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CTIアシスタント体験第2弾 - 基礎コース@US Eastern Time

こんにちは。
コーチの藤田琴子です。

2024/2/27(火)〜2/29(木)に初めてのアシスタント体験をした後、3/1(金)〜3/3(日)は基礎コースのアシスタントに入りました。

🔽アシスタント第1弾はこちらから🔽

初のアシスタントx3日間でかなりのエネルギーを使い、3/1(金)の朝起きたら、泥のような疲れが… 苦笑 久しぶりに英語に浸った3日間。時差のせいで終了時間は23時過ぎ。更に、全てが初めての体験で心身ともに疲れ果て、  「6日間連続でのコースアシスタント」という無理なスケジュールを組んだことを激しく後悔しました… 苦笑

でも!2回目は想像もしていなかった収穫があり、終わってみれば1回目とは違う意味で「本当にやってよかった!」と感じています。

またまた盛りだくさんだった、アシスタント第2弾のレポートです。


1日目

基礎コースは2.5日間。そのため初日の開始は13時で、フランス時間では19時。リーダーシップチームは1時間前に集合だったため、「金曜日の18時」という、普段なら週末に突入する時間から第2弾はスタートしました。

時間きっかりに事前ミーティングに参加すると、既に他のメンバーは集合。なんだかすごい雰囲気で、ビリビリバチバチ、私以外のアシスタント2人のライバル意識?緊張感?を結構感じ... リーダー達の雰囲気も全く違っていた(硬め...)けど、「このグループダイナミックス、面白いな〜」と観察する余裕がありました。

今回は、飛び込みでアシスタントが1人増え、贅沢な3人体制。1人はアシスタント経験はあるけど随分前、もう1人は今回が初、そして昨日までやっていて今日から2回目の私、の3人でした。

面白いのが、そういう3人だと「昨日までやっていたKotokoが一番分かっている」というポジションに置かれ、そういう風にリーダーに扱われると、急に「出来る子ちゃん」になった気がしたこと!笑 逆に、今回が初体験のアシスタントは、「あなたは初めてだから、今日は2人を見ていて」と言われ、エネルギーがしゅ~っと縮んでしまった印象を受けました。やっぱり、リーダーのインパクトは大きいなぁ、と。

「KotokoとXXでチャット係と質問収集係を分担して」とリーダーに言われ、「今日は基礎コースの初日。殆ど質問は出ないだろうから、質問係の仕事はないだろうな」「とすると、チャットの方が大変だな」と思ったけど、なんだか手を挙げた方がいい気がしたので、「チャット係やります!」と立候補しました。

そして、基礎コースが開始。その日初めてCo-Activeコーチングに触れる人たちの反応や質問に触れるのはとても新鮮で、「私は、随分遠くまで来たんだなぁ」という感慨深さもありました。

タイムラインに忠実に進めるリーダー達で、チャットに関しては、自分でも「いいタイミングで間違えることもなく対応できたな🎶」と満足していたら、"Kotoko, you were perfect!"「タイミングも量も完璧だった!」とお褒めいただき、1日で本当に別人になった気になりました。笑

種明かしをすると、事前に聞かれる可能性のあるものを全部タイピングし、スペルチェックも済ませておき、リーダーが説明したらパッとコピペしていたのでした。「反映」="Articulating what's going on"とか長いことはわかっていたし!でも、確かに口にした瞬間、ずらっと文章が出てきたら「おぉ!」と思ったのかもしれません。笑

今回の受講生はなかなか熱く、初日はたったの4時間なのに明らかな成長が!CTIはTraining Institute!「普通の人」を「コーチ」に育てていくメソッドがすごいっ!と改めて感じました。

2日目

事前ミーティングでは、リーダーの1人が、
「個人的には、基礎・応用の5コースのうち、基礎の2日目が一番学ぶことが多くて受講生にとって大変だと思う…」
と。盛りだくさんな1日を前に、リーダー達の気合いが伝わってきました。

リーダーシップミーティングの終わりには、毎回、
「今日、自分に望むこと」
「今日、グループに望むこと」

をそれぞれが口にします。

前述のリーダーは、
「自分に望むのは、内容が盛り沢山だからこそ、落ち着きと繋がり」
「グループに望むことは、学びを楽しむこと」

私は、
"For me, to be present and stay in this moment."
"For the group, to be curious and enjoy learning!"
と口にしました。

リーダーシップチーム6人全員が願いを口にした後は、手や身体をぐるぐる回して皆の願いをかき混ぜ、「よぉ〜!」と言いながら願いを空に放ち、「よし!今日も頑張ろ〜!」という感じで準備を完了させます。毎度、チームの願いと一体感を感じることのできる、とても好きな時間でした。


アシスタントとしては、2日目の前半は完全オフで、後半は質問の書き留め係。気持ちに余裕があり、コース内容に集中できたし、演習にも参加できて「がっつり入り込めた」1日でした。

「直感」について学んだ後、演習をやりました。「クライアントが話したことから直感的に感じたことを比喩にする」時、私がクライアントとして話したのは、「1年前にスキーで転倒して右膝を怪我した。まだ治ってなくて、家族はスキーに行ったのに私は留守番をしている。でも、そのお陰で、今、こうやってアシスタントに入れている」ということ。

コーチ役が思い浮かんだ言葉は"Silver lining"。この言葉を知らなかったのですが、「雲の後ろに隠れている太陽の光」のことで、意味は「どんな絶望の中にも必ず希望はある」「ネガティブな出来事がポジティブな側面を持つこと」と説明してくれました。

ブレイクアウトルームから全体のグループに戻り、演習から学んだことや気づきをシェアする時間に、私のパートナーが手を挙げました。何をシェアするのかな?!と思っていたら、

「Kotokoの話を聞いて"Silver lining"が浮かんだけど、彼女は英語圏で育ってないのでその表現を知らず、とても驚いた!」

と。ヒェー!!!!驚

「そんな、公衆の面前で私の『無知』を曝け出さなくてもー!」

と、めっちゃ焦ったし、めちゃくちゃ恥ずかしいー!泣 1人でややパニックになっていると、リーダーが深く頷きながら、

「そうなのよ。比喩って、すごく文化的なものだから、自分の比喩がクライアントにそのまま伝わると思い込まないで。クライアントの使っている言葉も、自分の理解とずれていることは多々あるわ。コーチは思い込みなしにいることが重要だし、とにかく、クライアントにちゃんと尋ねること」

と。恥ずかしさを感じつつも、チラリとグループ全体に目を向けると、ウンウンと頷きながら聞いている人がとても多く、意外に感じました。


今回の基礎コースの受講生は22人。アシスタントは3人なので、2人組でも3人組でも、演習の時には必ずアシスタントが1人余りました。そのため、代わりばんこにテクニカルリードとお喋りする時間がありました。

テクニカルリードはインド人で、CPCCとPCC資格を持つコーチ。

「Hi, KOTOKO! 君は演習に参加できなくて残念かもしれないけど、僕は君と話す機会があって嬉しいよー!Tell me about yourself!」

と好奇心キラッキラの目で言われると、びっくりするぐらい聞いてもらいたいことが出てきた!!!「私、こんなに英語が話せるんだっけ!?」と驚きながら、笑、10分以上、ベラベラと話し続けました。 

後半は、私が聴く側に。数年前にアメリカに移住したとのことで、母国から離れて暮らす苦労や、Co-Activeコーチングへの想い、今後についてなど、共感することがとても多く。初めて1対1で話すのに、Co-Activeって共通項があるだけで、国も文化も超えてこんなに一気に深い話ができるんだ!と感動。こんな風に繋がれる喜びと幸せを噛み締めました。

受講生との演習もたくさんあり、2日目はとても充実した1日でした。

3日目

「今日は、アシスタントの協力が必要なグループワークがあるわ」

とリーダーシップチームのミーティング開始早々に言われて、ドキッ!3年前に基礎コースを受けた時、一番難しくて疎外感を感じたグループ演習のファシリを各アシスタントに託す、とのことでした。

「ぎゃー!!!無理ー!!!」

と心の中で叫んだけど、拒否権は、なし... 泣

それは、「コーチとしてのBeing/あり方を拡げる」演習で、
1) 自然と伝わってくるBeingを伝える (優しさ、平和、穏やかさetc)
2) 本人にとってストレッチなBeingを伝える (勇敢さ、大胆さetc)
3) 一番ストレッチなBeingを選び、比喩や例えで表現する

というもの。

何が難しかった、って、3)の比喩や例え!

文化的背景が全く分からず、なんで「それ」が出てくるのか全く分からない… 受講生だった時は、周りが盛り上がる中ついて行けず、疎外感と寂しさを感じた時間でした。

「あの全然分からなかった演習のファシリか… 泣」と気が重くなったけど、「リーダー2人+アシスタント3人で5つのグループに分かれて、各グループ4-5人ずつでワーク」となると、引き受けざるを得ませんでした…


3日目のコースが開始。前半、チャット係を引き受けたら、「コーチとしてのBeing/あり方を拡げる」演習では、またまた「単語早打ちテスト」の試練が課されることになりました。苦笑 

まずはお手本を見せるため、2名の受講生が前に出て、その人から感じるBeingを他の受講生21人が口にしまくる!で、それを私がタイピング!

リーダーが何度も、
「Kotokoが書き取れないから、もっとゆっくり!」
と伝えるぐらい大量の形容詞が飛び出しました。苦笑

しかし幾つかの単語は聞いたこともなく(Mischievousとか...やんちゃ!らしいが... シリマセン!)、完全にお手上げなことも… リーダーからは、

「Kotoko! 適当に打ち込んで」

と言われたけど、適当にも打ち込めないぐらい分からない!苦笑

"I'm sorry! I have NO IDEA!!! Somebody can help me!?"

と白旗を上げられるところまで成長しました。笑

更に、3)の比喩&例えに差しかかると、どんな言葉が出てくるか、ちゃんと分かるかどうか、心臓がバクバク… 色々出されつつ、何とか打ち込む中、出てきたのは「ゴールデンレトリバー」。

知ってる!でも、これまでの人生、一度も英語で綴ったことはないっ!
適当に"Golden lit river ?"と打ったら大爆笑スタンプが連打されました🤣

そんなこんなで、お手本x2名へのチャット対応で、エネルギーを使い果たした感があったのに、それが終わったら本番のグループ演習!泣

ブレイクアウトルームに分かれたら、受講生5名+私。ファシリの私に視線が集まり、覚悟を決めるしかなし!

「じゃぁ、さっき全体で見たことを、これからこのグループでやります!
誰からスタートする!?」

と明るく開始。ここでもまたチャットで"Mud Fight"を"Mad Fight"とタイプミスして、大爆笑された私… が、もうここまで来ると、

「チームの笑いに貢献できた〜🎶」

と笑える余裕も出ていました。ちゃんとメンバーそれぞれの「ストレッチなBeing」を出し、それを表す「比喩/例え」も考えることができて、ホッ。知らないことは聞きまくり、出来ないことは助けてもらったら、3年前の受講生としての孤独な体験とは全く違う、笑いを分かち合えた楽しい時間になりました。

比喩の話の時には、リーダーが、
「昨日のKotokoの例を覚えている?クライアントと理解が同じかどうか、確かめることを忘れないように」

と言い出したのですが、昨日の恥ずかしさは一切なく、
「私の存在が、皆の学びに役立つとしたらいいな」
と捉えられるようになっていました。

その後、鬼門のQ&Aも、別のアシスタントが質問を読んでくれてホッ!3日前はグループ全体を見る余裕なんて全くなく、勝手に突っ走ってボロボロになり、視野もすごく狭かった。でもこの時は、グループ全体を見られるようになり、話しながら私の発言に頷く人にも気づくことができるようになっていて、自分の変化に驚きました。

そして、最後の2回のコーチング演習は「この6日間頑張ったご褒美」のような時間に。英語の壁を超え、コーチとしての自分を思いっきり出すことができ、演習でのパートナーの学びにも貢献できた、幸せな時間になりました。


ラスト、完了の儀式では、「アシスタントが出来てよかったです。ありがとうございました」とあっさり挨拶をするつもりだったのですが、ふと、インド人のテクニカルリードの言葉を思い出しました。

「結局、どれだけ『ありのままの自分』を曝け出せるかどうか。
その『ありのままの姿』が、人を、そしてグループを動かすよ」

と。なので、下記のようなことを伝えました。

「実は、今回が2回目のアシスタントでした。

1回目のアシスタントでは、チャットで間違えないように必死でした。間違えたら恥ずかしくて恥ずかしくて、できない自分を責めていました。

でも、今朝の演習は、完全に私のキャパを超えていました。グループ演習でもいっぱい間違えて、みんなの笑いを誘いました。 

そしたら、みんなが助けてくれて、間違った自分自身も笑えるようになりました。それは視点のガラッと変わった体験でした。私のBeingが軽くなった気がします。

このグループの一員として参加できて、本当によかったです。ありがとうございました!」

それまで一切zoomのスタンプ機能は使われていなかったのに、すごい数の❤️が飛んできてびっくり。

とにかく必死で、転びまくったけど、それでもその姿から何かが伝わっていたのかもしれない、と思えました。

大変でも、自分の歩みたい道を歩み続ける尊さを再確認。激動の6日間だったけど、本当にやってよかった!!!

I am proud of myself!! 
With that, I am complete!!!

まとめ

今回得た一番大きなことは、「完璧じゃなくてもOK」ということをアシスタント体験を通して、体感できるようになったことです。

1回目はとにかく真剣そのもので。「間違えちゃいけない」「ちゃんとやらなきゃ」と真正面から取り組み、泣いて笑って、激しいアップダウンを経験しました。苦笑 

今回も初日は「完璧なアシスタント」を目指していたけど、3日目に完全に自分のキャパを超えた!苦笑 でもお陰で、チャットで間違えまくっても笑われた自分を笑えるようになり、自分の無知も皆の学習に役立ったと捉えられるようになり、出来ない時には「ヘルプ!」と言えるようになりました!そして、そのプロセスを完了の儀式の時に皆にシェアしたら、それを温かく受け入れてもらう、というありがたい経験もしました。

基礎コースの間、リーダーはずーっと、
”It’s OK to make mistakes! You are learning!”
と繰り返していました。ある時ふと、「私のこの七転八倒はまさに学習のプロセスの一貫だし、この体当たりを受講生に曝け出すのって、なにかインパクトがあるのかも!?」と思え、「スペルミスをしても、私のBeingは変わらない!笑」と思えるようになったのでした。

6日間のアシスタント終了後、身体はめちゃくちゃ疲れていたけど、気持ちはとても軽く、「あぁ、そうか。私は『完璧主義』を少し手放せたのか」と、軽やかになった自分のBeingを感じました。3日目はとっても楽しかったし、「こんな自分はとってもいい!」って思えました。

そして、アシスタントに取り組む姿勢も変わりました。

最初は受講生とのコーチング演習の時、
「プロのコーチとして、お手本を見せなきゃ!」
という気負いがありました。実際、よく言われたし!笑

でも、終盤は、
「ここにいる人は、皆、Co-Activeコーチングを学び始めたばかり。それぞれのCo-Active道を応援したいし、何より、『あなたは、インパクトを与えることのできる存在だよ』って伝えたい」
と感じるようになりました。

なので、クライアント役の時は、出来ているところをたくさんフィードバックするようになったし、与えてくれたインパクトも意識して伝えるようになりました。そして、コーチ役の時は、特に「認知」を意識して伝えるようになりました。

最初は「アシスタントをちゃんと務めなきゃ」と自分のことしか考えられていなかったけど、少しずつ視点が変わってきて、そんな自分の変化を嬉しく思いました。

アメリカ東海岸のコースアシスタントx2コース=連続6日間!

始まった時には、「なんでこんな殺人的なスケジュールを組んだんだろう。泣」と後悔したけど、やっぱりやってよかった!大きなチャレンジだったけど、またやりたい!またやろう!と思っています。

以上、アシスタント経験第2弾でした。

またまた長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました!

コーチ
藤田琴子

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