思うのであえて書きますが、子供は非常に敏感に感じ取り、しっかり聞いています。私も幼い頃渦中に置かれていたので、一部については凄くよくわかります。
それを自分なりに処理するために試行錯誤します。無意識的にですが。
　彼らも彼らで処理しました。その結果が「旅」というものだったというものです。
詳しい話はプレイしてほしいです！！！！！！

　話を戻しますが、２人の考え方は正反対な部分が非常に多いです。
ですが、別々の歯車が噛み合うように、彼らの考え方は合致している事が多いです。
　これは飽くまで私の感想ですが、正反対だから友達になれたんじゃないかなと思います。知らないからお互いに「なんで？」って思えたのではないかなと。
正反対だから「考える」「理解しようとする」という行動はどうしても必要になります。
　彼らは自分たちが「違う」という事を理解していました。だからこそ話すし、相手を労るし、助け合うし、他の人を労れる。
彼らの目線は「忘れ物」を教えてくれるようにさえ感じました。

惜しかった点

　こちらもゲームシステムです。
どちらの「僕」を選ぶかによって非常に暇になってしまう点ですね。
ネタバレになるので詳しくは書きません。ただ私はプレイしていた時間もありますが、本当に眠くなってましたｗ

買う前に注意

　もし、「買いたいな！」「プレイしたいな！」と思った方がいたら、この点にだけ注意してから購入してください！！

１．一緒にプレイしてくれる人が必須

　先にも書きましたが、２人でコミュニケーションを取りながらギミックをクリアしていくゲームです。
なので、自分とプレイしてくれるもう一人が必須です！！
　ちなみに片方が購入していると、相手はDEMO版をダウンロードすれば一緒にプレイできます。
なので購入は１つだけで大丈夫です！！

２．コミュニケーションツール

　コミュニケーションをする為の何かしらのツールが必要です。まぁ、当然なんですがｗ
チャットでもできなくはないのかなとは思いますが、スムーズに情報交換をするなら通話が一番かなって思います。
DiscordやLineなど使うのはなんでもいいと思いますが、画面を見せることはしないでください。
そんなの簡単になってつまんないじゃないですか！そんな事をするぐらいなら、攻略を探したほうがまだマシじゃないかなって思います！！！

３．動物などの死を見たくない

　死生観が強いゲームであり、作者様だと私は感じています。
このゲームも例に漏れず、「生命とは何か」「命とはなにか」などを感じる場面が多々あります。そこで動物の死や人の死なども出てきます。
　ドット絵ではありますが、ちょっとグロい部分もあるので、「微細でもそういうのは嫌だ！！」という方にはオススメできません。

４．「こいつなら大丈夫！」と思える相手

　作者様が呟いていらっしゃる事をもう一回引用させていただきます。

　私は「友情クラッシュ」は感じませんでしたが、一緒にプレイしてくれたフレンドは「場合とか性格によっては、そういう事態にも発展するよｗ」と述べていたので、そういう事もあるそうです！！！
「本当に人によりけりだよ」だそうです！！
　なので、一緒にプレイする人は考えたほうがいいのはないかなと思います！！

締め！

　少し長めになりましたが、以上が『違う冬のぼくら』の感想になります。
実績もかわいいんですよ！「ここはどこ？」とか全部ひらがなだったりするんですよねぇ。
　本当に胸が苦しくなるぐらい辛くなる事を子供の「僕」たちが言ったり、正義という曖昧なことを考えたり、明るいのに暗いという雰囲気にシリアスが好きな私にはクリティカルヒットしたゲームでした！！
　最後に一緒にプレイしてくれた友人に感謝します！また一緒にゲームしようね！！
それではおやすみなさいませ。=͟͟͞͞ (¦3[▓▓]