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応援されたい人は、まず目標を絞り切ることが大事だと思う

香港には「奥運(オリンピック)」という名前の駅があります。
なんでオリンピック?と思っていたら、こういう由来なんだそうです。

アトランタ五輪で金メダルを獲ったのは香港のヨット競技の選手だそうです。知人から当時の話を聞いたことがあるんですが、香港の人たちはそれほど盛り上がっていなかったとのこと。
「金メダルを獲って莫大な報奨金をもらったりしたなら、みんなもっと注目したと思うんだけど、金メダリストっていう名誉そのものにはあんまり関心がない感じだった」
という話でした。

確かに香港では、「稼いでるヤツこそエラい」という価値観が一般的なんだな、と感じることが多いです。
そして、そういうところが「スッキリしてて、いいなぁ」と思うんですよね。

「お金最優先」というケースに限らず、求めるものを絞り切って、
「自分の最優先事項はこれ!」
と言い切れる人って、私は清々しく感じます。
逆に目指すところがフワッとしている人は、こちらに応援してあげたい気持ちがあったとしても、具体的に何をしてあげればいいのか分かりずらい。

よく婚活女子から、「いい人いたら、ぜひ紹介してください!」と言われますが、「あなたの言う、いい人とは?」というのをこちらで判断するのは難しいわけです。
そこで「具体的にどういう人?」と尋ねてみても、
「普通に話とか趣味が合う人なら……。あっ、できれば年齢は〇〇歳ぐらいまでで。あとタバコは吸わない人で……」
みたいに、話がフンワリしていることが多いように思います。

私の友人の女性で、独身の頃「公務員と結婚したい」と明言し続けていた人がいます。
自営業のご両親を見ていて、浮き沈みがあって大変だなと子どもの頃から思っていて、景気の波や流行り廃りの影響を受けない仕事の人だと安心できる、という話でした。
これを常日頃から聞いていると、周りの人間としては、該当する男性がいた時に、すぐ彼女のことが頭に浮かぶんですよね。
だから彼女は、自分が出会いたい相手と出会えるチャンスが多かったんだと思います。今では望んだ通り、公務員の男性と結婚しています。
もちろん彼女は「公務員なら誰でもいい」と思っていたわけじゃないでしょうし、ご主人も真面目で優しい人です。
でも、「私が結婚したいのは公務員で、〇〇で××で、あと△△で……」みたいなことは決して言わなかった。

同じように「私は面食い」と断言していた友人もいて、彼女は「ディズニーランドにいる王子様役の人ですか?」と尋ねたくなるようなイケメンのカナダ人男性と結婚しました。
「面食いなんて言ったら、人からヤな女と思われるかな……」
なんてことは気にせず、自分の望みをはっきり表明していたことで、チャンスが広がったんじゃないかと思います。

これ、別に婚活に限った話じゃないですよね。
人に応援してもらいたい時には、目標を一つに絞り切って、カッコつけずに表明する。
私も心がけようと思います。

#日記 #エッセイ #コラム #海外 #香港 #婚活
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