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祖母のダイヤモンドリングと夢に出てきた祖母の願い

先日夢に祖母が出てきたので、私は最近、祖母のものだったダイヤモンドリングをつけています。私の祖母は4年前に99歳で亡くなりました。

ーー夢の内容は…
父と母と私が祖母の亡骸を運ぼうとしていました。父が昔乗っていた白い車が出てきて「乗せられるかな?」と私と父と母で車のシートを倒しています。シートには白い布がかけられていて、亡骸を乗せるための準備がされていました。

場面は変わって、低木の茂みの地面を父がスコップで掘っています。私と母はそれを手伝い、私たちはスコップで掘ったその穴に祖母の亡骸を埋めました。
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そんな内容の夢でしたが、実際は、祖母が亡くなるより先に父が亡くなってしまい、父の亡骸の上で泣き崩れる祖母を私たちは見ていました。祖母はとてもしっかりした人で、私の両親は共働きでしたので日常的な私や家族のお世話は祖母がしていました。私の祖父にあたる祖母の夫は戦争で亡くなっていて、戦後は保育園で働きながら子供(父と叔母)と一緒に生き抜いてきました。

そんな祖母も90歳半ばを過ぎると体が弱ってきて精神的にも弱くなり、ある時「ミワちゃん、こんな惨めな姿になってごめんね〜」と抱きついてきた時はとても辛かったです。

祖母は100歳まであと数日という時に亡くなりました。老衰です。祖母の残した遺品を整理していた時に、文字が書かれた何枚かの紙が出てきました。その紙には、父の名前が何度も書かれていて、祖母の父への想いを垣間見た気がしました。

私は、母親が子供を想う気持ちというのは、何年たっても変わらないのだと実感しました。だから、自分より先に息子が亡くなってしまったという現実は耐え難いものだったと思います。父の亡骸に対面した後、祖母は父が亡くなったことを忘れてしまい、息子はいつここ(最後に祖母は入所した施設)へきてくれるのかと、時々話していました。

私がみた夢は死体を穴に埋めるというグロテスクなものだけれど、それは祖母の願いだったんだ!と気がつきました。祖母は、自分が先に亡くなって、息子である父に自分を送って欲しかった…

そんな祖母の願いに気がついた時、私の頭の中に祖母が現れました。その時私は「おばあちゃん、先に父が亡くなったことは寂しいけれど、父が生まれてから父の最後まで父と一緒にいられたから、それはそれで幸せだよね?」と問いかけました。すると祖母は「それはそうかもね〜ミワちゃん」と言ってくれて、父が先に亡くなってしまった悲しい記憶が薄まったのか元気だった頃の口調に変わっていました。

その会話の次の日に、祖母のダイヤモンドリングを見るととても強く輝いていて、表に出たいと伝えてくるので、最近は先日買ったオニキスリングと一緒につけています。「悪魔除けセットみたいだ」と言われたその組み合わせは、とても力強そうです。

黒い大きなオニキスと少しイエローがかったダイヤモンドは、しばらくの間私の守護役となり、日々渦巻く人の感情や私の中で湧いてくるマイナスな感情から私を守る役割を持ったのだと感じています。


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