助詞の種類(現代文)
仕事で問題の校正する時必要なので載せておきます。※参照 「看護・医療系の国語常識」学研プラス
1 格助詞
① 主語を示す (が・の)
② 連用修飾語を示す(を・に・へ・から・と・で・より)
例 遊びに行く。 東京から来る。
③ 連体修飾語(の)
例 私の本
④ 並立の関係を示す(や・と)
※ 格助詞のごろ合わせ (鬼が部屋から能登でより)
を・に・が・へ・や・から・の・と・で・より
2 接続助詞
① 順接(から・ので・と)
② 逆接(が・けれど・のに・ながら)
③ 並立の関係(ながら)
④ 補助の関係(て)
3 副助詞
① 強調(こそ・は)
② 限定(さえ・だけ・しか)
③ 程度(くらい・ほど)
④ 類推 (も・まで・さえ)
例 子供でさえできる。
⑤ 例示 (など・でも)
⑥ 不確か(やら・とか)
⑦ 添加(さえ)
例 父は言うまでもなく、母さえ反対した。
4 終助詞
① 疑問 (か)
② 勧誘 (か)
③ 感動 (なあ)
④ 禁止 (な)
⑤ 強調 (ぞ・よ)
⑥ 質問 (の)
⑦ 呼びかけ (よ)
⑧ 確認 (な)
助詞の見分け方
1「の」の見分け方
①主語を示す
「が」と言い換えられる
例 星のきれいな夜
星がきれいな夜
②連体修飾語を示す
「体言+の+体言」
例 先生の家に行く。
③体言の代用(格助詞の一種)
「こと・もの」などに言い換えられる
例 走るのがつらい
走ることがつらい
2「と」の見分け方
①接続助詞(順接)
活用語につき、前提や条件を表わす
例 気がつく(活用語)と夜だった。
②格助詞(連体修飾語を示す)引用
前の部分を「 」でくくれる
例 強くなったと言われる。
「強くなった」と~
③格助詞(連体修飾語を示す)相手
「を相手に」「とともに」と言い換えられる
例 A君とデイベートを行う。
A君を相手に~
3「が」の見分け方
①格助詞(主語を示す)
体言・体言の代用「の」などにつく
例 台風(体言)が接近してきた。
例 本を読むの(体言の代用)が好きです。
②接続助詞(逆接など)
活用語につく
例 暑い(活用語)が湿度は低い。
4「で」の見分け方
①格助詞(連体修飾語を示す)
体言につく。場所、手段、原因などを表す。
例 図書館で調べる。
②接続助詞「て」の濁音化
動詞の音便形につく
例 飛行機が飛ん(動詞の音便形)でいる。
③断定の助動詞「だ」の連用形
「だ」に言い換えて文が切れる。
例 姉は看護師である。
看護師だ。
④形容動詞連用形の活用語尾
文節の前に「とても」を補える。
例 彼女はきれいである。
とてもきれいである。
5「ながら」(接続助詞)の見分け方
①動作の並行
「つつ」と言い換えられる。
例 踊りながら歌う。
踊りつつ歌う。
②逆接
「のに」と言い換えらえる。
例 疲れていながら眠れない。
疲れているのに眠れない。
6「さえ」(副助詞)の見分け方
①限定
「だけ」と言い換えられる。
例 彼さえいればよい。
彼だけいればよい。
②類推
「も」と言い換えられる。
例 私でさえできる。
私でもできる。
③添加
「(そのうえ)~まで」と言い換えられる。
例 水さえない。
そのうえ水までない。
7「に」の見分け方
①格助詞(連用修飾語を示す)
体言について用言を修飾している。
例 友人(体言)に電話をかける。
「かける」を修飾。
②接続助詞「のに」の一部
「のに」が「けれど」に言い換えられる。
例 寒いのに泳いだ。
寒いけれど~。
③形容動詞の活用語尾
「~な」の形で体言につけられる。
例 上手に泳ぐ。
上手な泳ぎ。
④助動詞「ようだ・そうだ」の一部
「よう」「そう」の下についている。
おいしそうに食べる。
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