第二子以降は呼吸器が低下しやすい_

第二子以降は、呼吸機能が低下しやすい?

不安定の中で安定を探すレッスン で触れた「カラダのこわばりと成長」ですが、親子面談を通して見えてきたのは、きょうだいがいる事で、カラダのこわばりが強くなってしまうケースがある、ということです。

第二子、第三子は、ハイハイの期間が短くなりやすく、つかまり立ちが早い、というケースが多め。
もちろん、第二子、第三子でも、第一子同様に成長するお子さんもいます。これは、「個人差」があるものですから、一括りにはできません。

しかし、今まで見てきたお子さんの中で、第二子、第三子で、呼吸機能が低下しやすい(喘息や気管支炎)お子さんが多い事が見えてきました。

このお子さん達のハイハイ期間を聞いていくと、ハイハイはしているけれど、つかまり立ちが早めだったり、一人歩きが早めにスタートしていたりするのです。

「歩行」を会得するプロセスの中で、「股関節のはまり」も会得し、それが安定性に繋がっていくのですが、兄・姉達が、目の前で楽しそうにしているのを見れば、自ずと、下のお子さん達は、「早くそこにいきたい!」という思いから、踏ん張って立ったり、歩いたりしてしまうのです。

これが、筋力優位になりがちという意味を示すのです。

踏ん張った筋肉を解きほぐすチャンスがあれば良いのですが、それがぎゅっと固まったままで過ごせば、柔軟性が失われます。

立つ時に、姿勢保持の筋肉として背中の筋肉を多く使います。
背中の筋肉は、不安定でも立ちたい!と、転んでも立つなどを繰り返していくのです。この時に、背中の緊張が強くなることで、肋骨の動きが低下し、肺の収縮がうまくいかず、気管支に影響が出てしまうことが多いのです。
複雑な思いです。

兄・姉に近づきたい!というまっすぐな思いも、背中をぎゅっと固まらせてしまうことにも繋がっているのです。

親子面談で、第二子以降の呼吸機能の低下が見える時は、緩めるアドバイスに徹します。

ただし、、、第二子とは限らず、保育園っ子で、秋以降の生まれだったりすると、4月生まれと半年違うとかなりの差が出てきます。我が家の娘がそのタイプ。
10月生まれの娘は、保育園に0歳で入所しましたが、その時すでに歩いているお子さんが居ましたから、ハイハイする前に歩く同級生を目の当たりにして成長していきました。立歩きは、早めで、1歳のお誕生日の前には、歩き始めていました。
だからこそ、、不安定なのに立ち上がってしまったので、緩める日々。
このままだと0脚とか内股になりかねない、と股関節をはめるマッサージを続けていたのが、懐かしいです。
この頃、やはり咳が続き、背中には湿疹も出ていました。
「あせも」とも言えるのですが、確実に踏ん張って立ち上がっていたのだと思います。
また、この頃、便秘もひどくなっていました。

あの頃、脚の形が気になってはいましたが、今では、まっすぐ伸びた脚ですが、やや内股の傾向があるのは、私の遺伝がある様子。
骨盤の臼は、多分浅めなんだと思います。
毎日の生活の中で、筋肉の張りが強い日はマッサージをしたり、お風呂でゆっくりしたり、「こわばりを取り除く」アプローチをしています。

どんな方法でも良いので、こわばりは、早く経過させてあげる。
美味しいご飯を美味しいね、って味わって楽しんで食べることも、「こわばりを取り除く」の一つです。

6月の「ママのためのからだ塾」でも、「強張り・緊張の経過」についてお話しています。
今月は、全編公開しています。
こどものからだ事典〜コラム編〜から抜粋した内容になっていますので、
お手元に、コラム編を置いてご覧になっていただけると、よりわかりやすいと思います。



世界中の親子の笑顔とHappyを増やす! 「こどものからだラボ」の活動に利用させて頂きます。 よろしくお願いいたします。