お酒を飲まない人のための、下戸バーの可能性を探る

私はお酒を飲めない。アルコール分解酵素を持っていないらしく身体が受け付けない。昔は無理してちょっとだけ飲んでいたが、今の仕事は基本一人なので、飲めなくて困ることはほとんどない。

酒が飲めないことのメリットとデメリットはなんだろう?私が考える一番のメリットは、何か大きな仕事をする時に「そうはいってもお酒を飲む人が使う金額に比べれば」と人生でアルコールに払わなかった金額を算出し、「ま、安いもんだよね」と勝負に出れることだ。金額の多寡は人によって違うだろうが、大雑把に言って100万くらいまでなら「お酒飲まないしこれくらいいいか」で片付けることにしている。そう何回も使える手ではないが。

一方のデメリットは、人と出会う機会が少ないことと、無駄な(というと語弊があるが)語らいが人より少ないことではないかと思っている。飲めなくても飲み会に参加するが、やはりそう積極的にはなれない。そしてここからが本題だが、そう、バーでの大人の語らいが欠けているのだ。大人は人生をバーで語らう、よく知らないがきっとそうに違いない。

別に下戸がバーに行ったっていいし、ノンアルコールカクテルだってある。私が下戸であると知っている友人とバーに行くことはあるが、やはりどこかお客さんという感じが否めないし、一人でバーに立ち寄ることはほとんどない。私がそうなんだから、世の中の下戸の皆さんは同じ寂しい思いをしているに違いない(と断定させていただく)。

それとこれは個人的な感覚だが、最近お酒を飲まない人が多い気がする。年齢に関わらず…というか若い人ほどお酒が好きじゃないという人が増えている気がする。

フィー、ようやく本題です。

私が調べる限り、まったくお酒を出さないバーはまだないらしい。日本には飲み屋は233,101軒、東京だけでも30,887軒あるというのに…。(『都道府県別統計とランキングで見る県民性より』)


日本人でアルコール分解酵素を持たない人は約5%で約600万人、成人人口を4000万人として東京だけも30万人くらいの下戸が居る。だったら下戸のためのバーは商売として成立するんじゃないだろうか。

私がイメージする下戸バーはこんな感じ。アルコールは一切置かず、完全禁煙。ノンアルコールビール、ノンアルコールカクテル、スペシャリティコーヒー、ハーブティー等を提供。おつまみはナッツ類、ドライフルーツ、チーズ、チョコレート等の乾き物のみ。カクテルは700円からで平均客単価は2000〜2500円。そのくらいの価値は絶対にある、というか作り出す。

普通のバーと勘違いして入ってくる人を避けるために、いっそのこと完全会員制はどうだろう。入会は知人の紹介のみ、入会預り金を5万円くらいにしてハードルを上げても面白いかも知れない。看板も出さず、非接触ICカードによるオートロックの扉を空けたらそこは下戸のための大人の語らいの場。酔っぱらいに絡まれることも管を巻かれることもない。

ええと…好きマークが10以上付くか、スポンサーとなる篤志家が現れたらこの妄想続けようかな(笑)。


8/27追記。そうそう、続編も書いていたのでした。ハートマークもいつの間にか16、いよいよ実現に向けて動き出すべきなのか!?




#コラム #エッセイ #酒 #下戸

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星野茂樹

コメント2件

ノンアルコールの飲み物で下戸の人がバーの雰囲気を真似ようとしても無理あると思います。喫茶店ではだめなんでしょうか。
コメントありがとうございます。喫茶店でも全然良いのですが、近年夜遅くまで開いている喫茶店は減少する一方だと思います。まあこれは一つの思考実験なので…。
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