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2023年、私を動かした問いと学び

こんにちは。
コーチの藤田琴子です。

ひらいでさんが呼びかけてくださった、Co-Active Advent Calendar 2023。12/7(木)にCo-Active®旅路の始まりについて書きました。12/13(水)、第二弾の投稿です!

とても学びの深かった2023年。頻度の高いコーチとの対話の場なしにはあり得なかった、変化と進歩でした。

2019年、(株)cotreeを通じてアセスメント・コーチングの提供を開始してからずっと、「自分でもコーチングを受けないと…」と思っていました。カウンセラーとしては、これまで様々なカウンセリングを受けてきて、クライアント体験の大切さは身に染みていました。でも、コーチングで話したいテーマはこれといって見つからず、何となく先延ばしに…

そんな中、2023年明けから、どこに向かえばいいのか、どこに向かいたいのか分からなくなりました。一人で考えていても答えは見つからず、藁にもすがる思いで4月からコーチングを始めることに。

最初は1ヶ月に1回、その後は3週間ごと、そして8月半ばからは2週間に1回の頻度でコーチングを受けました。セッションは毎回録画、何度も見直してはクライアント体験を深めたり、コーチとの関わりから学びを深め、自分のコーチングに活かしたりしていました。

印象に残っている場面は数え切れないのですが、「2023年、私にとってインパクトの大きかった問いとそこからの学び3つ」について書きたいと思います。

YouTubeでもコーチング体験について語りました!
コーチングってなに?コーチが語るクライアント体験〜



1. 「あなたは何を手放しますか?」

5月の半ば、設問(コーチングとコーチングの間に考える質問)として、コーチから投げかけられた問い。その答えが出た時、人生が音を立てて動き始めた感がありました。

とはいえ、問いをもらってからしばらく考えていたものの、しっくりくる答えは、なかなか出ませんでした。でも、ある朝、

「恐れ」

と浮かびました。そして、「ああ、そうか。自分の中に『恐れ』という10トン以上の重りがあるから、(重みで沈んでしまうので)『航海』に出られないのか」と納得しました。そうか、だからか… と深くうなづいていたら、次の瞬間、

「だったら、重りの処理は夫に任せよう🎶」

という考えが突如、浮かびました!笑 そうしたら、イメージの中に「クレーン車を操作する夫」が登場!笑 そして、ピョコ〜ンと幽体離脱する感じで横にジャンプしたら、10トンの重りが港に残され、私は急に身軽に!そして後は夫にお任せ!というイメージが。笑

「恐れ」からの展開が急激&滑稽で、重さから軽さへの質感の変化も半端なく、思わず一人で笑ってしまいました。

実はその前日、意を決して、夫にずっと悩んでいたことと、悩んだ末に出した結論について伝えたのでした。そしたら、びっくりするぐらいあっさりと、"OK! If you want to do so, I will support you!"と言われて、「こんなに悩んでいたのはなんだったんだ…!?」とズッコケたという… 苦笑

でも、お陰で意識がガッと変化し、翌朝、ぐるぐると探していた答えがポッと出たようでした。手放すべきものが「恐れ」と分かり、それを手放すイメージが湧いたため、その3日後、実際のアクションを取ることができ、結果、大きな変化が起きました。

「問い」が着火剤となり、脳内のイメージが変わり、それにより行動することが出来て、現実が変わりました。「思考が現実を作る」という強烈な体験でした。

2. 「ちょっと待って。何のためにそこに飛び込むの?」

8月半ば、話しているところをコーチにがっと中断され、「今、ここ」に意識を戻されました。クライアントのための中断の大切さと、今、ここに焦点を当てることのによるインパクトを学びました。

コーチングの中盤、

「今、ことこさんはどこにいるの?」

と問われ、まず浮かんだのは川のイメージ。東南アジアの泥の川にいる自分が思い浮かびました。流れに身を任せることに抵抗していて、でも、このまま自力で進もうとしても大した距離は進めないことは分かっていました。

「今の私は、何かを手放し、思い切って川の流れに身を任せる必要がある」

と感じました。川の流れに身を任せるのに抵抗と恐れを感じたけど、イメージの中で、思い切って大の字になって浮かんでみると、背中にチクチクした草が刺さるのを感じました。

チクチク、チクチク… 背中にリアルな違和感を感じていると、草のメタファーは「周りの目」と直感で分かりました。手放すべきは「プライド」とも…

X/Twitterを始めて数ヶ月。他のコーチと比べて凹んで落ち込んで… というのを繰り返していました。メタファーの意味するところは理解したので、「でも、だからといって(X/Twitterを)止めるのではなく、敢えて見に行き、チクチクをちゃんと味わうことが大事なんだと思います」と。そして、そのまま川のイメージを先に進めようとしたところ、

「ちょっと今、止めていい?今、言ったことって、結構大変なことだと思うんだけど。何のためにそこに飛び込むの?」

と問われました。その時、ぐわっと感情が動きました。そのままスルーしようとしていた「チクチク」を押し戻され、飲み込み、味わい… 大粒の涙を流しながら、とても大切なことに気づきました。

コーチとしてクライアントさんの人生に伴走したい、クライアントさんが川に飛び込み、人生を味わうことに伴走したい、と思っている。だから、そんな自分こそ、ちゃんと川に飛び込み、どんな感情であってもしっかりと味わう必要があるんだ、と…

イメージが先行していたところをコーチに止められ、語ったことをちゃんと味わい(ボロボロ泣きながら…)、コーチからは「それがことこさんの生き方だね」とも言われました。

Dont't think, JUST FEEL IT!!!  ストーリーを「語る」のではなく、それを「感じる」ことのパワフルさをドカンと感じた体験でした。

3. 「Wholeで生きるとは、どういうことか?」

Co-Activeコーチングの礎の一つに、"その人すべてに焦点を当てる/Focus on the whole person."があります。この礎を知った時には、「クライアントが挙げたテーマだけでなく(例えばキャリア)、他の領域(例えば人間関係やプライベート、健康など)も含めて全てを意識する」「頭で考えていることだけでなく、心や体にも意識を向ける」ということかな…!?という感じでした。

10月上旬のコーチングでは「バラバラな心と身体」というテーマで、とにかく頭が先走っていて、心や身体が置いてけぼりになっていることを話しました。そして、そんなセッションの最後にもらったのがこの設問でした。そこから1ヶ月半ぐらい、この問いをずっと抱えていました。

Wholeで生きるとは、どういうことか?

最初は「自分と繋がる」「心・体・頭・魂との繋がりを感じて生きる」などが浮かびました。意識し始めると、日常では自分のWhole/全部を分かってもらうことは難しいし、周りをWhole/全体で見る難しさも感じました。

毎朝瞑想を続けながら問いと共にいると、「コントロールを手放す」「無意識に委ねる」ということが出てきて、問いの質感が変わってきました。心と身体と頭が綺麗な三角形で繋がるイメージが出てきたり、魂の存在と悲しみを初めて感じることが出来たりと、どんどん意識が深まっていきました。

そして、私がWholeである/魂と繋がっている、その在り様が、人々の魂との繋がりを呼び覚ますのかもしれない。そして、それが私の役割なのかもしれない、と感じました。

この問いを通して、問いの答えは一度出たら終わりでなく、自分の変化に伴い、幾らでも深めていけるもの、と知りました。

「Wholeとして生きるとは、どういうことか?」この設問は、今後も大切に持ち続け、ゆっくりと答えを深めていきたいと思っています。

こんな風に、11月下旬の2週間はいつもより長めに瞑想の時間を持ち、人生の目的に繋がり、この問いと共にいました。ただ、ちょっと意識が過敏になり過ぎ行き過ぎた感覚が出てきたので、今は少し休憩し、調整している状態です。

まとめ

私にとってインパクトのあった問いを挙げてみたのですが、「何を手放しますか?」は、Co-Activeコーチングでは「比較的一般的な拡大質問」ではないかと思います。

ではなぜ、これほどインパクトがあったのか、と考えた時、それは、「コーチのBeing」の成せるものだと感じました。

同じことを言われても、「誰に言われたか」によって、受け取る側の印象/影響が全く異なることは、誰もが日常的に経験していると思います。信頼している人に言われたら素直に受け取れるのに、そうでない人から言われたら反発して聞く耳さえ持てない、など… 苦笑

それと同じで、大変シンプルな問いでも、自分を成長させるためにそこにいて、自分以上に自分の可能性を信じているコーチから投げられると、そのインパクトは絶大で。湖に投げられた小石のように波紋が幾重にも広がり、私の中に深く響いたのでした。

コーチは「何を問うか」でなく「どう在るか」がずっとずっと大切、ということを身をもって学べたのも、今年の大きな収穫でした。

これからも、コーチとして、そして人として、Beingを、そして魂を、磨き続けていきたいと思っています。

変化と成長のために、一貫してそこにいてくれ、私のことを信じて関わってくれたコーチに、心からの感謝を込めて。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

コーチ
藤田琴子

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