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2018明治安田生命J3リーグ第29節セレッソ大阪U23対アスルクラロ沼津の展望

10月28日はDAZNにてJ3リーグの実況を担当させていただきます。今回のセレッソ大阪U23対アスルクラロ沼津の試合について、個人的な見解ですが試合の展望をお伝えをしていきます。

※追記の可能性あります

■順位の振り返り(28節終了時点)
C大阪U23→8位 10勝 6分10敗  勝ち点36 (2,27節なし) 
アスルクラロ沼津→4位  12勝 8分6敗 勝ち点44(12,26節なし)

※J3はチーム数が17チームのため試合数はチームによって異なります。
※今年も上位2チームがJ2へ自動昇格。ただしJ2ライセンスを持っていることが条件。

昨年は秋田が優勝。2位の栃木SCがJ2へ昇格。

■過去の対戦成績

過去の対戦は3回対戦して沼津の2勝1つの引き分け
今シーズンは第16節にアスルクラロ沼津のホームで対戦し1-1の引き分けでした。(C大阪は米澤、沼津は畑がゴールを決めた)
昨年はC大阪のHで1-4(斧澤 沼津:尾崎・薗田2ゴール・OG)
沼津のHでは1-0(沼津:渡辺のゴール) と昨年は沼津が2勝

試合の注目ポイント

4連勝が止まり、ホームで再び勝利を目指すセレッソ大阪U23は今シーズン最後のキンチョウスタジアムでの戦いとなる。

改修工事前に、J1リーグでも残り1試合キンチョウスタジアムでの試合はあるものの、J3では今シーズン最後の試合。思い入れのあるスタジアムでの試合を勝利で飾りたい。


沼津はここ3試合は2敗1分けと元気がない。逆転優勝まで可能性は高くないが、得意のハードワークで勝利を呼び込みたい。両チームともに攻守の切り替えが早く、良く走るチーム。ボールの奪い方や、切り替えた後のプレーにも注目したい。

・両サイドの攻防
両チームサイドからの攻撃を得意としておりSBの選手が上がれば中盤の選手が中に絞る等の連携がある。
ポジション位置が変わった際に、他の選手がどんな動きをしているか。
また、前線の選手の特徴によってクロスの質も変わってくると思うのでその点も言及しながらサイドの攻防は白熱しそうだ。セレッソ大阪は船木翔から米澤。アスルクラロ沼津は砂森から青木へのボールに注目したい。

・攻守の切り替え ショートカウンターとその精度
ハードワークできる両チームの選手たちは中盤から高い位置にかけてプレスをしてボールを奪いチャンスをつくる。
セレッソは前節の相模原戦は前半ボールを持ちすぎてなかなか崩しきることができずセットプレーや相手の1チャンスで失点に繋がった。
早い寄せでボールを奪い前へ繋ぐ、そして繋いだボールをFWの選手がゴールに結びつけられるか期待もかかる。

沼津はここ3試合で8失点と自慢の守備に綻びも出ている。しかし吉田監督は基本的なスタンスは変えずに、球際や守備の約束事をしっかりと確認して勝利にこだわる姿勢を見せたいと話す。
ボールが出た後の選手の動きや、カバーに入る選手の動きを見ると面白いかもしれない。

個人的な注目選手とその理由

セレッソ大阪U23:山根永遠・永石拓海
山根は前節サイドから絞って中に入り決定機を2度つくっている。特に後半は船木との連携も良くなりスペースをお互いケアしながら良いプレーができていた。
ゴールからは遠ざかっているが、チームのムードメーカでもある山根が活躍することでチームの勢いはさらに増す可能性が高い。

そして永石は前節久々の先発も結果は2失点の敗戦。本人としても悔しさが残る中、練習ではコーチングや足元でのビルドアップにも力を入れていた。身体能力は高い永石が、連携面やビルドアップの技術も高め勝利へ貢献できるプレーを見せて行きたい。

アスルクラロ沼津:熱川 徳政・牲川 歩見
熱川はDFながらここ2試合で3ゴールと積極的に得点にも絡むプレーを見せている。サイドから崩したり、ファーサイドからこぼれ球を狙ったりと守備もしながら攻撃面でもチームに貢献をしている。今節は船木とのマッチアップ。1対1でも負けずに、得点に絡むプレーを見せたい。

一方の牡川はGKとして最終ラインを落ち着かせたい。DFの寄せの部分や連携面での失点も少なからずある中で、最後尾からのコーチングを含めて堅守の沼津を再び取り戻し、無失点での勝利を目指したい。


J3昇格を狙うチームにとっても、J2で残留を狙うチームにとっても注目の一戦かもしれない。より高みを目指すセレッソ大阪と、昨年の3位を越えて優勝を狙う沼津の一戦は白熱したスピードのある攻防が楽しめるかもしれません。

本日DAZNで14時~KOです!

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