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今年度のセンター紀要の抜刷りが出来上がってきました。

アタッチメントについて、私が初めてきちんと学んだのは、発達心理学の文献講読会で、エインズワースの英語文献を小グループで読む会に参加させていただいた時でした。

難しい英語と研究内容に四苦八苦しながらも、グループの仲間たちに支えられて、3年間をかけて読み通すことができました。

いわゆるアタッチメントという言葉は、エインズワースたちが血と汗を流して得た研究結果から導き出されたもので、占いのように軽々しく使ってはならない用語だと私は考えています。

同様に愛着障害なども、きちんとアセスメントをして適合する方に使うもので、なんとなく人と関わりにくいから…何ものでも説明できないから…といった消極的な理由では使いたくないなぁと個人的には慎重になっています。

しかし一方で、世間的には、アタッチメントという概念が浸透し、一般的にも使われるようになってきました。

そこで、今一度、現代社会のニーズと照らし合わせたときに見えてくるアタッチメントの視点について考察を加えたものが、今回、非常勤で勤めているセンターの紀要に掲載していただける運びとなりました。

限られた時間で執筆したため、至らぬ点も多々ありますが、一つこれまで学んだことを形にできたことを嬉しく思います。

ご指導ご鞭撻いただきました先生方、誠にありがとうございました。

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