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モンテッソーリで有名なイタリアにおける児童支援

よく「モンテッソーリ教育」という言葉を耳にするのではないだろうか?しかしそれがどこの国から生まれてどんな理念なのかをすぐに説明できる人はあまりいない。ましてや、「モンテ」などと日本人がすぐに略して使いたがる用い方をしたり、違う概念のような扱いをしている場合も見受けられる。ここで踏まえておきたいのは、そもそもモンテッソーリとは、人の名前である。マリア・モンテッソーリは、当時イタリアの精神病院の勤務医であった。モンテッソーリ教育の源としては、その頃マリアが勤務していた病院で、マリアは知的障害児へ感覚的教育を通して知的水準を上げる取り組みをしたことが発端である。
さて、島国日本と異なり、ヨーロッパには多くの移民が住んでいる。イタリア北部に住む私の友人は、私立中学校で、イタリア語があまり話せない中国人の生徒たちの支援教師として働いていた。今回、その友達に当時のことを教えてもらったので共有したい。以下にはイタリア語と日本語訳を載せる。


Io ho fatto l’insegnante di sostegno in una scuola media per aiutare a fare i compiti a un ragazzo cinese che non parlava bene italiano, a quel tempo era un servizio della scuola privata.

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