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マルチ商法を覗き見てきた話

つい先日の事なんですが、面白い体験をさせて頂く機会がありましたので、書いていきますね。

皆さん、格安SIMってご存知ですか?
テレビでもたくさんCMがあって、興味はあるけど、会社が多すぎて訳わからないという人多いのではないでしょうか?

もともと日本はdocomo、au、soft bancの大手3キャリアがスマホ業界を独占状態で、料金も3社横ばいでした。
ある日、「独占禁止にするよ!もっと通信費を安くして!あと4割はイケるでしょ」という総務省の鶴の一声で、通信事業を始めたい格安SIM業者に大手3キャリアは自社の回線を貸してあげないといけなくなりました。

SIMカードというちっちゃなチップを入れ替えれば、通信会社を変えることができちゃいます。

今まで参入できなかった業界ですから、大きなビジネスチャンスですよね!
あらあら、いつの間にか楽天さんも、イオンさんも、LINEさんも通信事業を始めていたの?
あれよあれよと、気づけば格安SIM会社が乱立しました。

世は、通信戦国時代に突入していたのです!!

格安SIMに変えると、おおよそ月額3000~4000円ほど安くなるらしいので、家計は助かりますよね。
人件費と店舗費用をかけない方法の一つに、MLM(マルチ レベル マーケティング)所謂マルチ商法があります。連鎖売買取引とも言い、違法であるねずみ講と似ている事から、イメージはあまり良くないかと思います。

友達に紹介(勧誘)された格安SIM会社が、このMLMで販路を切り開いていました。

個人が会社と代理店契約し、毎月システム利用料を収め、自分がお客を増やせば報酬が貰える仕組みです。
報酬が毎月の通信費に充てられるので、たくさん他人を勧誘して実質無料でスマホを使っていると言う人もいました。

急にグイグイ連絡が来るようになった、久しぶりに会う友人からのお誘いで

「ごはんやお茶行こう」
×
「すごい人がいるから会ってみない?」
×
「夢ってある?」
×
「将来が不安じゃない?」

このコンボがきたら、マルチ商法に勧誘されているのかも…と心構えすると良いでしょう。

MLMは一つのマーケティングの手法であり、別に批判するつもりはありません。
営業力が高くて、時間を惜しみなく使える人なら、成功するかもしれません。
実際、話を聞いた人はカフェに駐在していて、1時間ごとにお客さんがローテーションしていました。カフェに住み着く勢いで、自分の時間をつぎ込んでいるんです。

あと、なんか勧誘する時のテクニックというか、方法があると聞きました。
「ひょっとして、今がチャンスなんじゃない?」と私もまんまとその気になり、あらよっと契約してしまったではありませんか。家に帰って詳しくネットで調べてみると、あれ、なんで私マルチ商法しようとしてるのかしら…?と我に帰りました。

仮に商品が良くても、マルチ商法というマイナスイメージからの営業はイバラの道でしょう。家族や友達がどう思うかと想像すると、急に怖くなりました。どどどどうしよう!嫌だ、やりたくない!と不安で眠れくなってしまった私には合わないな、と翌朝速攻でクーリングオフしました!

友達は私の為を想って勧誘してくれたのかもしれないですが、大切なものを盗っていかれました。睡眠です。お陰で、MLMや格安SIMに少し詳しくなりました。

もし、我こそはMLMで成功してやる!と言う鋼のメンタルをお持ちの人は、マルチ商法が違法でないとしても、特定商取引法に則ってビジネス(何故か、マルチの人はビジネスを活動という…)しましょうね!

最期までお読みいただき、ありがとうございました♡

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