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ドライカットシザーの選び方

はじめに、

色々なドライカットシザーがあるなかどのような点に違いがあるのか、

選ぶポイントは、

1,刃線のカーブの度合い
  ドライカットシザーを選ぶ際、最も重要な部分です。カーブが大きいほどスライドしやすく、滑らかに切れます。
カーブが大きくなればシザーの幅も大きくなり全体的に太くなります
だからと言って、スマートな形がいいからと言って細めのタイプを選ぶとスライドしにくくなります。

2,長さ
  ほとんどが5,5インチから6インチの間で展開されています。
ベースカットシザーは使う人の手の大きさを考慮して選ぶと思いますが、
ドライカットシザーは使う人の手の大きさで選ぶということはないです
むしろ作るヘアスタイルによって選ぶことが多いです。
ロング~ミディアムですと、6インチあった方がいいでしょう。
ショート・ボブになって5,5インチがいいかなって思うくらいです。

3,ハンドルの種類
  ドライカットシザーに関しては、メガネハンドルを選ばられる方が多いです。
ベースカットシザーが段違いや立体ハンドルを使っていいるからと言って、ドライカットシザーもそろえた方がいいというわけではありません。

当社のドライカットシザーのラインナップにどのような違いと特徴があるのか、品番ごとにまとめてみました。

XK60

特徴:刃線のカーブ400R~500R、刃元・刃先ともに幅広にして重心バランスを前方になるように設計。
刃線のカーブと重心バランスが絶妙に相性が良く、スライドカット・ストロークカット・チョップカット等が滑らかになり、安定した使用感を得られます。

XK60は、90年代中頃に販売開始しました。
そのころはまだドライカットシザーというジャンルが無く、XK60の登場がドライカットはドライカットに適したシザーを用いるという動きを作りました。
まさに、ドライカットシザーの原点と言ってもいいと思います。

どのようなドライカットシザーが自分に合うかがわからない”、
”間違った選択はしたくない”といった方には、
ドライカットシザーの原点と言えるXK60をおススメします。

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XK 60 | Online Shop (kouho-new.com)

OS-1

特徴:OS-1は、XK60をベースに刃先を細くし、刃線のカーブは刃元から刃先にかけて500R均一にしています。
刃先が細く、刃線のカーブが一定であるので特に”スライドカット”に適しています。
スライドカットをメインにされる方には、オススメです。

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XK55DUR

特徴:XK60の5,5インチバージョンとして過去に存在したXK55をバージョンアップしたのが”XK55DUR”。

刃材は粉末ハイス鋼を使用し、ネジ・触点をDUR仕様に変更したことで、切れ味が増し、シザーの開閉の精度が向上。

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KWR60

二枚の刃の真ん中から先端にかけて上方向に反らした、カーブシザー。
KWR60は、OS-1をベースに製作した”柳刃のカーブ”。
スライドカットやストロークカットは勿論、チョップカットなどにも使用でき、柔らかい質感を作るにはこのシザーが最大限に持ち味を出してくれるでしょう。

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KXR60

KWR60同様のカーブシザー。
KXR60は、ベースカットシザーのKX60をベースに製作したカーブシザー。
柳刃ではなく、”直刃のカーブシザー”。

E-1

E-1は、エフィラージュカットのために製作しました。エフィラージュカットはフランスの有名サロンの独自のドライカットで、日本からフランスに渡り技術を習得されたからの依頼で製作しました。
実際フランスで行われているエフィラージュカットは、細く軽いシザーで行われていますので、寸法と重さも現地で使われているシザーに近づけて作成しました。
細く、薄く、軽いという条件をクリアしながら、安定してしっかりとした切れ味も兼ね備えています。

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EX-1

STELLAシリーズの中のエフィラージュカット用シザー。
EX-1は粉末ハイス鋼を使用、E-1より厚みがあり重量も約5g重くなっています。
E-1に比べ厚みと重量が増した分パワーが増し、小回りの良さとパワフルな切れ味を兼ね備えたモデルです。

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ZACC DRY

ZACCシリーズのドライカットシザー。
刃線のカーブは600Rとドライカットシザーの中ではカーブの具合は控えめな方です。
刃幅もXK60の様な柳刃のように太くなく、ベースカットシザーの刃幅に近い。
ドライカットで、柳刃のように太くなくスマートに扱えるドライカットシザーをお好みの方にはおススメ。

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HVD2

HV(HEAVENS)シリーズのドライカットシザー。
刃線のカーブは刃元から先端まで均一の400Rで、400Rの二枚の刃で滑らかにスライドカット出来るように、刃元の幅と長さのバランスを計算して設計しています。
ハンドルも立体ハンドルを採用し、刃部とハンドルの付け根部分を滑らかなカーブを付けて設計されていますので、しっかりと安定したグリップになっています。

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