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2018明治安田生命J3リーグ第25節ギラヴァンツ北九州対藤枝MYFCの展望

9月29日はDAZNにてJ3リーグの実況を担当させていただきます。今回のギラヴァンツ北九州対藤枝MYFCの試合について、個人的な見解ですが試合の展望をお伝えをしていきます。

※追記の可能性あります

連敗中の両チームは浮上のきっかけを掴みたい一戦になりそうだ。
北九州はここ数試合攻撃に焦点を当てて確実に試合の中ででチャンスをつくっている。
しかしながらゴール前で精度を欠き、勝利には結び付かず現在2連敗中。

一方の藤枝はここまでクラブワーストの5連敗中。直近の5試合は2得点13失点と特に守備面に課題を残す。
昨年は2試合とも完封勝利を収めている北九州相手に連敗ストップを図りたい。
北九州は攻撃面のクオリティを上げ、ホームで連敗ストップを狙う。
両チームセットプレーからの失点が続いているので、セットプレーでの攻防も見応えがありそうだ。

■順位の振り返り
北九州→16位  5勝 5分12敗  勝ち点20 (1,19節なし) 
藤枝→15位  6勝 3分13敗  勝ち点21(13,18節なし)
※J3はチーム数が17チームのため試合数はチームによって異なります。
※今年も上位2チームがJ2へ自動昇格。ただしJ2ライセンスを持っていることが条件。

■過去の対戦戦績と見どころ

過去の対戦は北九州が1勝、藤枝の2勝。昨年は藤枝がH・A共に完封勝利。今シーズンは藤枝のホームで北九州が2-1で勝利をしました。(北九州は安藤と、浦田が直接FKを決めた。藤枝は大竹がゴール)昨年はミクニワールドスタジアム北九州では1-0で藤枝が勝利。
 
2017年の対戦時、北九州Hでは藤枝の越智がゴールを決め勝利。藤枝Hでは大竹と遠藤敬佑のゴールで完封勝利。

■注目は攻守の切り替え
前節は両チームセットプレーとカウンターで失点。攻守の切り替えにおいて判断の速さが要求される。
北九州は1タッチで繋ぐシーンも増えてきており、藤枝の3バックに対して守備の陣形が整う前に攻め切りたい。
一方の藤枝は今節攻守にわたりハードワークできる水野が出場停止。中盤5人の攻守に渡る判断が要求されそうだ。
両ウイングバックが攻撃に時間をかけた際に空いたスペースをアンカーの養父やボランチの2人がどのようにフォローにいけるか?また、奪った後の攻撃が機能しなければ得点も奪うことできない。ダブルトップ気味の遠藤純輝と遠藤敬佑が前線でタメをつくれるかも注目したい。

■両チーム失点が続くセットプレー
藤枝は3-5-1-1という特殊なフォーメーションで戦う。特に両サイドは引いて5バックを形成もし、攻撃では上がってクロスを含めチャンスをつくる。北九州は攻撃に時間をかけると5バックを崩すことが難しくなるので、攻守の切り替えをいかに早く行いチャンスをつくるか注目したい。
また両チームセットプレーからの失点が多い。北九州は32失点中16点、藤枝は35失点中11失点。
北九州は2試合連続、藤枝は3試合連続でセットプレーから失点中。FK,CKからどう攻守が行われるかも注目したい。

【個人的な注目選手】

北九州:川上竜・茂平

攻撃にシフトしているといはいえ守備の構築は勝つための条件。その守備を引き締めるのが最終ラインでCBをつとめる川上。特殊な藤枝のフォーメーションに対して冷静に対処ができるかどうか。
また、攻撃に藤枝が人数をかけてきた際は2列目の選手も多く飛び出してくる。コーチング、カバーリングを含めてしっかりと対処したい。
茂は2試合連続先発が濃厚。11試合振りの先発だった前節は得意のドリブルで何度もPA内に侵入し4本のシュートを打つなどチャンスをつくった。J初ゴールをホームで決めたい。

藤枝:遠藤敬佑・浅田大樹
昨シーズンキャリアハイの12ゴールを決めてチームを牽引してきた男が夏に富山から復帰。
セレッソ大阪戦では後半戦無得点が続いていたチーム待望のゴールも決めた。今節は遠藤純希との連携も注目される。連敗からチームを救うゴールに期待がかかる。
また、複数失点が続くチームの守備をどこまで引き締めることができるかは3バックの中央でプレーする浅田の活躍が不可欠だ。高さもある北九州に対してセットプレーでのコーチングや、1タッチプレーを冷静に捌き攻守の切り替えのスイッチも入れたい。


台風も心配される一戦ですが無事開催されることを願って、今日も楽しみたいと思います!連敗を止めて上昇のきっかけをつかむのはどちらか?熱戦に期待しましょう。

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