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新嘗祭と秋のお祭りを終えて ことの葉綴り一〇七三

嬉しいお知らせ 本の紹介記事!


師走に入りましたね。皆さんお元気ですか?
私は先週から愛媛、高知、そしてお仕事、本のイベントと盛りだくさんで過ごさせてもらいました。
ことの葉綴りも1週間ぶり。
noteさんから嬉しいお知らせが。27000回のスキをありがとうございます!嬉しいです。

そして、著書『元伊勢・倭姫命を訪ねて』が、神社界の新聞の「神社新報」さんで、書評で紹介されました。WEBで後半部分を読むことができます💛


小雨ふる「新嘗祭」

愛媛での本の講座を楽しくさせていただいて、海側から7時間かけて高知の山間部のお宮へ。
そして、今年の秋の新嘗祭と、秋の秋季例大祭も無事におわりました。
今回は、そのご紹介です。

曾祖父が寄贈した狛犬さん


若一王子宮とかいて、にゃくいちおうじぐうとよみます。私はこちらで権禰宜(ごんねぎ)で、春と秋の例大祭をお仕えさせていただいています。
毎年、11月27日が新嘗祭、28日が秋季例大祭。
昔は、29日もご神事で3日連続だったそうですが、今は2日続きます。

11月27日、新嘗祭の日、朝から気温3度と冷えて、小雨もふりだしました。

神社は拝殿から、大神さまがお鎮まりになる本殿まで離れていて、お供えするのに、板の廊下をかけて、階段をかけて、みんなでお供えします。
雨が降り出したので、お供えが濡れないように、総代さんたちが、雨除けのテントを準備。手際もよくさすがだな~と関心です。

普段は、境内にある祓所で、お祓いをしてから拝殿でご神事なのですが、この日は、拝殿の広間でお祓いを。
この祓所、こけが美しく、私は大好きです。
朝日、風、小鳥のさえずりも聞こえて……自然の中でお祓いするときの神聖さ、気持ちよさ。


晴れた朝の祓所

今年は、10月に出版した私の著書『元伊勢・倭姫命を訪ねて』(晶文社)を、五色の御幣とともに、ご神前にお供えしていただきました。

宮司さん手作りの御幣とともに

うちの吉川高文宮司さまは82歳ですが、今、インスタグラムで、お宮のことを発信されています。
宮司さんの「朝日舞」の動画も見れますよ。

そして、私の装束は、石楠花色です。

石楠花いろの装束

そして、新嘗祭のご神事は無事に終わりました。
小雨ふる境内も、しっとりとしていて、趣がありとってもいいです。

紅葉が美しい! 右奥が本殿


小雨ふる祓所



長くなりそうなので、秋のお祭りは次回にします(笑)。お神輿の渡御もありますよ~。


では次回に。
伊勢神宮ご創建の前に、2人の皇女の”冒険物語”があったのです~。
ぜひ、ご一読ください。


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