夏だから_背中で呼吸_1_

抜いて、休んで、切り替えて!

梅雨らしい空模様が続くのか、とニュースを見て思う時期。
まぁ、当たり前ではあるけれど、湿度が上がってきますね。

湿度があると、不快症状が出やすい。
まぁ、気温がそんなに高くなければいいけれど、それでも、ジト〜としていると、だるさが増す感じがある。

寝てしまえ!と睡眠に動けるときはいいけれど、
そうもいかない事もある。
そんな時こそ、少しでも「緩む」レッスンをするのが大事。

過去記事にも書いていますが、本当にすっきりと切り替えをする、という事をやっておくと、後々疲労を引きずることがなくなるのです。
昔は、このメカニズムを知らずに、休まない、切り替えしない、ずっと突っ走る、という日々でしたが、実際は休むことで、次の効率が上がることを「メカニズム」として知ったのです。

マインドフルネス

これも同じです。

抜いたほうが、動きやすい

これは、経験上スポーツや音楽家などは分かっている事。
でも、なかなかできない。

だからこそ、日常的に抜いた状態をなじませていく事がポイントじゃないのかな?と思うわけです。

日常生活のリズムの波、アップダウンを大きくしすぎないこと。
緩やかなアップダウンをそのまま本番に持っていく。

本番は経過点でしかない。

脳科学の中では、すでに解明されはじめている「抜く」メリット。

無駄な力は不要。

だから、入っている自分に気づいたら、抜くだけ。

シンプルなのに、みんな簡単ではないっていうんだよね。

抜けた自分を知ると、えーこんなに力入っていたの?と気づく。

断食道場が認められはじめたのは、こういった背景も関連するかもしれない。

「食べる」という行為だけに意識が行きがちだけど、
断食後の「味わい」は格別。

本当の意味で「味わう」というあの感覚は、体験しないとわからない。

「味わって」食べることは、抜くことと連動していると思う。

緊張強いと、ご飯が飲み込めないってあるでしょ?

高齢者の嚥下トラブル、子どもの嚥下トラブル、どっちも「緊張」を解きほぐしてあげると良かったりする。

以前、水分を全然取らずに心配、、といったママさんの話をずっと聞いていたら、もしかすると「零しちゃったらどうしよう?」って思って、水筒のお水が飲めないのかもしれないよ。ストローに変えてみたら?
と話したら、本当にそうだったことがある。
些細なことだけど、「こぼしちゃったら・・・」という恐怖に駆られて、飲み込めない状態が続けば、水筒に口をつけるだけで息苦しくなっちゃうよね。

大人も一緒。高齢者も「こぼさないように食べてね」なんて言われたら、零しちゃいけない!という意識にスイッチが入りやすい真面目な方だったら、嚥下しにくくなっちゃう。
喉につかえて、咳き込んでしまうかもしれない。

安定した姿勢で座る、という部分は「当たり前」のところだけど、
その背景には、緊張が飲み込めない状況さえ作ってしまう、という事があることを知っておいて欲しいなぁ、と。

お母さんの立場、幼稚園・保育園の立場、高齢者施設で食事サポートする立場の方などです。

抜けてないとできないこと、トラブルに発展すること、結構多いです。

だからこそ、まず「抜けてる?」って自分に問いかけてみてね。


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