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落語で落ち着くと思いきや、いきなりスウェーデンに飛ぶ

 物事を説明しようと思うと、過去が沸き立ってきて、先へ進まない。

 と書いたのは昨日ですが、その日は持ち寄りランチでご相伴に授かりました。その際、認知症が話題になりました。昔のことは思い出せても今のことが出てこなくなり、それでも切符を買ってどこかに行ったりすることが出来るから、厄介なのだそうです。
 その話を聞いたあと、もしかしたら、年嵩の方が何か言葉を発するとき、思い出の引き出しを開けて整理整頓し、その上で変換しようとしているのかな?と想像しました。

作家物の器やフエルト小物。スウェーデンのトレイ。
ティーポットはニトリ。湯沸かしは山善。物事は複雑。

 私も整理整頓が苦手ですが、携わるGALLERY工+withの話に戻します。

 現在は落語会を開催しているも、元々は工芸の展覧会を毎月二回やっていました。落語専門の会場、工芸専門のギャラリー、その道に通じないとアーティストに迷惑をかけないか?去る人が出てくるのではないか? 常々不安はありますが、かつてのコンセプト「生活アート」から「人と物と事をつなぐ、木々に囲まれたスペース」へ。
 こう決めたからには暫く我慢の為所です。

 コンセプトを変えたのには理由もあります。例えば、ある個展を開催するとします。すると10年ぶりのお客様がいらして下さるのです。昔に求めて下さった作品を、ずっと大事に思ってくださっていることが分かります。
 思い出を更新するのは、ゆったりとした時間が必要なのかもしれません。
 販売するアートは、こうやって個人によって支えられてきました。

 今年4月22日の朝日新聞には、
『「買うアート」へ動く日本 世界市場の1% 「見る」は盛況』
『いちからわかる・アート作品どうやって買うの?』
「官民双方が急ピッチで動いている」

 ギャラリーという言葉では、同年3月5日の読売新聞に、
『減少する街の書店、国が本格的支援へ…読書イベント・カフェギャラリーなど個性的な取り組み後押し』

 5月の後半、GALLERY工+withでは「satouの傘とFine Little Dayのポスター展」が始まります。かつてスウェーデンで和風カフェをやる企画に誘っていただいたユミルさん。一緒に旅をした祐ちゃんと今回の計画を進めている話は、次回に続きます。

思い出の引き出しを開けて整理整頓。


続く。
お次は「覗き込む浅利に小さな地球かな(スウェーデンpart2)」です。


今後のギャラリースケジュール

5月10 日(金)
開場 18:00 開演 18:30
カモニン落語会スペシャル 九ノ一の高円寺ツアー
ゲスト:桂九ノ一
木戸2500円(参加自由の打上げあり+1000円)
電話 03-3313-5065 /メールinfo@ga-kou.com(工企画)
世話人: 浜美雪、濱田始 後援:高円寺演芸まつり実行委員会

5 月 15 日 ( 水 )
開場 18:00 開演 18:30
ひつじの古本まつり
柳家花いち、春風亭昇羊(主催)、春風亭昇市
予約 2000 当日 2300
電話 03-3313-5065 /メールinfo@ga-kou.com(工企画)

5月25日(土)~6月1日(土)
11時~19時(最終日は17時終了)
satouの傘とFine Little Dayのポスター展
入場無料、作品を販売いたします。
協力 Triangle &Co.

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