とある平行世界の日常(深沢視点) 〜すどえぼ〜 2022.11.30

ストリーマーグラセフ というGTA5企画配信内キャラ、須藤冬馬×深沢えぼしの二次創作SSです。
※深沢視点です

⚠️注意⚠️
・完全に人物の心情は捏造です
・全て忠実に描写しておりません
・配信者ご本人は全く関係ありません
・自己責任で読んでください
・稚拙な文書な点はご容赦願います

※本作でストリーマーグラセフに興味を持たれた方は配信の方も見にいって頂けたら幸いです。


 とある雪が降る冬の山間で、甲高めのエキゾースト音が響いていた。
 「お、なかなかいいタイムがでてるじゃないか。これならようやく戻れそうかな」

 深い闇が落ちる中、一人黙々とレースの試走をして、試している人物がそこにいた。
 「ふう。ある時期からやたらと気絶しがちだったけど、最近は良くなってきたかな?」

 ハロウィンあたりから、頻繁に気絶に悩まされていたが、ようやく回復傾向がみられて喜ぶ深沢だったが
「でもなあ気絶とは別に、やたらと激しい頭痛がするようになったんだよなぁ。なんなんだろこれ?」
「それにやたらと昔のことも思いだすし。最近妹が久しぶりに電話とかしてきたのが原因なのかな?」
 
 取り留めない事を考えながら、アドレナリンを抑える為、いつものmochaを飲んでいると、どうしても頭をよぎるのは、これを入れてくれた冬馬のことだった。
「悔しいなあ。なんでこんなに味違うんだろ。自分でいれてもこんな味にならないのに」
「それになんで冬馬のことこんなに頭に思い浮かべてるんだろ…」
「この間花ちゃんにいわれたように、わたしやっぱり寂しいのかなぁ…」
「何を口走ってるんだわたしは! 恥っず!!」
 
 そうやっていると、激しい痛みが胸あたりを刺す。
「痛った!!この痛みも最近よく感じるよなぁ。飲み過ぎとかなのかなぁ。でもなあこれないとなんか落ち着かないしなぁ…」

寂寥感を感じつつ飲んでいると、手元が軽く感じられ
「あぁ手持ちも残り少なくなってきた。今日はこれくらいにしてそろそろあがるかぁ。明日またあいつの店行って、補充しないとな。面倒くさいけどしゃあないか。」
(…それにあいつが入れている時、普段は見せないような真面目な横顔とかがみれるしな。ちょっとだけずるいよな。まぁそんな特別をみれるのが、たまらなく愛しいけどさ)」
 
 車にエンジンをかけ軽快に走り去った後には、雪を溶かすような熱量を残しつつ、どこか物悲しい風が吹きぬけていった。


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