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仲間

我が家のオカメインコは、まだ餌付けが必要な時に家にやってきました。
店に2羽いたうちの1羽で、小柄だけれど人懐っこそうな鳥でした。寒い冬の日でした。

1日3回粟玉と粉末の餌をお湯でふやかしたものをスプーンで与えるように言われ、与えていました。床にパラパラと普通の餌もまいて、遊びながらひとりで餌を食べられるように誘導していきます。さし餌を一日3回から2回に、2回から1回に、そして最終的には自分で餌を食べるようになりました。

ヒナの頃は今のような黄色い顔にオレンジほっぺ・灰色の身体ではなく、写真のような色合いでした。鳴き声もジージーいっていました。

ある時、急に飛べるようになり、びっくり。始めは飛ぶのが楽しくてよく飛んでいましたが、そのうちあまり飛ばなくなってきました。飛ばずに床をトコトコ歩くことも多く、うちの子変?と心配しましたが、いろいろ調べてみると飛ぶのは体力を使って疲れるので、歩いて移動することも多いとのことでした。

オカメインコはオーストラリアで群れで生活しているそうで、人間を仲間だと思っているのでしょう。人間がご飯を食べていると自分もつられて餌を食べ始めます。
また、人間がテーブルで何か作業をしていると自分も参加したいと作業の邪魔をしにきます。
髪をドライヤーで乾かしていると、肩に飛んできて自分も羽根を乾かしているような仕草をします。初めはどうしてこんなことをするのか、とっても不思議でした。でも、オカメにとっては仲間ですから、同じ行動をしていたのですね。

誰か寝ている人がいると、その人の頭のすぐ横でオカメも寝ていることが多いです。仲間ですから一緒に寝ないとということのようです。
一人で遊んでいても、人の姿が見えなくなると慌てて追いかけてきます。

ケージの外ではいつも一緒。仲間ですから。

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