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9月28日はパソコン記念日

1979(昭和54)年この日は、のちにNECのヒット作でパソコンブームの火付け役となり、ネットやマルチメディアの恩恵を日本人に与える基礎を築いたパーソナルコンピューターPC8000シリーズが発売された日。とにかく、PC―8000シリーズはソフトウェアが豊富でゲームからワープロまで整っていたし、ソフトウェアにヒット作が豊富だったというのが私の感想だ。
というのも、私もPC―8801SRという機種を持っており私と弟で10年くらい使いまわした(末弟は16ビットPC―98シリーズを両親からプレゼント(諸々、合わせて30万くらいした)、2台を使いまわしていたため、私よりコンピューターに理解が深く、今やお役所の研究所勤務だ)。
今や家電となり、一家に1~2台は当然にあるのが令和だ。


さて、パソコンと双璧を成していたマイクロコンピューターがあったのを皆さんは御存じだろうか? それは、ポケットコンピューター。パソコンのような大画面ではないがスマートフォンぐらいのモノクロ液晶ディスプレイを持ち、ベーシック言語と関数電卓の機能を持ち合わせたものだ。こちらは貧乏学生にシェアーがあったし、ノートパソコンのように持ち歩ける手軽さがうけていたが、ノートパソコン(ラップトップではない!)の出現と小容量化・低価格化により衰退していった。
でも、私にとりパーソナルコンピューターやポケットコンピューター、ノートパソコンの出現は人生に幸いしたといっても過言ではない。


なぜなら、小学生の時は珠算が出来ないと職には絶対に就けないというのが社会通念だった。パーソナルコンピューターやポケットコンピューター、ノートパソコンの出現で数式を理解、応用し、正確にプログラムに落とし込めれば計算で間違えることはない、間違いと言っても、せいぜい入力ミスくらい。あとは 算数的な考えで演算したか? 数学的な考えで演算したか? で演算結果は異なる。例えば、6÷2(1+2)の解は数学的な演算をすると1になり、算数的な演算をすると9となる[詳説:https://www.youtube.com/watch?v=IkMF411FPOk]。
「珠算が出来なければ生涯浮浪者」と私の通っていた珠算塾の塾長は煽っていた。だが、珠算塾の劣等生も計算の煩わしさから解放され結果、情報処理の基礎理論と応用への理解を深めることが出来て情報処理資格を4つと実用英語検定1級を持ち、自分の研究に没頭する事がもっぱらの仕事であり、浮浪者に身をやつすこともなく過ごせている。


パソコンの黎明期でもゲームからワープロまでソフトが豊富であり、ベーシック言語が一般に広く普及していた。また、パーソナルコンピューターは、自分のやりたい事に密接に絡んでいたので、やりたい事の学習ができていれば、その周辺の知識を取り入れ、プログラムすることが割と容易だった。
私も機械語とBASICしか知らなかったが、派遣先の都合で部品管理と製品の出入荷情報のデータベース構築をする際にデータベース知識(なんとこの頃は、データベースの構築がパソコン上でできるようになったため、データベースの概念から構築までの入門書が付録としてついてきていた!)を頭に入れた後に、データベース構築言語を見たがBASICに似ており、進捗表より早くデータベースを構築することが出来た。出来具合もなかなかで直ぐに他部署から依頼され、類似プログラム作っていくほどだった。
珠算はそろばんを使い演算をしていく、ゆくゆくは簿記へと繋がって行ったのだろうが、小学生の珠算でははるか遠く、また、小学校・中学校・高校普通科ではテストでそろばんが使える訳でないし、身近さでは授業で使う電卓、いや、タブレットの比ではない。

ところで、珠算塾って今でもあるのだろうか?

次回の更新は10月12日です。
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