浅井宣通氏が魅せる、リアルタイムフェイスマッピング

自分の顔がデザインと一体になる表現拡張。
見るもの全てを圧倒させ、高速に動く身体表現を変化し、世界を作っていく。

「INORI -PRAYER-」と名付けられたこの作品は、WOWのクリエイティブディレクター浅井宣通氏が、破壊力と「死」「苦しみ」「悲しみ」、そして乗り越える「祈り」の思いを込めている。

マドンナのワールドツアーにメインダンサーとして活躍するAyaBambi(復活して欲しい)の繊細で力強いヴォーグダンスに、日本の素材「髑髏」「苦悩の能面」「般若心経」といった3Dビジュアルを見事にシンクロさせ、ハイクオリティな作品に仕上げている。

こちらはメイキング

驚きなのは、二人ともずっと目を閉じてダンスしている。
それが分からないリアルタイムマッピング技術も、正確なダンスのキレも双方がワールドクラスの成せる技。

気になるマッピングの原理としては、顔に無数の点が打ってあり、点を認識することで顔の位置をリアルタイムで正確にトレースし、どんな動きをしても、3D映像を合わせていくことができる仕組み。

今回はデバイス面でも東京大学 石川・渡辺研究室によって開発された、超高速センシング技術の協力があり、まさに最強のチームで、今まで実現できなかったような“高級なクリエーション”を世界に発信した。

また、浅井宣通氏はレディガガのグラミー賞授賞式で、レディ・ガガがデヴィッド・ボウイの追悼パフォーマンスとして披露した稲妻メイクなどを担当。
作品の前身とも言えるフェイスマッピング作品『OMOTE』は、現在700万回再生をこえている。

今後が楽しみな表現拡張の一つとして、注目していきたい。

浅井 宣通 -Nobumichi Asai-

東北大学理学部卒業。
クリエイティブ/テクニカルディレクター/メディアアーティスト。

2016年グラミー賞でのレディーガガへのフェイスマッピングやintelのグローバルプロモーションでの”Connected Colors”、ミラノ・トリエンナーレで展示中のlase hologram”light of birth、攻殻機動隊virtual reality diverなどで世界的に知られる。
”OMOTE”、スマップ”FACE-HACKING”はじめの国内外のプロジェクションマッピングシーンをリードしてきた。
また世界各地のメディアアートフェスティバルのスピーカー、審査員としても活躍。
広告、デザイン、アートからの発想と、プログラミング的な発想の融合によりイノベーティブな表現に挑戦している。
文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品選定1回。VFX AWARD2015/2017 最優秀賞受賞。アルスエレクトロニカVFXアニメーション部門受賞など。

http://www.nobumichiasai.com/



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佐藤セイイチ

デザフェス役員→Web系フリーランサー、1児のパパ。デジタル戦略・デジタルマーケ・Webデザインのお手伝いが主な仕事です。新規事業の立ち上げからWebプラットホーム、マネタイズ、UXデザインまで、お気軽にご相談下さい。https://kotowari.tech/
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