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完全自分用 藤過去ログ+α

[メイン] 語り手(藤) : ── 私の故郷は、上野国(こうずけのくに)のとある村だ。たいして大きな村ではないが、それでも優しい村人と美しい自然の風景のある、良い所だった。

[メイン] 語り手(藤) : ── 遠井家は武家としてその村にあり、私は父と母、そして2人の兄と姉が1人居た。

[メイン] お藤(小藤) : 「……兄さま!松一郎兄さま!」

[メイン] 松 : 『ああ、お藤。どうしたんだ?青柳と筆のお稽古をしていたのではなかったか?』

[メイン] お藤(小藤) : 「今終わったの!兄さま聞いて、今日はお筆の先生に"トメハネが上手くなった"と言われたました!」

[メイン] 松 : 『そうか、お藤は賢くて偉いな』

[メイン] お藤(小藤) : 「ふふふっ、くすぐったいです兄さま」

[メイン] 語り手(藤) : ── 長男である松一郎兄さまは、とても優しくて賢くて…尊敬していた。何とか兄さまに褒められようと、よく色々しでかしたものだ。

[メイン] 松 : 『菊丸にも話しておいで。きっとその話を聞きたいだろうから。

菊丸は今日も道場で居残りだ、全くやんちゃな奴だよ』

[メイン] お藤(小藤) : 「はいっ!」

[メイン] 語り手(藤) : ── 兄弟皆、本当に仲が良かった。今すぐにあの頃に帰りたいと思う程、平穏で幸せな日々だった。

[メイン] お藤(小藤) : 「菊丸兄さま!……?あれ、いない…?たしか道場にって……」

[メイン] 菊 : (後ろから近付き)
『………………ワッ!!!』

[メイン] お藤(小藤) : 「ひびゃああああ!!?」

[メイン] お藤(小藤) : 「き、菊丸兄さま!!いつもそうやってお藤を驚かすんだから!」

[メイン] 菊 : 『ははは!いやぁ悪い悪い!お藤はすぐびっくりして泣いちゃうもんだから、面白くてつい、な』

[メイン] お藤(小藤) : 「な、泣いてないです!びっくりしただけだもん!」

[メイン] 菊 : 『本当かぁ?

はははすまんすまん。ほら、そんなむくれっ面だと可愛いお顔が台無しだぞ?』

[メイン] お藤(小藤) : 「むぅ……」

[メイン] 語り手(藤) : ── 菊丸兄さまは元気はつらつとした、悪戯好きでやんちゃな人だった。
よく屋敷の庭で追いかけっこをしたな。なかなか勝てなくて悔しくて、日が落ちるまで勝負を挑んでいたな……まあ、今思えばあれでも手加減されていたのだが。

[メイン] 青柳 : 『悲鳴が聞こえてきたと思えば……お藤、また菊丸兄様に意地悪されたの?』

[メイン] お藤(小藤) : 「!青柳姉さま!聞いて、菊丸兄さまったらひどいの!」

[メイン] 青柳 : 『菊丸兄様!あんまりこの子をいじめないであげてください。怖がりですぐ泣いちゃうんですから』

[メイン] 語り手(藤) : ── 青柳姉さまはとても優しい人だった。少し身体が弱かったが芸事が上手で、姉さまの奏でる琴の音を聴きながらうたた寝をしてしまうこともよくあった。

[メイン] お藤(小藤) : 「青柳姉さままで......!もう、次は驚かないんだから!」

[メイン] 青柳 : 『そう?ふふ、2人は本当に仲が良いこと。

……ああ、せっかく朝可愛らしく髪結いしてあげたのにもう崩れてしまったわ。お藤、こちらにいらっしゃい』

[メイン] お藤(小藤) : 「はあい。
…姉さまの髪はとてもきれいなのに、どうしてお藤の髪はこんなにくせ毛なの?お藤も姉さまみたいにまっすぐな髪が良かったです」

[メイン] 青柳 : 『あら。私はこの柔らかい髪が好きですよ。

ほら…名の通り、藤の花びらのよう』

[メイン] お藤(小藤) : 「!
姉さまはお藤の髪、好き?」

[メイン] 青柳 : 『ええ、好きよ。

女の子の髪は大事なものだから、傷付けたり、切ったりしてはいけませんからね』

[メイン] お藤(小藤) : 「はあい、大事にします。
……青柳姉さま、父上は仏間ですか?今日描いたお習字を見せにいきたいの」

[メイン] 青柳 : 『ええ、父上は今仏間でお仏壇の埃を払って、お供えとご祈願をしていらっしゃるわ。後になさい、また怒られてしまうわよ』

[メイン] お藤(小藤) : 「むう……父上は、仏さまに何をお願いしてるのですか?」

[メイン] 青柳 : 『家族皆が幸せで健康に生きられますように、ってお祈りしているのよ、きっとね』

[メイン] 語り手(藤) : ── 父上は毎日仏壇を掃除し、中に奉られた御仏にお供え物をし手を合わせるのが日課だった。幼い私は、仏などにあまり興味がなかった。

[メイン] 青柳 : 『さ、そろそろ昼餉の準備をしましょう。お藤ももう米を炊くくらいは出来るかしら?』

[メイン] お藤(小藤) : 「お藤だってもう6つだもの、それくらい出来るわ!」

[メイン] 青柳 : 『そう言ってこの間のご飯はお焦げがたくさん出来ていなかった?』

[メイン] お藤(小藤) : 「う……今日は大丈夫です!」

[メイン] 語り手(藤) : ── 幸せだった。
自分で言うのも何だが、周りからとても可愛がられていたし、恵まれた環境だったと思う。

[メイン] お藤(小藤) : 「…ねぇ、松一郎兄さま。あの仏壇の中には御仏さま以外に何が入っているの?」

[メイン] 松 : 『仏壇の中かい?確か御仏様と、お供えした物、線香刺しやお鈴、御先祖様の位牌……あと、護り刀があると聞いたな』

[メイン] お藤(小藤) : 「まもりがたな?」

[メイン] 松 : 『ああ。人が亡くなった時に棺へ置いて、死者の国へ安全に行けますようにという願いが篭ってるらしい。

[メイン] 松 : でも恐らくあれは、母上の嫁入り道具だろう』

[メイン] お藤(小藤) : 「じゃあ、母上が持ってきたの?」

[メイン] 松 : 『ああ。そしてお藤や青柳がお嫁に行く時、危険から身を守るようにと持たせてくれるんだよ』

[メイン] お藤(小藤) : 「!じゃあお藤も松一郎兄さまや菊丸兄さまみたいに、刀でお侍さまになれる?」

[メイン] 松 : 『うーん、お藤は女の子だから侍にはなれないだろう。

お藤はもっとよい女になって、健康で幸せになるんだよ。

本当は、お藤が好きな人に嫁げれば良いのだがな。…時折剣道の稽古に来る村長の長男とか…』

[メイン] お藤(小藤) : 「!?!?な、なんで…」

[メイン] 松 : 『ははは!やはりお藤はああいう頼りになるような奴が好みか』

[メイン] お藤(小藤) : 「ちちち、違いますっ!!」

[メイン] 松 : 『ははあ、なるほどなあ…これは家族皆に報告しておかねばならんな』

[メイン] お藤(小藤) : 「〜〜ッ!!松一郎兄さまっ!!」

[メイン] 松 : 『分かった分かった、皆には言わないでおくから』

[メイン] 語り手(藤) : ── ……だから、思いもしなかったんだ。あの日、あの夜…皆が寝静まった時。

[メイン] 語り手(藤) : ── この幸せな屋敷で
死の燻る匂いを嗅ぐことになるなんて。

[メイン] お藤(小藤) : 「……?
……あつい」

[メイン] 語り手(藤) : ── 目を開けたら、そこは燃え盛る地獄と化した寝室だった。

[メイン] お藤(小藤) : 「!?ッ……ゲホッゴホッ!!か、火事…!?姉さま!青柳姉さま!!」

[メイン] 青柳 : 『あ……う………?』

[メイン] お藤(小藤) : 「青柳姉さましっかりして、早くお外へ!」

[メイン] 語り手(藤) : ── 正直、この時のことはあまり覚えていない。思い出したくないからか、ぼんやり朧げな部分が多いのだ。
ただ、その音は今でも覚えている。みしりみしりと、私達にのしかからんとする音。屋根の梁が、私達を……いや、正確には"私"を目掛けて崩れてきた。

[メイン] 青柳 : 『おふ……じ…!!』

[メイン] お藤(小藤) : 「……!?ッあ……」

[メイン] 青柳 : 『ッ"!!あ"あ"ぁぁッ!!』

[メイン] 語り手(藤) : ── 姉さまは私を庇った。
熱された木屑が、姉さまの白く細い首すじを焼く音がする。

[メイン] お藤(小藤) : 「ひっ!いや!!姉さま!!青柳姉さま!!」

[メイン] 青柳 : 『……ッお藤、お藤……落ち着きな…さい。いい子だからよく…お聞き。今のうちにお…お逃げ、火が回りきる前に…早く!』

[メイン] お藤(小藤) : 「でも、でも姉さまが!」

[メイン] 青柳 : 『大丈夫…だから、ほら早…く!』

[メイン] お藤(小藤) : 1d100 (1D100) > 44

[メイン] お藤(小藤) : 1d100 (1D100) > 34

[メイン] 青柳 : 『藤、あなたは生きて、生きて健やかに、優しい子に…』

[メイン] 語り手(藤) : ──………………ああ、姉さま……。

[メイン] 語り手(藤) : ──…私は怖くて逃げ出してしまった。

[メイン] 語り手(藤) : ──屋敷をなんとか出て私が見たのは、
村全体を包む大きな大きな炎の影だった。

[メイン] お藤(小藤) : 「あ、ああ、火が……」

[メイン] お藤(小藤) : 「どうして全て燃えているの…」

[メイン] お藤(小藤) : 「!そうだ……姉さま!兄さまぁ!!」

[メイン] 語り手(藤) : ── 私がそう叫んだ時、屋敷は一気に崩れてしまった。
私は1人、生き残ってしまったのだ。

[メイン] 語り手(藤) : ── その後、他の村人や微かに居た生き残りの者達で、死者を弔う通夜を行った。
その時は泣きすらせずに、ただ呆然と並ぶ仏花を眺めていた。

[メイン] 語り手(藤) : ── 通夜の時、他の村の者達がこんな事を話していた。

[メイン] ??? : 『なんでこんなことに。■■様の兵士■■■■■■のか?!おかしくねえか?』

[メイン] ??? : 『なんか、火がつく前に■■■がいたとかなんとか……証拠が無いからなんとも言えないけどねえ』

[メイン] ??? : 『遠井さんの家が1番火の回りが早かったみたいだぜ。まあ武家だったからな、どっかから恨みを買っていたんじゃねえか?』

[メイン] お藤(小藤) : 「…………」

[メイン] 語り手(藤) : ── 恨みを買うだと?そんな訳はない、私の家族が死ななければならない理由なんて、あるはずがない!

[メイン] 語り手(藤) : ── ……。通夜が終わり、翌日私は火が消えて変わり果てた屋敷を見に行った。
花が咲いていた庭も、剣道の稽古場だった道場も、姉さまの琴を聞いたあの和室も、全て全て黒焦げていた。

[メイン] お藤(小藤) : 「……?あれ……。
この扉……」

[メイン] 語り手(藤) : ── ただ一つだけ、少し小さいが頑丈に閉められた両開きの扉が出てきた。

[メイン] お藤(小藤) : 「この扉は……お仏壇の……」

[メイン] 語り手(藤) : ── それは父上が毎日祈願をしていた、あの仏壇だった。仏壇は特に頑丈に作られていて、二重扉になっていたのだ。私はそれを開けてみた。

[メイン] お藤(小藤) : 「……あ…」

[メイン] 語り手(藤) : ── そこには、それはそれは丁重に手入れをされ、磨かれ、火事の前と何ら変わらぬ仏像が奉ってあったのだ。仏具もお供え物すら無事で、強いて言えば線香が全て折れていたくらいだった。

[メイン] お藤(小藤) : 「ッひぐ……う、う"、うわあ"あ"あ"あ"!!」

[メイン] 語り手(藤) : ── やるせないじゃないか……きっと父上は私達の家族のことを思ってそれの手入れをしていたというのに…家族は皆死に、仏像は全く無傷でそこにあるなんて。

[メイン] お藤(小藤) : 「う"、う"ぅ"……!!なにが、なにが仏だ……!!どうして姉さま達がこんな目にあって、お前はのうのうと守られていたんだ!!」

[メイン] 語り手(藤) : ── 待っているだけでは何の救いもない、それどころか火事の犯人……"仇"も逃してしまうことになる。

[メイン] 語り手(藤) : ── だから私は決意したのだ。
仏壇から、兄様に聞いた護り刀を取り、

[メイン] 語り手(藤) : 自分の髪を切り落とした。

[メイン] お藤(小藤) : 「絶対に復讐してやる……たとえ何を犠牲にしても!!」

[メイン] お藤(小藤) : 「"私"を敵に回したことを、後悔させてやる!!
その者だけじゃない、その妻、子、兄弟姉妹…汚らしい血が続く限り全員殺してやる!!」

[メイン] お藤(小藤) : 「小さな"お藤"は死んだ!今ここで、家族の元に旅立ったのだ!!」

[メイン] 語り手(藤) : ── …………。
その日は晴天だった。
皮肉なくらいよく晴れて、太陽が暑く照りつけていた。

[メイン] 語り手(藤) : ── だから私は火で焼けて苦しかったであろう家族の為に、雨を降らせてやりたかった。
天が降らせてくれぬのなら、私が敵の血で赤い雨を降らせる。そう決めた。

[メイン] 遠井 藤一郎(小藤) : 「……だから性別を偽り、侍として仇を探りながら生きてきた。この"雨柳"と共にな」
と、刀を撫でる。

[メイン] 遠井 藤一郎(小藤) : 「その後先生に拾われ、刀の基礎を教わったということだな」

[メイン] 遠井 藤一郎(小藤) : 「こんなところだ、…あまり面白い話ではないな。
そしてすまなかった。復讐の為とはいえ正体を隠していて申し訳ない。
……特に砕、すまぬ。このような主人では、愛想を尽かされても致し方がないな」

[メイン] 砕(サイ) : 「……主様にそんな過去が……」

[メイン] 五郎 : 「そのような…ことが…」

[メイン] 五郎 : 「女子として生き、そこから武士として…ですか…」

[メイン] 西園寺 政継 : 「……仇、か。なるほどな」

[メイン] クマシデ : 「…そのような理由が」

[メイン] 一心斎 : 「んで、ワシが拾ったってわけじゃな!」

[メイン] 遠井 藤一郎(小藤) : 「はい、先生は、最初誰なのか分かりませんでした……。20年前のことですし、その……見た目も変わったので」

[メイン] 天翔 : 「そのような…大変な幼少を…」

[メイン] 砕(サイ) : 「なるほど、なるほど……」

[メイン] 遠井 藤一郎(小藤) : 「空気を重くしてしまったな。結局のところ、私は敵討ちの為にこうしているというだけだ。だから気にしないでくれ」

[メイン] 砕(サイ) : 「先ほどは大変失礼を致しましたーーーーーッ!!」 一心斎の方を向いて土下座

[メイン] 一心斎 : 「ふぉっふぉっふぉ、ワシがまだまだ現役だったころじゃからなぁ」

[メイン] 一心斎 : 「よいよい気にするな。元気が良くて結構というやつじゃ」

[メイン] 砕(サイ) : 「お気遣い痛み入ります……」

[メイン] 西園寺 政継 : 「俺は武士じゃないから敵討ちというのはあまりわからんが、つまり遠井は身内が皆殺しにされたから仇の家族も皆殺しにしてやろうと、こういうことか?」

[メイン] 西園寺 政継 : 「憎い相手と同じ立場に立つことになるが、それを望んでいるということか?」

[メイン] 遠井 藤一郎(小藤) : 「……何が言いたいんだ?」

[メイン] 西園寺 政継 : 「ん、言い方が悪かったか。お前は家族を殺されて復讐を誓ったんだろ? それで仇も家族諸共殺すことにしたんだろ?憎くて仕方ない奴と同じところまでなんでわざわざ堕ちるんだ?」

[メイン]遠井 藤一郎(小藤) : 「……。
復讐とはそういうものだろう。
私や家族達が味わった苦しみや辛さを全てその身に受け、最後にそやつ自身も燃やし殺す。
それが私の生きる意味だ」

[メイン] 西園寺 政継 : 「家族の苦しみも含めた苦痛を与える、か。難しいな。お前の家族のことは知らんが、家族と言えど他人なんだからお前がしたいことは結局独りよがりなんじゃないか?」

[メイン] 西園寺 政継 : 「うっぷんをはらすためにただ殺したいだけじゃないのか?」

[メイン] 遠井 藤一郎(小藤) : 胸ぐら掴み、ぐいっと顔近く引き寄せる。

「……家族とはいえ、他人……?お前、家族……もしくは大切な人は居ないのか?その大切な者が理不尽に死ぬ悲しさを、味わったことは無いのか?

鬱憤……確かに私は相手に怒りをぶつけたいのかもしれない。しかし私が八つ裂きにしたいのはあくまで仇だ、お前はまるで私が快楽殺人鬼のように言うのだな」

[メイン] 西園寺 政継(0) : 「家族?私にもいるぞ。鬼や妖のように沸いてくるわけではないからな。大切な、というのであれば私も同じように肉親は無くしているぞ?
賀茂道雪殿の所で話した話は覚えていないのか?

理不尽とは思うし悲しくも思うがずっと思い続ける意味が分からない。

何で皆はそうやって同じ感情を思い続けられるのだ?」

[メイン] 西園寺 政継 : CCB<=75 【アイデア】

[メイン] 西園寺 政継 : CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 38 > 成功

[メイン] ??? : 「まったくお前は馬鹿のようで真面目でもあるな。わからない感情について考えるなんてな。いいか政継、お前のその問答に本気で、感情的に対応してくる奴が居たら大切にするんだぞ。人間自分と違うやつは嫌悪して距離を放してくるからな」

[メイン] 西園寺 政継 : 「わからないものは気になるでしょう。だから面白いんです。でも……、あぁ、たしかに。もし、私が言ったことに対して正面きって胸倉掴むような人がいたら、私なりに少しとどまって考えてみることにします」

[メイン] ??? : 「そうかそうか。私はもうじき居なくなるが、いいか『分からない』を理解しようとするのを忘れてはいけないぞ。それがお前を■から■にする唯一の方法なんだからな。…まあこの会話もお前の記憶からは…まあいい」

[メイン] 遠井 藤一郎(小藤) : 「お前には"分からぬ"のか!?

強く心に燻った感情は、例え何年経とうがこの身が滅びようが残るものだろう……!
桜の木が、傷から腐り枯れるしか無いのと同じように…いくら治療をしようが綿を詰めようが、侵食は止められない。
私は仇を許せぬ、その気持ちは何があっても変わらない!」

[メイン] 西園寺 政継 : 「……(ハッと我に返る)。 …………そうか、遠井はそうなんだな。……いや、悪かった。言い過ぎた。誰にでも踏み込まれたくない部分は、あるだろうな。お前は仇を殺したいほど許せなかった、そこまで分かればいいんだよな。悪かった」

[メイン] 天翔 : 「クマシデ殿、止めなくてよいのか」

[メイン] 遠井 藤一郎(小藤) : 「ッ……お前は本当に人を馬鹿にする事が得意だな……?
私がどれだけの覚悟を持っているのか、この刃の切れ味をもって味わわせてやろうか……!」

[メイン] 一心斎 : 「ん、果し合いか?いいのうワシもよくやったものよ」

[メイン] 西園寺 政継 : 「おいおい、お前は謝っている人間を斬り捨てるのか? わざわざ刀を抜かずとももう分かったから、その刀は仇だの郎党だのに向けてくれ」

[メイン] 一心斎 : 「果し合いなら刃を潰した刀は貸すが、わしらが扱うのと違って場合によっては死ぬからのう。気を付けるんじゃぞ!」

[メイン] 遠井 藤一郎(小藤) : 「……ッ!その態度が、私を馬鹿にしているというのだ!!

砕、刀を借りて来なさい!」

[メイン] 砕(サイ) : 「かしこまりましたー!」

[メイン] 市 : 「西園寺様、このままだと死にますので、チクッとしますが…失礼」
ブスッと針を刺して即時回復

[メイン] 市 : 「荒療治ですので、明日はすっごく痛いかもですが悪しからず」

[メイン] 天海 : 「ほれ、これが刀で、これが小太刀な」

[メイン] 西園寺 政継 : 「ありがとう。もう二度も死にかけたんだ、今更文句は言わん」

[メイン] 砕(サイ) : 「ありがとうございます!……主様!持ってまいりましたー!」

[メイン] クマシデ : 「落ち着け、子供のように暴力を扱うでない。…ああ、誰も止まらんか。はぁ……」

[メイン] 一心斎 : 「さあさあ手を放しなさい。今回も一撃先に入れたほうが勝ちとする。相違ないか?

[メイン] 天翔 : 「申し訳ない、こうなってしまうと止められないのだ…」

[メイン] 西園寺 政継 : 「……俺は別に争うつもりはなかったんだがな」(小太刀を受け取る)

[メイン] 遠井 藤一郎(小藤) : 「有難う。

構わぬ、お主のような輩には痛みを感じるくらいで良い躾になろう…!」

[メイン] 五郎 : 「なんでこんなことに…」

[メイン] クマシデ : 「明日には地月の方に調査へ行く頃というのがわからんのか此奴ら」

[メイン] 虎徹 : 「兄ちゃんが全面的に悪いけど頑張ってね!」

[メイン] 砕(サイ) : 「まぁまぁ、こういう時は一度殴ったほうが落ち着くものですから!」

[メイン] 西園寺 政継 : 「俺が何かしたのか……?」

[メイン] 砕(サイ) : 「何もかもお前が悪い」

[メイン] system : [ 西園寺 政継 ] HP : 3 → 13

[メイン] 一心斎 : 「全力でやるんじゃぞ!」

(※西園寺最高。好き)

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