京都工芸繊維大学 デザイン建築 編入合格体験談 前編

2020/10/2

こんにちは!

先日、合格発表があり無事に
2021年度 京都工芸繊維大学 デザイン建築学課程 3年次編入試験
に合格したので、体験談を書こうと思います。

正直、僕はほとんどの大学のレベルを分かっていないので京繊がどの立ち位置にいるのか把握していませんが、関西圏では旧帝大のすべり止めで受ける方も一定数いるみたいです。

初めに私は高専出身ですが在学中に受験したのではなく、就職から1年未満で退職。その後、浪人のような形で勉強をして受験したので、それだけご理解ください!

事細かに書くので、京繊が第一志望の方などには参考になるかなと思います。

コロナの影響で予定が変更したりとイレギュラーな年でしたが、そのことも含めて書いていきたいと思います。

前編と後編に分けますが、とりあえず前編いきましょう~


自己紹介

出身校 :関西の高専
学科  :機械科
学科順位:40人クラスの真ん中ぐらい
受験大学:京都工芸繊維大学 デザイン建築学課程(併願大学なし)
TOEICスコア:785


試験当日

いきなりですが試験当日のことから書きます。
人数などの数字に関してはおおよそだと思ってください。
試験に臨むのに事前に当日の動きをイメージしておくと、予想外の出来事に遭遇するのを減らせる&試験に集中できるのでお勧めです。

デザイン建築学課程
54/60(当日の受験者数/出願者数)
デザ建の募集人数が13人で先に推薦枠で3名合格していたので、一般で合格するのは10人だったと思います。
実質の倍率は5倍くらいですね。

受験科目
数学・英語(TOEIC事前提出)・専門(論述・図画から一方選択)

当日の動きについて
入室 8:20~8:40
説明 8:40~9:00
数学 9:00~10:30
休憩 10:30~11:00 ※
専門 11:00~13:30

※ただし解答用紙の回収などで時間を使い、次の試験の準備もするためトイレに行く時間くらいしかありません。参考書を開く時間はないと考えたほうが良いです。

試験室への入室は指定された時間よりも早く入室できました。
僕は30分早く7:50に到着しましたが、すでに5人ほど試験室に入って着席していたので早い分には大丈夫そうです。
8:40からは説明が始まります。それまでは各自で参考書などを見ていました。

試験室は一部屋。三人掛けの長机の両端に一人ずつ座って1つの机を2人で使用。
(隣の方の動きが激しければ揺れが伝わってきます)
面接が無いので服装は9割が私服、あとはスーツやクールビズスタイル。
男女比率は 5 : 1
試験監督は3人

試験内容

数学
例年通りの難易度。易しい。問題は4問で
1⃣行列
2⃣極限・広義積分の計算
3⃣極値問題
4⃣微分方程式

・問題冊子  1部
・解答用紙  4枚(B4)
・下書き用紙 1枚(B4)

解答用紙は大問1問につき1枚に書ききる。
用紙サイズは大きいが、実際に解答に使えるスペースはA4程度のスペース。
裏は使えない。

専門
・問題冊子 1部
・解答用紙 図画 1枚(横長に使う)
・解答用紙 論述 3枚(横書き)
・下書き用紙  (図画:B4 3枚     論述:A4 2枚)

~論述~
僕は論述を選択。
課題文の内容は例年通り、建築について1題、デザインについて1題。合計2題。
例年に反して漢字ではなく、簡単な英単語を書く問題が出題された。
(message, engineer ぐらいのレベルの単語を5つ)

僕が若干、不意打ちを食らったのが図解を示す問題。
「建築空間における西欧と日本の構成の違いについて、本文に即して、違いが分かるように事例を挙げた図解を示せ。」
といったような問題。自分なりに図形や矢印を用いて15cm×20cm程度の枠内に図解する。ただし文章での説明を加えてはいけない。

その他の問題は例年通り100~300文字で論述する問題が5問

まとめると、本文2題 小問が7問。

~図画~
「公園の中にある広場に土と芝生を用いて造形し、写実的に描きなさい」という問題。
作画条件は割愛します。過去問が公表されてから確認してください。

図画と論述のどちらを選んでも、両方の解答用紙が全員に配られ、選択しない方の解答用紙にも受験番号を書かなくてはいけません。
枚数が多いのでけっこう机の上のスペースはなくなります。
練習のうちから省スペースでやっておくと良いかもしれません。


受験の感想・自己採点

僕が社会人を経験してからの受験だったのもあり、もっと年上の方もいるのかと思いましたが、ほとんどが現役の学生か、高くても20代の方しかいなかったと思います。
当日は阪急電鉄が人身事故かなにかで止まっていたみたいですが、おそらく無事に全員時間内に入室できていたと思います。
(ちなみにコロナ真っ只中でしたが、試験中はマスクを外すことは可能でした。)


僕は始まる前からそんなに緊張しすぎることもなく、ほどよい緊張感をもっていたのでいい感じだと思っていましたが、6年ぶり1発目の受験だったので数学開始時は手が震えてびっくりしました(笑)
分数の線が波線になるくらい。

そんな中、僕の隣の受験者は開始15分くらいで動きが止まって、ぼ~っとしているのに気づきました。なんかおもしろくて、それに気づいてからは緊張もほぐれて手の震えもおさまってきました。

受験はなにがあるか分かりませんね。
周りのライバルもエリートばかりではありませんし、中にはとりあえず受験しに来た人もいると思います。
なので最後まで諦めずに自分に自信を持つことが大切です。

数学は手の震えでうまく書けず、消して書いてを繰り返していたので時間はけっこうギリギリになりました。1問ケアレスミスで落として
帰宅後、自己採点すると9割でした。
今年も簡単なほうだったと思います。

専門の論述は予想通り時間は足りなかったです(笑)
試験3日前に、残しておいた過去問1年分をやった時に読解・要約力の圧倒的不足に気づき、新しく買って2日間で終わらせた現代文の参考書があります。
後編でまた紹介しますが、それのおかげで2題のうち1題目のすべてと、2題目の小問1つはほぼ完璧に解答できたと思います。
その部分だけならほぼ10割取れた自信はあります。

そこまでは良かったのですが、残り図解2問と記述1問を残した状態で時計をみると、残り時間はあと40分くらいになっていました。
まあまあ焦りだします(笑)
図解は、問題文を読んだ時点でよく分からなかったので、適当に10分程度で2問を終わらせました。”事例を挙げて”と問題文に書いてあるにも関わらず、おもいっきり抽象的に描いたので、おそらくここは0点に近いと思います。

最後1問とA4一枚の読解を残して30分となりました。
気持ちは少し焦っていたり、試験監督が再度注意点について話し出したのもあって、ゆっくりと内容を整理する余裕も無く、とりあえず解答用紙を埋める方針でいきました。
解答の内容は薄っぺらなものでしたが何とか埋めることができたところで、ちょうど試験終了の合図がありました。

前半は良かったものの後半はボロボロだったので、全体の出来としては
6~7割といったところでしょうか。

まとめると
数学9割               :90/100点
TOEIC 785点  :78/100点
専門論述6~7割  :130/200点

合計 298/400点 ぐらい


試験当日のことに関してはこれぐらいです。
受験勉強期間のことや参考書などについては後編に書きたいと思います!

Fight !!!!




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