大切にしてくれないから別れる。

インスタ映え。そんな言葉を頻繁に耳にするのだけど、正直、そんなものはどうでもいいのだと思う。本当に映えているかどうかなんて、どうでもいいのです。必要なのは「インスタ映えすると有名なモノ・場所で撮影した」というコンテンツが必要なのです。コメントをする人も、そのモノ、場所を認知しているばかり。行きたい、食べたい、楽しそうと思うからではなく、「インスタ映えするモノ・場所の写真だから、イイネしないと自分がダサいと思われる」という感覚でシェアしたりグッドを押すんじゃなかろうか。

別に、シニカルに批判したいわけでもなんでもない。人ってそんもんだということです。僕もそうです。「まぁ別に興味はないけど有名なとこだからイイネ押しとくか」くらいのもんで。いや、そういうのは意識的に押さないようにしている。でも、意識しなけりゃ、そういう感覚で押すだろうなと容易に想像できます。はい。

まぁでも、有名だからグッドするって意味あるんでしょうか。見たことあるある場所だったら、メディアで触れたことのある場所だったら、その情報を元に自分が行けばいいだけの話で、グッドして何になるんだと。適当に押すくらいなら押さない方がラクだしよくね?と。そうですよね、本当にそうです。

これってどういう心理なんだろう。心理学を1ミクロンも学んでいない高卒の僕が分析というか妄想を披露すると、ただのギブアンドテイクなんじゃないかと思うんですよね。「イイネ押したから、こっちの投稿にもイイネ押してくれよ?」という。つまり承認欲求、かまってちゃん根性なのでしょう。それだけなら有名な場所で撮影する必要はないのだけど、「そう簡単には押したくない」という意味不明な人間の見栄というか天邪鬼というか、そんな心理が働くのでしょう。その見栄を突破してくれるのが、「インスタ映え」という、ハエのように飛び回る情報。うまいこと言えてます?僕はそうは思いません。

とりあえず、「インスタ映え」は、投稿する側の承認欲求を満たす営業ツールであり、グッドする側の見栄に対するちょうどいいイイワケになるのだろうと思います。

しかし難しいのが、「イイネしてるのにイイネが返ってこない」という現象。「インスタ映え」という「イイネしろよ?」という圧に応えているにも関わらず、こちらの要求には応えてもらえていないみたいな心理。別に言葉を交わしているわけでもないのでイラつく必要は本来ないのだけど、人間関係に深いクレバスを作り出す原因になったりしています。ギブアンドテイクで成り立っている世界。ギブしたらテイクしなければいけない。地獄です。

仕事でも同じだと思います。賞を狙うとか。僕の場合はフリーなので、仕事をたくさんいただくことで、その承認欲求を満たすことができるのだと思います。仕事をいただくために無茶振りにも応じていく。「応じたんだから次も仕事くださいよ?」と。しかし、これで次がなかったりするから仕事は怖い。結構食い下がって、ケンカまがいのトラブルに発展するケースも耳にしますが、僕はもう、何も言いません。仕事をいただけないなら、いただける会社と取引をするだけですし、優先するまでです。SNSと同じで、ギブアンドテイクが成立する相手としか、付き合おうとは思えないんですよね。

先日、取引のほとんどない会社の方から、「業界飲み会を開いてくれ」と言われました。僕自身、飲み会はやりたいですが、それは、「飲み会の幹事をする」ギブにたいして、「みなさんと楽しい時間を過ごすことで仕事に関する有意義な話ができる」というテイクが見込まれるから企画してきたわけです。テイクの見込みがない相手に、無償で手間と時間は割けません。やりたいなら、そちらで勝手にどうぞ、という。冷たいですかね。

大切にしてくれる人と付き合いを継続したい。大切にされなければお別れする。SNSでも仕事でも恋愛でも、なんでも同じですよね。自分は大切にできているかなぁ。そんな自戒をこめつつ、今日はここまで。

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