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2018明治安田生命J3リーグ第28節鹿児島ユナイテッドFC対グルージャ盛岡の展望

10月20日はDAZNにてJ3リーグの実況を担当させていただきます。今回の鹿児島ユナイテッドFC対グルージャ盛岡の試合について、個人的な見解ですが試合の展望をお伝えをしていきます。

※追記の可能性あります

■順位の振り返り(27節終了時点)
鹿児島→2位 12勝 9分5敗  勝ち点45 (5節なし) 
盛岡→10位  9勝 4分13敗 勝ち点31(7節なし)
※J3はチーム数が17チームのため試合数はチームによって異なります。
※今年も上位2チームがJ2へ自動昇格。ただしJ2ライセンスを持っていることが条件。

昨年は秋田が優勝。2位の栃木SCがJ2へ昇格。

■過去の対戦成績


過去の対戦は鹿児島が3勝と2つの引き分け。昨年は鹿児島1勝、1つの引き分けでアウェイ戦はスコアドロー。
昨年鹿児島のホームでは1-0で鹿児島が勝利。(谷口功がゴール:J初ゴール)
今季は第8節に盛岡のホームで対戦し4-1で鹿児島が勝利。(鹿児島:川森2ゴール、田中秀人、藤澤 盛岡:藤沼)

■試合の注目ポイント


4試合で12失点中の2位鹿児島は、前節終了間際に劇的勝利を挙げて3か月ぶりにホームで勝利をした盛岡を迎える。
鹿児島は前節アウェイ鳥取戦で今シーズンワーストの5失点を記録。守備面の立て直しが求められる。

盛岡はサイドからの攻撃に加え、ロングボールも使いながら前線の宮市・谷口海斗・藤沼とタイプの異なる選手が前線で躍動する。
効果的なパスを出される前に奪い、繋ぐサッカーでホーム3連戦の初戦を勝利という結果で飾りたい。一方の盛岡は4か月ぶりの連勝を狙います。

・注目はパスの出どころへのプレッシャー
盛岡はボランチの小谷やサイドでプレーする白石が効果的な前線へのパスも供給する。鹿児島は両サイドやFWの選手がプレスをかけて攻撃の芽を摘みたい。また、前線の谷口海斗、宮市剛、藤沼拓夢が流動的な動きを見せる中、混乱することなく最終ラインの統率とボランチがカバーへ入れるかも注目したい。

・カウンターとゴール前の攻防
ボールの奪い合いを制したチームがカウンターやロングボールを入れてゴール前に迫った際に鹿児島は4人のDF陣と守備的なボランチ(吉井)がフォローに入りながらサポートできるか。
盛岡は3バックから5バックへ素早く切り替えて江頭、白石が運動量を維持しながら走り抜けるかも試合を分けるポイントになりそうだ。

■個人的な注目選手とその理由


鹿児島:藤澤・吉井

今シーズンフル出場だった藤澤もここ2試合は途中出場。前節は前半の途中から入り守備面の安定に努めつつもサイドやセットプレーからもチャンスをつくった。CBとの連携に加え、サイドの攻防に勝利しチャンスをつくりたい。

また守備面の連携はCB同士だけでなく守備的なボランチとして今シーズンパフォーマンスを見せる吉井の運動量も重要になりそうだ。
小谷からのロングボールや、中盤でパスの出しどころを減らしながらボールを保持する時間をしっかりとつくりたい。

盛岡:藤沼・白石

藤沼は前節先制ゴールのお膳立てに、終盤に勝ち越しゴールを奪い勝利に貢献。先発起用も継続しており、本人も結果が出ていると話す。裏への抜け出しだけでなくパス、シュートの正確性もありアシストでも貢献できる選手。

そして白石は攻守において欠かせないプレーヤーの一人。攻撃面では前節藤沼のゴールをアシストをするなどサイドからチャンスを創出。
守備面では3バックから5バックへ切り替えるにあたり運動量も求められる。鹿児島のサイドアタックをかいくぐって、攻撃の流れを引き寄せることができるか注目したい。

J3リーグも終盤!昇格争いは琉球がリードしているが2位争いは本当に分かりません。悲願の初昇格に向けて、そして1桁順位に向けて、想いは両チームそれぞれですが熱戦に期待したいです。

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