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2019明治安田生命J3リーグ第26節ギラヴァンツ北九州対いわてグルージャ盛岡の見どころを紹介

2019年10月13日はDAZNにてJ3リーグの実況担当です。
ギラヴァンツ北九州戦は前回のC大阪U23戦に続き実況を担当させていただきます。

(J3リーグ 実況:能政夕介 解説なし)※追記の可能性あります

順位の振り返り(25節終了時点)

#ギラヴァンツ北九州  13勝7分5敗の勝ち点46 で2位

#いわてグルージャ盛岡  7勝3分15敗 の勝ち点24で17位

※今年も上位2チームがJ2へ自動昇格。ただしJ2ライセンスを持っていることが条件。
2018年シーズンはFC琉球が優勝。2位の鹿児島ユナイテッドFCもJ2へ昇格。

過去の対戦成績

過去の対戦成績は北九州の4勝、盛岡の1勝と過去の対戦成績では北九州が上回ります

今季は第14節に対戦し3-2で北九州が勝利 
(北九州はディサロ、OG、町野がATにゴール 盛岡は福田が2ゴール)

【2018年は北九州1勝 盛岡の1勝】
北九州のホームでは2-1で北九州の勝利(北九州は井上(PK)、内藤が90+3にゴール 盛岡は江頭がゴール)
盛岡のホームでは2-0で盛岡の勝利(谷口のJ初ゴール、谷村のゴールで対北九州に初勝利) 

【2017年は北九州の2勝】
北九州のホームでは5-1で北九州の勝利(池元2ゴール,花井,刀根,水永が決めた 盛岡は谷村のゴールのみ)
盛岡のホームでは3-0で北九州が勝利(北九州は池元が2G、川島も決めた)

今シーズンの成績

★ギラヴァンツ北九州 13勝7分5敗 勝ち点46  36得点22失点 +14

先制試合:14試合 11勝2分1敗(16節のC大阪戦は逆転負け)
先制された試合:9試合 2勝3分4敗 (20節G大阪U23戦、24節の相模原戦は逆転勝利)
スコアレスドロー:2試合 7節の秋田、13節の藤枝戦

ホーム: 5勝4分3敗 勝ち点19  14得点  12失点 得失点+2
アウェイ:8勝3分2敗 勝ち点27  22得点  10失点 得失点+12

複数得点:12試合 
無得点:4試合 
無失点:10試合
最多得点:3得点 
最多失点:2失点(7試合)
今季最多連勝は5連勝

★岩手グルージャ盛岡 7勝3分15敗 勝ち点24  28得点45失点 -17

先制試合:  9試合 6勝2分1敗(18節のブラウブリッツ秋田戦で逆転負け)
先制された試合:16試合 1勝1分14敗 (8節のYSCC横浜戦は逆転勝利)
スコアレスドロー:なし

ホーム: 4勝2分7敗 勝ち点14  18得点  23失点 得失点-5
アウェイ:3勝1分8敗 勝ち点10  10得点  25失点 得失点-15

複数得点:8試合 
無得点:7試合
無失点:3試合 2節FC東京U23、11節沼津、13節福島

最多得点:3得点(3節の秋田、19節の相模原) 
最多失点:5失点(23節の富山戦)
現在5試合連続失点中(先制されている)
今季最多連勝は2連勝

個人的な見どころ

前節2カ月ぶりのホームで戦ったギラヴァンツ北九州は4連敗中のC大阪U23に0-2で敗れた。
打ったシュートの数、ボールのポゼッションでは上回るもセレッソのカウンターと強烈なシュートで2失点。


6試合ぶりの複数失点、そして12試合ぶりの無得点と悔しい結果になった。
試合終了後の会見で小林監督は「失点した後の動きや、上手くいかない攻撃パターンをピッチ内で選手が自分たちで立て直していくか」とも語った。
上位がそろって勝ち点を伸ばせなかった前節、上位へ残るために必要な勝ち点3をホームで獲得し、サポーターと喜びを分かち合いたい。

一方のいわてグルージャ盛岡は4連敗中となかなか連敗から抜け出せない状況。
前節も立ち上がりこそは八戸にチャンスをつくられたが、その後はボールも保持し得意のサイドからの攻撃で決定機をつくった。
しかし、後半の立ち上がりに守護神の土井が決定機阻止で1発退場。与えたPKを決められると、ミスからボールを奪われて失点し0-2の敗戦。


連敗中の4試合はいずれも複数失点(合計で11失点)守備の再構築とともにリーグ2位の得点数を誇るセットプレーで活路を見出し、アウェイで連敗を止めたい一戦だ。

・北九州はサイド攻撃のバリエーションを見出せるか?
前節はセレッソ相手に中を固められてサイドからのクロスからの攻撃が単調化してしまった。
サイドからのカットインや浮き球のパスも終盤見られたが、DF4人は身長も高い。その盛岡に対して攻撃のバリエーションを増やし2試合ぶりのゴールを奪いたい。


・セットプレーが潮目を変える
前回対戦時は新井のCKからディサロが合わせて幸先よく北九州が先制した。
そのお返しと言わんばかりに今度は盛岡がCKから福田のヘディングシュートで同点に追いついた。
今度は北九州がFKから相手のOGで勝ち越しに成功するも、後半に再びCKで福田がこの試合2点目をまたヘディングシュートで決めて同点。
アディショナルタイムに町野がゴールを決めて北九州が劇的な勝利をおさめたが、実に5つの得点中4点がセットプレーから生まれた。

盛岡は28得点中セットプレーが14得点と高い数値を誇る。
競技規則変更の影響もあるかもしれないが、セットプレーから得点の可能性は大いにあるだろう。


注目選手とその理由


ギラヴァンツ北九州 背番号11 #池元友樹  背番号18 #町野修斗

池元は2017年にホームとアウェイでそれぞれ対盛岡戦で2点ずつ奪い過去4得点を記録。
過去の対戦成績で4勝1敗という戦績に大きく貢献。在籍9年目のベテランプレーヤーが攻守でハードワークし、チームを引っ張る。
中へボールを引き出す動きは特に重要になりそうだ。

同じくFWで起用の可能性が高い町野は前節劇的なアディショナルタイムでのゴールを決めた。
高さもありセットプレーのターゲットにもなる町野は、裏への抜け出しもうまく両足で強いシュートが打てることも特徴。
決定率が高まれば更なるブレイクを遂げる可能性もある。


いわてグルージャ盛岡 背番号10 #谷口海斗  背番号21 #射庭康太朗

今季ここまでチームTOPの7ゴールを記録している谷口海斗にとってJ初ゴールの相手がギラヴァンツ北九州。
その試合唯一過去盛岡が対北九州戦で勝利した試合(2018年の第13節)
失点も多いが、得点力にも課題が残るチームを前線の宮市とともに盛り立てることができるか注目したい。

そして前節は思わぬ形でJデビューとなった射庭は初のスタメン起用の可能性が高い。
山形から今季加入した射庭は北九州の北川とは山形では同期となる(因みに北川は宮市と名古屋U15時代にともにプレー。誕生日も同じの同級生)
プロ初スタメンの試合を無失点で戦い抜けるかにも注目したい。


台風の影響も心配される中での一戦。

特に岩手県は日曜日に台風が通過することもありまずは身の安全を大切に過ごしていただきたいところです。

Jリーグも終盤。サッカーを通じて誰かに勇気や希望が伝わる。そんな試合を期待しながら準備して臨みたいと思います。

試合は14時にミクニワールドスタジアム北九州でKO

スタジアム、またはDAZNにてお楽しみください。



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