見出し画像

2018明治安田生命J3リーグ第16節鹿児島ユナイテッドFC対YSCC横浜の展望

7月1日はDAZNにてJ3リーグの実況を担当させていただきます。今回の鹿児島ユナイテッドFC対YSCC横浜の試合について、個人的な見解ですが試合の展望をお伝えをしていきます。

※追記の可能性あります

首位の鹿児島と躍進を見せるYS横浜

昨年鹿児島が首位に立ったのは開幕戦5-0で藤枝MYFCに勝利した1節終了時点のみ。一方のYS横浜はリーグ前半戦は長い期間下位に沈んでいました。

加えて鹿児島は藤本、YS横浜は辻というエースストライカーを移籍・ケガで欠いている今シーズン。チーム全員で結束を高めて好調をキープしています。

■順位の振り返り(15節終了時点)
鹿児島   →1位 8勝 4分2敗  勝ち点28 (5節なし) 
YSCC横浜 →7位 5勝 5分4敗     勝ち点20(9節なし)

■過去の対戦戦績:過去の対戦は鹿児島が3勝 YSCC横浜の1勝
昨年、白波スタジアムでは1-0で鹿児島が勝利。

YSCC横浜はホームで辻正男のハットトリックを含む4-1で快勝し、昨年は1勝1敗という戦績。今年は初対戦の両チーム。
2017年ゴール:鹿児島Hは藤本 YSCC横浜Hは辻が3点、奥田1点 川森も1点
2016年ゴール:鹿児島Hは藤本、中原優、富成、井上 YSCC横浜Hは藤本1点

■試合の見どころは?
今シーズンアウェイで負けなしの鹿児島は前節は、昨年王者の秋田に先制を許すも、西岡の今季初ゴールで同点に追いつき勝ち点1を得て首位をキープ。得点数リーグ3位と得点力を誇るYSCC横浜をホームで迎える。YS横浜は今節の鹿児島、次節の沼津とアウェイ連戦が続く中1点でも多く勝ち点を積み上げたい一戦。

■ボランチでのボールの奪い合い
■両チームFWがフィニッシュまで持って行けるかどうか

鹿児島は攻撃の要でもあった五領が14節のC大阪戦に負傷して途中交代。前節はベンチ外だった。(先日長期離脱のリリースがチームより発表)
その影響もあってか序盤の攻撃は停滞気味。前にボールが入らずに秋田にプレッシャーを受け続けた。
三浦監督は西岡をボランチに入れ、中原秀人を前線へ。中盤でボールを奪いチャンスをつくるシーンも増えた。

今節、鹿児島は中原秀人(交代で入れば西岡)・吉井、横浜は土館(または小澤)・後藤の中盤でボールを上手く収めて攻撃に展開できるかが得点のカギになりそうだ。

加えて鹿児島は萱沼に川森。YS横浜は前線の北脇と1.5列目でプレーする奥田が得点に絡めるプレーができるかに注目が集まる。
特に鹿児島はFWの選手が得点を決めたのが12節のFC東京戦が最後。MFやDFの選手がミドルシュートを決めている中、前線での活性化にも期待がかかる。
YS横浜は前節こそ雨の中での試合で得点は生まれなかったが2試合前に北九州戦では北脇・奥田が共にゴール。アウェイでも得点力を誇るYS横浜のFW陣が活躍すれば首位鹿児島相手にも十分脅威になる可能性が高い。

加えてパス数は断トツのリーグトップである後藤や1.5列目でプレーする奥田は北脇へパスを供給しチャンスを広げることができる。天候は曇りの予想なので、YS横浜が得意とする連動するパスサッカーを見せることができるかもしれない。

鹿児島は主力の五領をケガで欠く中、プレッシャーを欠けてYS横浜にボールを保持させず、得意のサイドからの攻撃でチャンスをつくれるか楽しみです。

【注目選手】
鹿児島:中原秀人・山岡
五領が戻らなければ西岡はどこかのタイミングで出場する可能性が高い。
そうなると中盤の中原秀人が前節同様に前線でプレーする可能性も。ボランチとしてのプレーと、FWとしてのプレーの変化に注目をしたい。
ボールの奪う部分と攻守の切り替えについては特に意識をして追っていきたい。また、アンジュンスが出場停止の中、今シーズンリーグ戦初めて出場するGKの山岡。天皇杯では出場しチームを守るセーブも見せた山岡が、久々の出場でチームに貢献できるかも注目です。
また、名前は挙げていないが川森、萱沼、野嶽が前で受けて、ゴールという結果を出せるにも注目。

YSCC横浜:後藤・浅沼
リーグ1位の前方パス数を誇る後藤は、チームトップの4ゴールにリーグでも上位のシュート数を誇るFW北脇へ勝負を決めるパスを供給できるか?
後藤を起点にはじまる攻撃がどのように完結するか?そしてプレッシャーをかけてくる鹿児島の守備陣相手に、冷静にボールを回してフィニッシュまで繋げられるかは注目。

また、浅沼も今シーズンは開幕からゴールを守る。得点力の高い、特にセットプレーを得意とする鹿児島相手にDFに対してのコーチングや自身の判断も問われる一戦になりそうです。

W杯も熱いですが、Jリーグも熱い!好ゲームに期待しましょう!


サポートいただいた内容は今後の記事や取材等に充てさせていただきます。少しでも良い内容をお届けできるようにしていきます。