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いい子は天国に行ける。でも悪女はどこへでも行ける

多くの人は子ども時代に「いい子でいること」の価値を植えつけられていると思います。
「いい子でいないと、サンタさんが来ないよ」
「いい子にできたら、ご褒美をあげるね」
そういう言葉をたくさん聞かされましたよね。

大人になっても、「いい子」でいなきゃいけない場面はたくさんあります。
理不尽な状況に置かれて、言いたいことを100個呑みこんで我慢する日もあるし、くだらないマウンティングを仕掛けられ、やり返したい衝動が突き上げても、自分の品位を守るために抑えることだってあります。

人との距離感や関係性、状況を考慮して行動するのは大人のたしなみですし、そういう意味で「いい子」的な振る舞いをすることには、ちゃんと意味と価値があります。
けれど、子どもの頃と決定的に違うのは、
「いい子でいるだけで、ご褒美がもらえるわけじゃない」
ということだと思います。

以前、規模の大きな作品を書くことができた時、ある人から、
「たくさん我慢してきた甲斐があったね」
という意味のことを言われました。
その時、なんとも言えず違和感があって……。
私の意識の中では、「嫌なことを我慢し続けたら、良い結果が出た」わけではなかったんです。
「自分が置かれている状況を良くしよう」という意思を持って、無い知恵絞ってあれこれ考えもしたし、行動もした。
その結果だったと、今でも思います。

この事があって以来、時々、自分にこう問いかけるようになりました。
「今している我慢には、意味がある?」
「この我慢の先にご褒美があるって、思い込んでるだけじゃない?」

1930年代に活躍した女優、メイ・ウエストがこんなこう言っているそうです。
「いい子は天国に行ける。でも悪女はどこへでも行ける」
悪女は、誰かの言葉を鵜呑みにして、ひたすら従ったりしません。
「これがルールだから」と思考停止して、意味のない決まりを守ったりなんかしません。
だから、「どこへでも行ける」のです。

#日記 #エッセイ #コラム
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中川千英子(脚本家)

脚本家。石川県金沢市出身/清泉女子大学文学部卒。芦沢俊郎シナリオ研究塾にて作劇を学ぶ。【主な作品】映画「きょうのキラ君」、ドラマ「ホテルコンシェルジュ」 、NHK朝ドラノベライズ「マッサン」「べっぴんさん」。2019年以降、映画「10万分の1」公開!新作落語も書いています。

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コメント1件

お気持ち、すっごくわかります。私も、制約だらけの「いい人」でいるより、時には「悪」と思われることも恐れず行動できる自分でいたいです❗️
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