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バレンタインは手作りチョコを。

僕は昔からチョコがそんなに得意ではない。

チョコといえば勉強や部活の合間に集中力を保つために食べる栄養補給剤という印象なのと、高校卒業まで母と姉にしかまともにバレンタインをもらったことがないというトラウマからかもしれない。(トラウマは冗談だけど本当の話)

そんな負な学生時代の話はいいとして、今回はチョコレートの話をしていきたい。と言ってもそんなにチョコの話は詳しくないし、プロでもないので、ちゃんとした話は菅井さんのnote山下さんのnoteを見てください。



チョコレート。

小さい時から記憶にあるのは、今はいない父の大好きなブラックチョコレート。いつでも家にあり、父は本当に大切そうにそのチョコを食べていた。

母は料理が好きで、イベントや記念日には何かしらお菓子を作る。もちろんバレンタインにも様々なものを作るのだが、それとは別でブラックチョコは必要なものだった。何でそんなに父が好きだったのかはわからないが、小さかった僕にとってはその苦さだ大人の味で、全く理解できなかった。

いわゆるチョコレートはどれも甘くて濃厚なものというイメージで、ずっと口の中に残る味わいが苦手だったのかもしれない。あとは苦い物も苦手だったのでブラックチョコには全く興味がなかった。

日本は比較的安価で手に入るチョコレートのレベルが高く、スーパーやコンビニのものでも十分に美味しい。ただ味わいはどれも似ていて変化に乏しく、一向に好きになれる気配はなかった。唯一好きだったのはホワイトチョコ。僕の中ではほとんど乳製品の立ち位置で、ずっと食べていられる。ダースめっちゃ食べてた。

本当に美味いチョコレートに出会ったのは最近の事。チョコではないな、カカオだな。minimal山下さんのカカオは香り高く素材本来の味わいを引き出すシンプルながら奥の深い一品だし、シェフ界隈でいうとアマゾンカカオの太田さんプロデュースのフォンダンカカオは規格外の一品。チョコ好きには物足りないかもしれないが、カカオはフルーツというのが良くわかる。

余計なものは加えずにカカオを活かす。簡単なようですごく難しい。だからこそ明確なメッセージが伝わる気もする。まあこれは凄く玄人目線な気もするので、単純にチョコを楽しむのとは違う話かもしれないが。でも一度食べて見て欲しい。カカオへの考え方はきっと変わるはず。

普段は僕のレシピを紹介しているが、今回は母のレシピを載せさせてもらいます。もちろんめちゃくちゃ美味いし、より身近で参考になると思う。小麦粉を使わないのでグルテンフリーやアレルギーでも食べれます。


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