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2019明治安田生命J3リーグ第14節ロアッソ熊本対ザスパクサツ群馬の見どころ紹介

2019年6月30日はDAZNにてJ3リーグの実況担当です。
日曜日18時KOのナイトゲーム。今日の対戦カードは前節首位に立ったロアッソ熊本対リーグ4連勝中と波に乗るザスパクサツ群馬との一戦です。個人的な見解ですが試合の展望をお伝えをしていきます。

※追記の可能性あります

■順位の振り返り(13節終了時点)

ロアッソ熊本 8勝2分3敗の勝ち点26で首位
ザスパクサツ群馬 6勝3分4敗の勝ち点21で4位(6月は全て勝利)

※今年も上位2チームがJ2へ自動昇格。ただしJ2ライセンスを持っていることが条件。
2018年シーズンはFC琉球が優勝。2位の鹿児島ユナイテッドFCもJ2へ昇格。


■過去の対戦成績

J3リーグでの対戦は初。J2を舞台にこれまで対戦。
リーグ戦では熊本の4勝、群馬8勝、引き分けは10回。

最近1番近いシーズンで2017年なので2年ぶりの対戦。
2017年シーズンは熊本のホームは1-2で群馬が勝利。群馬のホームでは1-1で引き分け。

熊本にとってはホームでの勝利は2011年第30節(1-0)以来、8年ぶりの勝利を狙う。
一方群馬はリーグ5連勝となればクラブ新記録になる。


■今シーズンの成績

★ロアッソ熊本 8勝2分3敗 勝ち点26  21得点15失点
先制試合:7試合 5勝2敗(5節のSC相模原戦、12節FC東京U23戦は逆転負け)
先制された試合:5試合 3勝1分1敗 (6節G大阪U23戦、11節C大阪U23戦、13節秋田戦は逆転勝利)
スコアレスドロー:1試合 3節のカマタマーレ讃岐戦
ホーム: 3勝2分2敗 勝ち点11  12得点 11失点 得失点0
アウェイ:5勝0分1敗 勝ち点15  9得点  4失点 得失点+5
複数得点:8試合 
無得点:2試合
無失点:4試合
最多得点:3点
最多失点:3点
※現在10試合連続得点中(5試合連続失点中)
※今季得点で2008年にJ2第23節から33節に記録した11試合連続ゴール記録に並ぶ


★ザスパクサツ群馬 6勝3分4敗 勝ち点21   22得点12失点 得失点差+10
先制試合:8試合 5勝2分1敗(6節のC大阪U23戦で逆転負け)
先制された試合:4試合 1勝3敗 (2節のSC相模原戦は逆転勝利)
スコアレスドロー:1試合 (7節ガンバ大阪U23戦)
ホーム: 4勝2分1敗 勝ち点14  16得点  6失点 得失点+10
アウェイ:2勝1分3敗 勝ち点7  6得点  6失点 得失点0
複数得点:7試合
無得点:4試合
無失点:4試合
最多得点:5点
最多失点:3点
4連勝は今季いれて6度目。5連勝でクラブ記録更新。(2008~11年はJ2で2018年~19年はJ3)
6月は4連勝で13得点2失点(Aは1得点と無失点)

■試合の見どころ


前節熊本はアウェイで逆転勝利で首位に返り咲き、群馬はクラブ記録タイの4連勝で一気に順位を上げ好調です。
J3リーグで対戦するのは初。熊本は勝利して首位キープを、群馬は勝ち点差を2に縮め、上位争いに割って入りたい重要な一戦。
過去の対戦成績を見ると熊本の4勝、群馬の8勝と引き分けが10と群馬が優勢。
熊本は対群馬戦ホームで2011年以来勝利がない。
明日は九州地方大雨が予想される中で、先発起用も含めてどのような戦い方を監督が選択し、選手たちがピッチで戦うかもポイント。

熊本はFC東京U23戦、そして前節の秋田戦と2試合連続でCKから失点。4節の岩手戦以降10試合連続でゴールがあるものの、ここ5試合は連続失点中(5試合で8失点)。

一方直近の5試合で14得点3失点と勢いに乗るのは群馬。群馬は前節も悪天候の中、カウンターやデザインされたセットプレーからのゴールもあった。好調な攻撃陣に加え、粘り強い守備を見せることができるかも重要。

熊本は今シーズン繋いでポゼッションを取りながら、サイドも使い相手に攻め込む。
今回のような強い雨が予報される中、前線に高さのある三島や、裏抜けもできる伊東を起用する選択肢もある。

群馬は今季アウェイで2勝1分3敗で6得点6失点。アウェイでも好調を維持したままプレーできるかも楽しみです。


■試合の注目ポイント


・繋ぐ熊本は両サイドへ配給してサイド攻撃も
熊本は今季4-4-2のフォーメーションでボールを繋ぎながら試合を組み立てる。
裏に抜けた際にロングフィードもあるが、チャンスがあればDFの選手もドリブルで持ち上がり、中盤と連携をしながら繋ぐサッカーを注力している。特に左サイドでは高瀬選手のオーバーラップでのクロスや、ここ3試合スタメンの中原選手は外から中へのドリブルの仕掛け等、前線での攻撃バリエーションを増やしている。
ボール支配率もリーグの中で高い順位に位置する熊本。
今季は悪天候が予想される中、高さのある三島選手や、控えにいる伊東選手等個人で局面を打開できる選手の活躍にも期待がかかる。


・攻守の切り替え、カウンターやボールの失い方に注意
群馬は前述した通り、ここ5試合で14得点3失点。得点数はリーグ1位タイの22得点、失点数はリーグ2位タイの12点と攻守のバランスが非常に取れている。
特に守備面ではしっかりとブロックを形成しながら、奪ったあとの切り替えやカウンターから得点を奪っている。
両サイドの駆け上がりもだが、中盤の佐藤選手の運動量やボールを奪う力が強い。
前線には高さのある高澤選手や、ポストプレーに加え上手さもある青木翔大選手、更には快速アタッカーの加藤潤也選手もいる。サイドの光永選手や吉田将也選手もオーバーラップからチャンスをつくることができる。
中盤でボールを保持し、チャンスをつくることができるも重要なポイントになりそうだ。


更には天候によってセットプレーは重要な得点源になる。
熊本はセットプレーから6得点、5失点
群馬はセットプレーから4得点、4失点
メンバー編成も含めて注目したい。


■個人的な注目選手とその理由


ロアッソ熊本 背番号24 #高瀬優孝
2016年~17年に群馬でプレー。古巣対戦となる。
今季はここまで2得点とチームトップの4アシストを記録。左サイドからチャンスをつくることができる。
クロスの数もチームトップ。同じ左サイドでプレーする中山選手や前線の北村選手とのコンビネーションにも注目したい。本人も古巣相手に成長した姿を見せたいと語る。


ザスパクサツ群馬 背番号24 #光永祐也

群馬の左SBを守る光永は前節J初ゴールを記録。今季はここまで2アシストとサイドからチャンスをつくっている。
光永にとって熊本は古巣。2017年に在籍した。
光永もクロスの数が多くチームトップ。サイドからチャンスを演出し、得点に絡むプレーを見せていきたい。


北九州が勝利をして、試合前の状況では首位が入れ替わり。
上位争いは混沌とする中、ホームで勝ち点を積んで首位をキープしたい熊本と、6月5連勝で一気に上位争いに入りたい群馬。楽しみな一戦は2019年6月30日DAZNで18時~KOです!

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