セロファンの夜
香りの構成は以下の通り

[透明なホワイトフローラルの香り]
中国のキンモクセイ、マンダリン、ホワイトフラワー

香りの説明文が素敵です。香水のストーリーや説明文は本当に素敵なものが多いと感じますが、その中でも「セロファンの夜」の文章は特に秀逸だと思います。

「セロファンの夜」は、推しの概念香水とかで度々お見かけするのと、名前とストーリーが素敵で気になってCelesでオーダー。
きっと好きだろうという謎の自信により、初回から強気の100回プッシュ/2mlを注文。

私は、金木犀の香りって物によって苦手と感じることがあり、どう転ぶかなと思いましたが、実際は金木犀よりもジャスミンやリリーの方をが強く感じました。
私の肌が香水が甘く香りがちだからかもしれませんが、可愛らしい感じの甘さの香りです。香り自体はあまり強くなく、また香りが大きく変化することもなくずっとそばで優しくとどまってくれる感じの香り方だなあと思いました。

曖昧な記憶ですが、10年くらい前に持っていたアクアシャボンの何かの香りに似ているような？（遠い記憶なので気のせいかもしれないです。）

印象としては、森の中で霞がかった空気の中に、蛍や星が淡く光る夜みたいな、夢うつつなイメージです。音楽に例えるとドビュッシーの『夢(夢想)』。
ドビュッシーの音楽が聴きたくなる香りです。香っていたら急に聴きたくなって、数年ぶりにクラシックピアノを再生しました。ドビュッシーの『夢(夢想)』とか、『月の光』とかがよく似合う香りです。この香りに包まれながら、ドビュッシーを聴きながら読書なんてしたら最高に贅沢な時間になりますね。

凛月くんの推し香水で届いたという方をお見かけしたのですが、とてもわかる!!!!と思いました。凛月くんもよく眠り夢うつつな印象で、ピアノを弾きますし、すごく合っていると思う。あと、「セロファンの夜」自体がLittle Romanceっぽさがあると思いました。これは私的、凛月くんの概念香水です。