名前だけでも覚えて帰ってください

最近、立て続けに似たようなテレビCMを見て、何だか妙に印象に残ってしまった。

ふるなび

戦国布武

サイコミ

これらに共通するのは、とにかく商品・サービスの「名称」そのものを印象づけることに重きを置いて作られていると見られる点だ(実はもっと深い戦略があるのかもしれないけど)。こういう手法は当然過去にもあっただろうし(例がパッと出てこないが)、今に始まったことではないだろうけど、何となく今の時代を反映しているのかなあとも思う。

ふるさと納税サイト、スマホゲーム、漫画アプリなど、もうすでにいくつも世の中にあって、正直その中身や内容はどれも似たり寄ったりで、競合との差別化が難しいのだろう。だからこそ、まずは名前を認知してもらわないことには話にならん、というものわかる気がする。とはいえ、個人的にはやっぱり、他との違いとかユーザーのベネフィットを訴求してよ!と思ってしまうけど。

この試みが成功しているかどうかは知るすべがない。確かに認知度はそれなりに上がりそうだけど、その反面、CM好感度で損をしていなければいいなと思う。検索窓で「◯◯(サービス名) CM うざい」などというサジェストを見ると、当事者じゃないのに胸が痛む。まあ広告がうざがられるのは、何もこのテのCMに限った話じゃないんだけど。


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