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僕的「いい湯だな」

「足が伸ばせる風呂に入りたいな~」

え?それ、今言う?
ケーキ入刀でお客さんの注意が前方の新郎新婦に向いた隙をついて言うことですかそれ。

今日、結婚式場のバイト中、先輩が僕に放った言葉です。

先輩にとっては何気ない一言だったとは思うんですけど、
僕の心には一度には消化しきれないボリュームで、
今日一日頭から離れませんでした。

足が伸ばせるお風呂、か、、

そういえば、実家は足が伸ばせるお風呂でした。
厳密に言えば、足が伸ばせていたお風呂です。

シャワーヘッドをカスタマイズ。
家族各々のシャンプー類、計10本弱。
日替わりの入浴剤や定期的に行われる柚子風呂。
お風呂に雪見大福を持ち込む父の姿を、僕は小学生ながらに「なんだこいつ」って思ったのを覚えています。

何かとバスタイムへのこだわりが強い家庭でした。
こんなことを書いていたら、持ち前の好奇心が騒ぎ出し、他所の家庭のこだわりが気になってきます。
各家庭のお風呂を使わせていただくっていうのも、面白そうですね。
ぜひ、うちのお風呂をって僕の気まぐれにお付き合いいただける方がいらっしゃいましたらコメントどうぞ。
そうでなくてもコメントください。お風呂せがんだりしないんで。

この家にして、この息子。
血は争えません、僕にもこだわりがありました。

日が高いうちに窓を開けて入る風呂

毎週末、部活の午前連から帰って砂まみれのまま家に上がるのを嫌った母に勧められたのが始まりです。

一度入ってびっくり、

このプチ贅沢感たるや。
泉質、景色なんかの贅沢感は温泉の露天風呂に譲ります。
あの贅沢はお金を払って頂くサービスです。

僕がここで伝えたいのは、
自分で作るプチ贅沢感なんです。

窓開けたら外から見えちゃいますよ!
「いいんです、これが私の露天風呂です。」

今風呂にしちゃあ早くないですか?
「あえてですよ、あえてね。」

お昼から外出されないんですか?
「はい、半日分の外出を掛けてこのお風呂を頂きます。」


こだわりって素敵じゃないですか?
世界にひとつだけの「僕による僕のための僕のお風呂」ですよ!
どうです?このプチ贅沢感伝わってますか?
てか、みなさんついて来れてますか?

みんながこだわるフィールドでのこだわりも面白いですけど、
何でそこに、それだけこだわれるん?!っていうのもっと面白くないですか?

「全身ユニクロですけど、パンツはカルバンクラインのボクサー履いてます。」
「それいくらなん?」
「7000円です。」

こんな場面に遭遇したらあなたはつっこまずにいられようか。
ツッコミいれちゃう時点で関心を持っていかれてるんですよね。
好奇心をレンジでチンされてるんです。

こだわり探査機として街を歩けば、
面白いものなんていくらでもみつかってしまいそうで困りますね。

そういった発見を自分の言葉によって伝えていくことで、
僕の好奇心がみなさんの好奇心をくすぐれば、これ幸いです。

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