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2019明治安田生命J3リーグ第16節ロアッソ熊本対カターレ富山の見どころを紹介

2019年7月14日はDAZNにてJ3リーグの実況担当です。
日曜日19時KOのナイトゲーム。今日の対戦カードは第15節終了時点で首位をキープするロアッソ熊本対J2復帰を狙うカターレ富山との一戦です。個人的な見解ですが試合の展望をお伝えをしていきます。

※追記の可能性あります

順位の振り返り(15節終了時点)
ロアッソ熊本 9勝3分3敗 勝ち点30で首位
カターレ富山 5勝6分4敗 勝ち点21で8位

※今年も上位2チームがJ2へ自動昇格。ただしJ2ライセンスを持っていることが条件。
2018年シーズンはFC琉球が優勝。2位の鹿児島ユナイテッドFCもJ2へ昇格。

過去の対戦成績

両チームの対戦は実に2014年以来5年振り。(J3リーグでの対戦は初)
最後に対戦したのは、2014年08月24日の富山でのホーム戦。当時在籍していた養父、巻のゴールもあり2-0で熊本勝利
※因みに2014年の対戦時には富山に中島翔哉選手、熊本には橋本拳人選手という現日本代表選手が在籍し戦っていました。

今シーズンの成績

★ロアッソ熊本 9勝3分3敗 勝ち点30  25得点18失点
先制試合:8試合 5勝1分2敗(SC相模原戦、FC東京U23戦は逆転負け)
先制された試合:6試合 4勝1分1敗(G大阪U23、C大阪U23、秋田、群馬戦で4度逆転勝利)
スコアレスドロー:1試合 3節の讃岐戦
ホーム: 4勝2分2敗 勝ち点14  14得点 12失点 得失点+2
アウェイ:5勝1分1敗 勝ち点16  11得点  6失点 得失点+5
複数得点:10試合
無得点:2試合
無失点:4試合
最多得点:3点
最多失点:3点
現在12試合連続得点中(7試合連続失点中)
※2008年にJ2第23節から33節に記録した11試合連続ゴール記録を前節更新
※前節YSCC横浜戦で2点目を決めた鈴木選手のゴールはロアッソ熊本のJリーグクラブ通算500ゴール目

★カターレ富山 5勝6分4敗 勝ち点21 18得点17失点 得失点差+1
先制試合:7試合 4勝2分1敗(13節の八戸戦で逆転負け)
先制された試合:6試合 1勝2分3敗(12節の藤枝MYFC戦は逆転勝利)
スコアレスドロー:2試合 (1節相模原、7節C大阪U23戦)
ホーム: 2勝2分4敗 勝ち点8  10得点  12失点 得失点-2
アウェイ:3勝4分0敗 勝ち点13  8得点  5失点 得失点+3
複数得点:4試合
無得点:2試合
無失点:3試合 
最多得点:3点
最多失点:3点
最高2連勝だが3節~10節まで8試合負けなし。
アウェイでは今季まだ負けなし。しかも失点は7試合で5失点のみ

試合の見どころ

前節は上位チームが勝ち点を伸ばせず、熊本もアウェイでYSCC横浜と2-2の引き分けで勝ち点1を積み上げるに留まった。
前半戦ホーム最終戦は同じくJ2昇格を狙うカターレ富山と対戦。
過去の戦績は熊本の7勝、富山の2勝、4つの引き分け。

対戦は2014年シーズン以来実に5年振り。
富山が熊本に勝利したのは2009年が最後。11戦負けなしの熊本が、勝利して首位をキープするか。
それとも富山が対熊本戦10年振りの勝利を上げ、今季アウェイで負けなしの強さを見せるか。
勝ち点が欲しい両チームの白熱した戦いに期待したい。

試合の注目ポイント

・熊本はピッチを広く使い攻撃を仕掛ける
群馬戦、YSCC横浜戦は悪天候の中、思うようにボールを前線に運べないシーンもあった。
今節も雨の予報の中、過去の経験をどのように生かし修正をすることができるかにも注目したい。
アグレッシブなプレスをかける相手チームに対して、DFからの裏へのボールや、これまでのプレーに+αができるかが大切と渋谷監督も話す。
富山は3バックが予想されるため、空いたスペースを有効的に使うことができるかも重要だ。

・入れ替わる攻守、決めきる力を富山は見せたい
富山はシュートの数がリーグTOPの196回。しかしながら得点は18得点でリーグ10位という状況。
インターセプトの数は高橋選手、前嶋選手、佐々木陽次選手、碓井選手が高い位置でボールを奪うことができ、チームとしてリーグトップの数値を誇る。一瞬の隙を見て、ボールを奪い攻撃のチャンスをつくる。

敵陣PA内でプレーする時間も長いが、後はフィニッシュの精度が課題となる。また、セットプレーでの失点が9/17と半分を占める。攻守に集中力を発揮できれば一気に流れを手繰り寄せることができる可能性も持つ。

個人的な注目選手とその理由

ロアッソ熊本 背番号13   #北村知也
熊本の北村は第15節終了時点でリーグTOPタイの8ゴール(食野、浅川、高木と並ぶ)ゴールを決めた試合はすべて勝利。
J3リーグ月間MVPにも輝き好調を見せた6月同様、7月もゴールを量産できるか期待がかかる。
相手チームからのマークも厳しくなる中、3バックの守備の隙間をかいくぐってプレーできるかも注目したい。

※7月13日の結果で藤枝の森島選手も8ゴール。FC東京U23の原選手が単独トップの9ゴールに。

カターレ富山 背番号24 #前嶋洋太
富山の左WBでプレー。豊富な運動量に加えドリブルからカットインしシュートを打つことが得意。
前節のFC東京U23戦では先制のゴールを記録し、今季ここまで2ゴール2アシスト。
昨年はチームトップの7ゴールを記録しただけに、前嶋選手の活躍がチーム上昇の起爆剤になる可能性も。

熊本にとっては前半戦ホームで戦う最後の一戦。次節の福島戦で前半戦が終わる。2連勝、首位キープで後半戦へ向かえるか?


富山も次節が前半戦のホーム最終戦。2連勝で勝ち点を6積めば十分に昇格の可能性も高まる。アウェイ負けなしで前半戦を締めくくることができるか?
楽しみな一戦は2019年7月14日DAZNで19時~KOです!


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