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MT4 EAが動かない時にチェックする事リスト

MT4用のEAを入手してセッティングも済ませ、あとはトレードするのを待つだけ…あれ?トレードしないぞ?
同じEAを使っている人はトレードしているようだ…

こんな経験をしている人は多いと思います。
特に初心者の方は何故EAがトレードしないかが全くわからず、せっかく入手したEAも使っていないなんていう人もチラホラ見かけます(´·ω·`)

そこで今回はMT4 EAが動かない時にチェックする事ををご紹介します(˘ω˘ )

少しでもFX EA界のリテラシー向上、技術共有に役立てばと思い、この記事を無料公開します。

役にたった方は投げ銭下さい(*/ω\*)
(記事は全部無料で読めます!(˘ω˘ ))


大前提

よくある問合せで「他のEAは動いているのにOOは動かない」、とか「設定はきちんと出来ている」という主張をする方がいますが、これらは動かない要因を調べる上で大きな障害となります。
実際、思い込みで設定ミスがあったり、インストールファイルを誤ったフォルダに入れてあったりという事例が多くあります(´·ω·`)



思い込みは捨てて、一つずつ確実に調べていく事が解決に繋がります(˘ω˘ )




チェックポイント 1

MT4の基本設定を確認しましょう。
MT4の上部の「ツール(T)」をクリックして、「オプション(O)」をクリックします。

オプション画面で以下の位置にチェックマークが入っているかを確認します。




チェックポイント 2

チャートに入れたEAの設定を確認しましょう。
調べたいEAを運用しているチャートの上で右クリックをして、「エキスパートアドバイザー」をクリックして、「設定(P)」をクリックします。

設定画面の中で「全般」タブをクリックし、全般タブ内で以下の位置にチェックマークが入っているかを確認します。




チェックポイント 3

使用するEAによって構成ファイル数は異なりますが、原則どのようなファイルをどのフォルダにインストールするかは大抵の場合同じです。

EA構成ファイルをインストールするためにフォルダを開きます。
MT4上部の「ファイルF)」をクリックして、「データフォルダを開く(D)」をクリックします。

以下のようなフォルダ群が表示されます。

上記のフォルダ群の中で大抵のEAが使うのは2か所のフォルダ群です。
それは
・MQL4フォルダ
・testerフォルダ

の2つです。

まず、MQL4フォルダをクリックすると以下のようなフォルダ群があります。

Expertフォルダ内にはEA本体ファイル(拡張子ex4)が入ります。

FilesフォルダにはEA作者が指定している場合のみ指定ファイルが入ります。

IndicatorsフォルダにはEA作者が指定している場合のみ指定インジケーターファイルが入ります。
(大抵の場合Indicatorsフォルダには拡張子ex4ファイルが入ります)

LibrariesにはEA作者が指定している場合のみ指定ライブラリファイルが入ります。
(大抵の場合Librariesフォルダには拡張子.dllまたは拡張子ex4ファイルが入ります)




チェックポイント 4

運用EAによって運用通貨ペアや運用時間足が指定されている場合があります。
物によっては指定外の通貨ペアチャートにEAを入れた場合や、指定外の時間足チャートにEAを入れた場合にエラーとなるEAもあります。



チェックポイント 5

上記のチェックポイント1~5までを確認し、必要に応じて修正を行った上で、それでもEAが動かない場合・不安な場合は、改めてEAをチャートに入れた上で、次にMT4のログ(記録)を見ていきます。

MT4のターミナル内にある「エキスパート」タブをクリックします。

EAの構成ファイルのインストールエラーや、MT4の設定ミス等がある場合は、赤▲!マーク付であったり、赤丸付でエキスパートタブ内にエラーとして記録表示されています。

例えば以下のケースの場合はMT4側の設定ミスによってEAの初期起動処理に失敗した場合等に出現します。

以下のケースではEA構成ファイルの内Librariesにインストールするファイルが呼び出しできなかった場合に出現します。
(MT4側設定ミスまたはLibrariesフォルダ内にインストールすべきファイルが無い場合)

次に多いケースとしてOrderSend Error xxxxという数字が入るエラーです。
よくある代表的なエラーコードをご紹介します。


OrderSend Error 133

このエラーは
口座専用チャートがあるブローカーで専用チャート以外にEAを入れた場合
出るのが大半です。
(XMマイクロ口座契約なのにスタンダード口座用のチャートにEAを入れた等)

最近このエラーで悩んでいる方が多いのですが、
ThreeTraderでは口座入金条件をクリアしたか否かにも適用しています。
(raw口座の口座条件である10万円以上の入金が一度も無い場合)


OrderSend Error 131

このエラーは
ブローカーが定める最低取引ロットよりも小さいロット値を指定している場合や、逆に最大取引ロットを超えるロット値を指定している場合に発生します。

他にもロット単位(ロットステップ)が0.1lot単位のブローカーで0.01lotを指定した場合等にも発生します。


OrderSend Error 134

このエラーは証拠金不足の際に発生します。


OrderSend Error 4111

EAのトレード設定をLongOnly設定にしている場合に発生します。
ポジション設定をLong OnlyにするとショートポジションがMT4側で行わないように制御しエラーが発生します。

実際のトレードの場合は上記のポジション部分をLong Onlyにすると発生します。
バックテストの場合は上記のポジション部分をLong Onlyにすると発生します。



OrderSend Error 4110

EAのトレード設定をShort Only設定にしている場合に発生します。
ポジション設定をShort OnlyにするとロングポジションがMT4側で行わないように制御しエラーが発生します。

実際のトレードの場合は上記のポジション部分をShortOnlyにすると発生します。
バックテストの場合は上記のポジション部分をShort Onlyにすると発生します。



上記以外にもエラーコードは多数ありますが、OderSend Errorの後に表示される数字を含め検索すると、何が原因のエラーか大抵わかります。

またOderSend Error以外にもOderModify Error(変更注文エラー)やOrderClose Error(注文決済エラー)もありますが、これらも同様にErrorの後に表示される数字を含め検索すると、何が原因のエラーかは大抵わかります。

まずEAが動かない場合は構成ファイルのインストール場所のチェックMT4の設定チェック、そしてそれでも原因が分からない場合はターミナルのエキスパートタブ内のログを見てエラーチェックを行う。

これだけで大抵の場合は自己解決できます!(˘ω˘ )b


役にたった方は投げ銭下さい(*/ω\*)



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