『解体屋ゲン』 #50 社長失格<前編>
2019年が始まりました。今年は移民の解禁(雑な言い方)を始め、建設業界にとっても激動の1年になる予感がします。私もそれに備えてしっかりと準備しなければ……と言ってる傍から新年最初の更新は1日遅れでスタートです。トホホ…。
(リンク先で無料で読めます)
前回の話で旧友のトシの会社を吸収合併し、会社として大きくなったゲンは早速慢心します。好事魔多し、仕事はうまくいってる時ほど足元を見なくてはいけませ
ん。
早速ロクさんに見抜かれます
辛い仕事の後は息抜きしたくなるもの
だからといってやりすぎは禁物
当然仕事には身が入らず、ライバルのジョージにも見透かされる始末
今回のエピソードで描こうとしているのは「ゲンの挫折」です。これまでトントン拍子で来たゲンに冷水を浴びせかけて、調子に乗るなと言う…今思えば自分に対する戒めなのかも知れません。
この回は50回、そろそろ連載開始から1年が過ぎる頃です。なんとか執筆ペースも軌道に乗り(余裕はまったくありませんが)、アンケートの順位も上がり、確かこの頃始めてアンケートで総合トップを獲った記憶があります。
それでも漫画を巡る状況は年々悪くなっていて、いつ切られるか分かったもんじゃありません(と当時は思っていました)。
リスクを分散するためには他社とも仕事をする、というのはフリーランスの鉄則の一つですが、私は1つのことに集中すると他が見えなくなるので、そういう器用な立ち回りが出来ません。結果的には長期連載に繋がるので悪いことばかりではないのですが、それはあくまでも結果論で、連載が打ち切られればまた0からのスタートになります。
痛いところを突いてくるジョージ
今回解体しなくてはならないのは鋳鉄のインゴットケース、建物を爆破するのとは訳が違います。ゲンたちは無事に解体できるのでしょうか…。<続く>
ちと余談を。
お正月に特別公開した、「異世界のゲン」はもう読んでいただけましたか?
おかげさまで好評をいただき、noteからもこんな通知が。
嬉しいです。これからもがんばります。
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ここでいただいたサポートは、海外向けの漫画を作る制作費に充てさせていただきます。早くみなさんにご報告できるようにがんばります!