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【フォルケホイスコーレKompas1週間ツアー】6日目で選択した3つのこと

ツアー6日目、フォルケホイスコーレもいよいよ終盤です。

朝食バイキングでヨーグルトを入れる深めのお皿が見当たらず、平たいお皿を持っていたらブロンドヘアーの女性が「これを使って」と深いお皿を渡してくれました。

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なんて親切なんだろうか。僕はお礼を伝えた後、彼女の名前を尋ねてみました。「Nikita..」少し微笑んで答えてくれました。

1.百歳になって死ぬ準備も完璧に終わった。その時、あなたが誇りに感じることは何?

→仲間とのつながり
 地位・名声
 金

今日の授業は自分のガイディングスターを見つけようという内容。これは図を見た方がわかりやすいので、まずはこちらをご覧ください。

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目的(意志)が中心にあり、

・世の中があなたに求めていることは…
・私がチームに貢献できることは…
・私は得意なことは…
・私が本当に好きなことは…

これらを見つけ出せると、あなたを導いてくれる星(ガイディングスター)になるというお話でした。

星の頭部分に当たる「5つ目」を探しに行こうと、ピーターが僕たちを学校の外に連れ出します。

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のどかな田舎道を30分ほど歩いた先でピーターが立ち止まりました。

「今から美しい森に入っていきます。ここからは口を開かず、私が今から言うことをイメージしてください。」

〝あなたは今、百歳を迎えました。いつ死んでもいいように身支度は終えました。この先の森に続く道を歩きながら、これまでの人生を振り返ってください。そして何を誇りに感じているかを考えてみてください。〟

僕たちは太陽の光に照らされ、キラキラした花の綿毛が飛んでいく中、森に続く道を進んでいきました。

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それぞれ無言でそれぞれのペースで歩きます。

「誇りか。。」

↓ここから結構スピってます。。

歩きながらボーッと考えていると、地元の友人が3人現れました(妄想)。

そして、僕ら4人が小学生の頃、通学中に話していたように会話を始めます。「お前の人生どうだった?」と。

この妄想とも幻想とも言える経験は、過去サハラマラソンに参加した時にもありました。あの時は自分の体力が限界を超えた境地なのと思っていましたが、今回はあっさり登場してきました。

それぞれどんな人生を歩んできたかをひとしきり話した後、誇りが何だったかを4人が同じ回答をします。

「お前らと一緒に過ごしてきたこの長い年月だ」と。。

↑ここまでスピリ。。

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ピーターがここで終了と言わんばかりに立ち止まった後、皆でそれぞれ何を誇りと感じたのかをシェアをしました。

僕のこの飛んでる話も受け入れてもらえたので、ここにいるメンバー全員すごいな!と改めて感じるのでした。笑

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この選択をしたことがもたらしたこと
→大事にできる友の存在に改めて気が付くことができた

画像4途中で驚いたことがありました。実はこの時進んでいた道は、僕が数日前「これ以上進むと戻って来れない」と引きかえした道とつながっていました。面白い縁もあるものです。

2.未来のシーンを絵に書くことになった。どんな絵を描く?

→仲間と並んで奮起する絵
 未来に絶望してやさぐれている絵

僕が書いたのは満点の星空が見える丘の上で、僕を含めた3人が流れ星に決意表明をしている絵でした。

おそらく昨晩、皆で撮った写真のイメージが強く残っていたのであんな風に仲間とプロジェクトを動かしていきたい。そんな想いがあったからです。

そのチームが解決していこうとしている課題は、自己肯定感の持てない若者の心の支援です。

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自分のことが好きになれない人が、自分のことを好きになれたら、きっとその人の人生は豊かになっていく。

過去の僕自身がそうであったように「自分なんか。。。」と思っている人のチカラになれる仲間が出来たら。なんて思いを描きました。

さらにその描いた絵をシェアする時間があり、これを叶えるためには今から何が必要なのか、その絵の先で何を考えておくといいのかが浮き彫りになりました。

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この選択をしたことがもたらしたこと
→僕が叶えたい未来とそのための課題が見えた!

3.「あなたとあなたの人生について教えて?」と聞かれた。何て答える?

未来の絵のシェアが終わってソファーで話をしていると、今朝お皿を交換してくれたニキータが通りがかりました。

↓俺のターン!

僕は彼女を呼び止めてデンマーク人の若者も劣等感を持っていたりするのかを聞いてみました。

彼女は「Yes」と答えました。SNSで他人と自分を比較してしまうので彼女自身、すべてのSNSを辞めたとのこと。

僕は気になりました。友だちとのつながりがなくなってしまったら寂しくなったりしないのかと。

けど、彼女は友達と電話をしたり、直接会うことで寂しいと感じる事はないと言います。確かにSNSがない時代は僕らはそうやって過ごしていました。SNSの表と裏。時代がいくら取り立てたとしても、扱う方法は人それぞれの価値観に揃えるのがいいですね。

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「あなたが好きなことは何ですか?」彼女に興味が出た僕はもう一つ質問をしてみました。彼女は「歌を歌うのが好きよ。」と。

昔は合唱団にいたこともあったそうです。「それじゃ今、歌ってよ!」と伝えましたがさすがに断られてしました。。

↓ニキータのターン!

続いて、彼女から質問を受けました。

「Tell me about you and your life.」

ディープクエッションですね。。

「僕は日本では写真屋さんで働いてます。それとは別に、自己肯定感を持てなくて悩んでいる若者に対して、何かチカラになれるようなことがないかを模索しています。」そう伝えました。

どこまで彼女に伝わっていたのかはわかりません。けど、彼女との会話は全てダイチさんが翻訳をしてくださったおかげで、僕は彼女と少しばかりの意思疎通ができました。

ダイチさんは言いました。

「岩田さんが一生懸命な姿勢で彼女に質問をしていたので、彼女もまた一生懸命になって答えていましたよ。英語をできるだけシンプルにして伝えてくれていたのは、あなたに伝えようという気持ちからだと思います。」

僕は嬉しくなり、彼女に聞かれた質問に対して、もっと答えられるように生きていきたいと思うのでした。

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この選択をしたことがもたらしたこと
→答えたことを実現に向けていくという気持ちが高まった!

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