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モパーウォレット

こんにちは 皮革工芸師の鈴木 大輔と申します。
モパー(mopar)という言葉をご存知でしょうか?
自動車やカーレース好きの方ならご存知かと思いますが
元々はアメリカの自動車三大メーカーのクライスラー社の純正部品の名前から来ています。
motor + parts を併せて「mopar」と言いますが
1937年に純正のラジエタークーラント(不凍液)に使用されたのが始まりと云われてます。
クライスラーが1960年代のNASCAR(※)で、「HEMI」と呼ばれるV8エンジンの搭載やエアロボディなどで大活躍し、市販車でも他社よりも硬派なイメージのレーシングカーを送り出しました。
そして、それらのチューニングパーツとしてmoparが装着され、大小さまざまなレースでのスポンサーシップのほか、ワークスチームにもmoparが積極的に使われました。
こうして、クライスラー系のハイパフォーマンスカー=moparという図式が定着しました。

(※)NASCARは、アメリカ合衆国で最大のモータースポーツ統括団体であり、同団体が統括するストックカーレースの総称でもある。 統括団体としてのNASCARは、1948年にビル・フランス・シニアとエド・オットーによって設立された。 (Wikipediaより)

ディズニーピクサーの映画「カーズ」でストックカーのレースとして画かれてますね。

そのNASCAR(多分1950~60年代位)の映像でmoparを冠したピットクルー達が揃いのツナギで作業をしているのですが、そのヒップポケットに無造作に突っ込まれているウォレットが一瞬クローズアップされました。
映像は古くうろ覚えではありますが 年季の入ったウォレットは作業ツナギととても似合っていて 格好良く見えました。

前世紀のピット作業イメージ

その時の財布のイメージで作られたのがモパーウォレット(mopar wallet)です。
お尻のポケットに出し入れしやすく
しゃがんだり 立ち上がったりする時に出来るだけ財布の角が突っ張らないように
蓋の左側のラインをアシンメトリーなデザインにしました。

モパーウォレットw-4a

革の色はナチュラル、ブラウン、ブラック
札入れは3か所、ファスナー式小銭入れ1ヶ所、カードスロットはw-4a、w-4b、と各種6ヶ所から8ヶ所。

モパーウォレットw-4b
w-4b
w-4b
ショートモパーウォレットw-4s
ショートモパーウォレットw-4s

しなやかなのに芯がある自家製グレージングを施したタンニン鞣しのサドルレザー。
革のヘリは職人が一つ一つカンナ掛けをした後、木製品のようなツヤが出るまで磨きこみます。
使い込む程に革の表面にも艶と照りが出てきて、「愛着もひとしお 」となることを請け合います。

モパーウォレットw-4a w-4b w-4sはここから ⤵︎ ︎

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#クーデルカレザー #モパーウォレット

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