あと4年で海に沈むと言われたルビャオ・クヌード灯台は、80m移動するための工事が始まっていた
僕がデンマークへの旅に出る前にルビャオ・クヌード灯台のことを調べたら、波の侵食によってあと4年で海に沈みゆく運命にあるということでした。
「そりゃ今のうちに見に行くっきゃない!」と思って、苦労の末に現地へ到着すると、確かにかなりの崖っぷちに建っています。
ほんまスゴイとこに建ってますな。
崖の上から見下ろすと砂浜まで見えました。
めっちゃ綺麗でしょ?
灯台に近づくとフェンスに囲まれていた
なぜか周りをフェンスで囲まれていたので、灯台の上に設置された飛行石を拝みたくとも中には入れませんでした。
これは残念。。
もうすでに倒壊の危険があるからなのですかね。灯台の上からの景色を楽しみにしてたのですが仕方ない。
しばらく灯台周辺の砂丘をうろつく
それでもこの辺り一帯の風景に心を奪われていたのでしばらく写真を撮り歩きました。
まるで灯台をイメージしたように積まれたレンガ。
砂丘の穴ぼこは全部人の足跡。
砂丘から北には小さな町が見えます。(僕はこの夜、この海岸沿いを歩いて北上します→後日改めて書きます)
ジャンプ写真は欠かせない
こういう広大な場所に来るとジャンプしたくなるのはきっと僕だけではないはず!
カメラがあれば僕はどこでも遊べる気がする、、
トワイライトタイムがやってきた
気がつくと灯台の影もすっかり伸びるほどの夕暮れが迫ってきていました。でも時間はもう20時とかなんです。
北欧の夏は日照時間が長く、冬は逆に短くなる地域なんですね。場所によっては一日中夜にならない白夜があるって聞いたことありますよね。
途中、ウェディングフォトを撮っているカップルもいました。
レゴのR2-D2とBB-8のキーホルダーを付けていったのですが、理由はコレを撮るため。C-3POにもいて欲しかった、、
1人のデンマーク人青年との出会い
僕は灯台と星空の写真を撮ろうと予定していたので、この辺り一帯が見渡せる小高い丘で佇んでいました。
すると一眼レフを持った現地の人っぽい男性が僕の近くで写真を撮り始めました。
↑この写真の右に立ってるお兄ちゃん
日本でもこういう場で写真撮っている人に悪い人はいません。特に同じ趣味の人間には共感が生まれる為、割と仲良く話せるものです。
「Hi〜!」
勇気を持って話しかけてみました。
彼もニッと笑って「Hi〜!」と返してくれます。デンマークで出会った方の多くは、こうやって挨拶を返してくださるので本当に嬉しい。
彼との話は改めてnoteに書きますが、彼が教えてくれた重要なこと。それが「このルビャオ・クヌード灯台は倒壊を防ぐために80m移動する工事が始まったみたい。だから今、中には入れなくなっているんだよ。」という灯台が存続するという嬉しいニュースでした。
よかった。
この砂丘と海が描く風景に灯台があれば、ここは世界に唯一無二の美しい場所であり続けるでしょう。
ここへの行き方ガイドも改めて書きますので、このnoteを読んでくださった方がデンマークに行かれる際は、ぜひこちらのルビャオ・クヌード灯台へ足を運んでください。
地球の美しさを五感で感じられる景色が待っています。
Rubjerg Knude
Fyrvejen 30, 9480 Løkken, デンマーク
+45 96 24 10 50
https://goo.gl/maps/TxsEsg13HQmyEWDs5
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