告知の前にやっとかないといけないこと

はい、今週も同人イベント主催へのみち、はっじまるよー。
今週、予告と差し替えです。いや、告知よりも前に重要なこと、抜けてたことに気づいたので。今週はそんなお話。

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申込書と参加費の受け取り方法は?

長くやってると手癖で作業できるので忘れがちなんですが、主催初心者が一番最初に躓くところが「申込書」と「サークル参加費」の受取方法です。
もちろん、全てオンラインで受け取るのならばそんなことは考えなくていいし、当日サークル参加費を回収するぜ!(そういうイベントは今でも存在する)のなら口座をどうするかとか考えなくていいのです。

しかし、郵送でも受け付けるよ!とかの他に、チラシ配布時に郵便で届く連絡先がないとチラシ配布の受け付けできないイベントも結構多かったりという都合で、何らかの形で郵便物の届く連絡先を公開する必要があります。
(自宅である必要はないんだけど、そういうものを公開できないイベントは怪しまれがちだったりします)
サークル参加費も、郵送小為替のみ、銀行振込み、郵便振替など色々あるわけで。

で、これを決めてからチラシやWebの作成しないと、申し込みが受け付けられなくなってしまいます。

申込先=主催の住所?

基本的には、申込先は主催の住所にしたほうが楽です。小さいイベントならば、サークル申し込みの受付確認などは主催がやるでしょうし、何らかのデータベースを作って管理するのも、分業するほどの数はないでしょう。
(あったとしても、よっぽどの大イベントでない限り、分業するメリットはあんまりない)

とはいえ、必ずしも主催の住所とは限りません。住所を公開したくない人(特に女性が主催の場合)もいるでしょうし、主催とは別に受付事務をやってくれるスタッフさんがいるので、その人の家に送って!ってケースもあるでしょう。

住所を公開したくない人は、私書箱サービスがあります。最近は郵便局以外にも私書箱サービスをやっている企業がいくつかあります。そういうところの住所は普通の住所と何ら変わりありませんが、有料です。郵便局の私書箱サービスは無料なのですが、条件がかなり厳し目だったりします。
郵便局ですと、他にも「局留め」って方法がありますが、正直おすすめしません。毎日郵便局に顔だすよ!って人ならいいのですが、仕事が忙しくて取りにいけないと、勝手に返送されることもしばしあったりします。また、局留めしても、「郵便物が来ましたよー」と連絡が来るわけではありません。ゆえに、知らない間に届いていて、知らない間に返送されたりもします。

時々忘れがちですが、全部オンラインで受け付けるから住所公開しなくていいもん!って方が時々います。確かに一理ありますが、サークル向け郵便物にリターンアドレス載せないんですか…?リターンアドレス無しで発送するほうが怪しまれると思いますので、そこで住所は使う!と覚えておきましょう。

サークル参加費用口座はゆうちょ総合口座がオススメ

1回きりのイベントならば、自分が持っている銀行口座でも構いません。イベントのために口座を開設するのも、手間でしょうし。
ただ、年1回でも定期開催する見込があるのならば、専用の銀行口座を作ってしまったほうが楽です。

銀行口座はどこでもいいといえばどこでもいいのですが、振込手数料がサークル側に発生します。できるだけサークルさんの負担を減らしたいですよね。
というわけで、ゆうちょ銀行の総合口座をおすすめします。ゆうちょ銀行ならば、全国にありますので口座を持っている人が多いのです。また、全国の銀行からも直接振り込み可能なので、口座を複数持たずともお金が管理できちゃいます。

銀行の場合は、地方イベントでその地域の人が多数集まるイベントならば地元の地方銀行に、全国から来るなら都市銀行がいいかと。ただ、専用に新しく口座を開設するなら、便利なところのほうがいいんじゃないかなー。

ちなみに、私の場合はゆうちょ銀行の「振替口座」というものを使っています。送金や振込に特化した口座でして、いろいろと普通の口座とは違ったりします(郵便局やゆうちょ銀行の、予め指定したところの窓口でないとお金を引き出せないとか、利子がつかないとか、通帳がないとか、振り込まれて2~3日後に通知が来るとか)。ゆうちょダイレクト(インターネットサービス)に入っておかないと色々めんどくさいと思うのですが、こういうのもあるよということで。

口座開設で本名が出るよ!

時々忘れる方がおりますが、銀行口座を普通に開設すると、普通に本名の口座が出来上がります。ペンネームで開設は……ものすごく難易度が高いです。
(ゆうちょ銀行の振替口座だと、実は出来なくもない。それ以外の銀行口座ですと「個人事業主」としてサークル名の口座は出来なくはないけど、後ろに本名も入ります)

なので、本名も隠しておきたいんだ!って人は、今の世の中主催をやるのは厳しいかもしれません。

じゃあ名前が出ないでサークル費を貰う方法はないか…と言われますと。

1)定額小為替を送ってもらう
昔からある送金方法。証書を郵便局(ゆうちょ銀行)で買って、それを郵送するやり方。どっちにしろ郵送するときに住所名前が必要な上に、現在小為替発行手数料がめっちゃ高くなり(1枚につき100円、一番高い金種が1000円なので、3000円送るのに手数料300円、4500円送ると手数料が500円という何か)、しかも窓口でしか買えないので社会人にはハードルの高い代物。

2)当日支払ってもらう!
これも一部のイベントで存在する方法。これ、申し込みだけして当日来なかったりすると、お金もらえないんですよね。しかも、遅刻の可能性もあるからそこのスペースに当日サークル受付します!とかってのも出来ない。

3)メールで振り込めるサービスがあるって聞いたけど!
楽天銀行のやつとか、キャッシュポストとか、PayPalとか、いろいろサービスがあるんですが、お互いに同じ銀行の口座を持ってないとダメとか、事業者向けサービスなんで個人じゃ導入無理とか、容易には使いにくい。

4)クレジットカード決済とかは!?
……個人で導入するの、結構ハードル高いよ?(まだsquareみたいに、カードを接触させて支払うタイプならなんとかなるけどさあ)

個人的には、本名も住所も隠したままイベント主催をやるんだ!ってのは難しいかなあと。個人情報を悪用されるかどうかはその人次第としか言いようが無いので、その辺参加者の良心を信じるしかないのが実情です。

住所は本名はネットに載せないこと

とはいえ。
住所や本名の記載は「チラシ」などのオフラインのもののみに掲載しましょう。だれでも見られるWebページには載せておかないのが賢明です。何をどう悪用されるかわからないのが今の世の中だしね。

できれば振込口座なども公開しないほうがいいんですが、それはそれで事務手続きがめんどくさいことになるので、そのへんは臨機応変に。サークルのみに伝えます!って方法もないわけじゃないです(オンライン申込ならば)。

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というわけで、今週はここまで。
来週こそは、オフラインの告知の話に入れる、はず。

では、まったね~!

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