SNSで泣き寝入りしないためにやること。

よくある、ツイッターのトラブル。匿名同士のやりとりでケンカに発展したり、中傷合戦になるのはよく見ますよね。そんなものは犬も食わないというか、ワンちゃんにも失礼な話ですが、実名アカウトとなると話は別。今日は、実名や顔を出している、オープンな運用をしている方の参考になれば良いなと思って書きます。
※弁護士さんに聞いた話をもとにしていますが、僕は法律家ではないので間違っていたらご指摘ください。また、トラブルにあったら、まず専門家に相談しましょう!

僕が見舞われたトラブル

先日、僕がツイッター上で見かけた、とある広告に対する批判と盛り上がりについて、noteやツイッターで「僕はそうは思わない」「そういう状況は気持ち悪い」と意見や感想を書いたのですが、それをキッカケに(?)FBやツイッター上での軽い嫌がらせを受けることがありました。

具体的には「あの人はデリケートな病気かもしれない」「ふだん仕事しているかわからない」「嘘をついている」など。虚偽の情報もありました。
病気については、たぶん僕の「昔吃音の症状があったかも」とか「人前に出ると声が出ない人見知り」といった投稿を見たからでしょう。定かではありませんが。

当初は暗喩していたようですが、最終的には僕に向けて発言され、僕の信用を貶めようとする主張をFBを通じて共通の知人へも送付。また、その他の知人から僕の悪口(?)を聞いたというような投稿もしていました。ちなみに僕はその相手とは全く面識がないし、当然、共通の知人がいるなどと知る由もありません。

先に書きましたが、軽いです。このことで刑事罰に問えるほどのものではないと思うのですが、民事で争う余地はあるし、実害があれば損害賠償請求もしようと思えばできると思います。

匿名同士と実名相手で異なること

匿名同士でいくら罵りあっていても、名誉毀損や侮辱罪に問うことは基本できないといわれています。それはSNS上に存在する架空の人物であり、その人物の信用をいくら貶めたとしても、その「中の人」の評価は変わらないからです。
なので、「バカ」「アホ」「病気の◯◯◯◯め!」などとひどい言葉を投げつけても、罪に問われる可能性は少ないし、ツイッターではツイートの削除やアカウントロックなどの対応にとどまります。

しかし逆に、匿名ではない実名アカウントあるいは個人を特定できるアカウントに対してひどい言葉を投げつければ、名誉毀損や侮辱罪が成立します。それは、まさに実在の人物の評価・信用を貶めるからです。言葉を発した本人が匿名でも、です。過去、ネット上で女性に「ブス」と書いた匿名者が刑事告訴され、送検されたという話も聞いたことがあります(違っていたらすみません)。

ちなみに、事実を用いて信用を貶める行為が「名誉毀損罪」で、事実を問わず相手を貶す行為が「侮辱罪」です。
ここでいう「事実」とは、真実か否かではなく「具体的な例示」というニュアンス。例えば、相手に「お前は犯罪者だ!」というのは、名誉毀損です。相手が犯罪者じゃなかったとしても、具体的な例示で信用を貶めるので、名誉毀損です。
「気持ち悪い」「ブサイク」などは、侮辱罪になるようです。(両方成立するケースもあるとか)

明らかな名誉毀損・侮辱をされたとき

多くの人は傷ついても、「相手にするだけ無駄」と心にしまってやりすごすでしょう。それができるなら、正直僕もそれがいいと思います。どうせ匿名の知らない人だし。ただ、それが知人だった場合。どうしても我慢できないとき。実害を被って争いたいときは、まず弁護士さんに相談しましょう。

提訴するためには、相手の個人情報が必要です。
そのためにまず、ツイッター社にIPアドレスの開示請求を行います。これによってプロバイダが特定できるので、発信者の情報開示を求めます。
プロバイダから本人に開示の可・不可を伺う通知がいきますが、拒否された場合、裁判(信者情報開示請求の仮処分の申立?)を経て開示へと進みます。個人情報の開示ができたら提訴へ。

費用と損害賠償請求

着手金、成功報酬、もろもろ考えて、もし開示からやろうと思うと低く見積もっても30万〜50万くらいはかかると思います。工程が多く難易度が高いともっと行くかも。

賠償金はとれて数万円〜数十万円でしょうから、よほど酷い中傷や毀損行為でない限り「足が出る」あるいは「とんとん」というのが現状です。だから安易に「ガンガン訴えようぜ!」と言えないのが正直なところ。

でも、犯人特定なら開示請求だけですから、ある程度安価でやれると思います。

ここは弁護士事務所さんによって微妙に変動すると思うので、詳しく聞いてみてください。

提訴の前にやるべきこと

まず、名誉を毀損された、侮辱されたと思ったら、当該ツイートを保存してください。スクリーンショットでは改変を疑われるため、そのWebページをPDF化して保存するのが良いとのこと。(本来は魚拓というものがいいらしいですが僕はわかりません)

(1)Google Chromeでツイッターを開きます。
(2)当該ツイートをクリックして拡大表示させます。
(3)右クリックで「印刷」を選びます
(4)「PDFに保存」を選択

こうすると、ツイートの日時まで保存されますから、証拠として機能するようです。

今回の僕の対応

本人や彼の周囲の方々の協力もあり、個人や所属先は特定できていますし、当該ツイートの発信者である旨も確認できているので手間はかかりません。
重ね重ね書きますが、今回毀損されたといっても、僕の場合、世間的にはとても軽いと思います。なので提訴してやろうなどとは、今の所は、考えていません。

ただ、相手は企業の人事・採用を担当し、またコピーを書く者(だそうです)。ご自身で公開した意見・批判をたまたま目にした人が、反対意見を書いたからといって、反論や批判の範疇を超えて人格を貶めたり、攻撃を目的とした言動を匿名SNSで安易に発信するというのは道徳的に考えても賛同できるものではありません。

それらを踏まえて、僕が選択したのは「彼の所属先代表に事の概要をお伝えする」こと。「困っているのでやめさせてください」と伝えはしましたが、会社に彼の私生活を制限する義務はありませんし、企業の良心・倫理観に委ねるほかありません。
とはいえ、いい大人がそういうことをした事実を、リアルな知人に周知される恥ずかしさというのを、少しくらいは味わっていただこうと思っています。

最後に

僕はこういう手の話に耐性があります。もちろん対話の段階は踏みますが、誠意がなかったりエスカレートしたら、毅然と申し入れます。
ここで伝えたかったのは、SNSで不当に傷つけられて弱った人に「やりようはあるぜ」ということと、匿名でSNSを使っている人には「気をつけて使おうね」ということ。

匿名だから、ちょっと言葉が荒くなるとか、ダークサイドのツイートをするとか、まぁそういうことはあります。理解します。でも、その矛の向け方と、向ける先を間違えないようにしましょう。

最後に、結構タイムリーにTLにながれてきた「けんすう」さんのツイートをシェアして終わります。

おしまい

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今日は素敵な人に巡り会えるでしょう
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たばた(コピーライター)

採用広告をメインにつくる、フリーランスのコピーライターです。noteは割と適当なノリで書いています。 https://twitter.com/kotobatokatachi
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